イタリアワイン通信講座第三期生の皆様 Vino Hayashi の西垣と申します。 本日初回分を発送致しました。 お届けにかかる期間は地域によって異なります。 ヤマト運輸のお届け予定日検索ページでお調べ頂けます。 http://date.kuronekoyamato.co.jp/date/Main 下記をお届け致しますので、到着後内容物をご確認くださいませ。 万が一、不足やグラスの破損等がございましたら、事務局までご連絡ください。 1. ワイングラス 4種(内容はテキスト9ページに記載しています) 2. バインダー 1個 3. テキスト 全14枚 4. ワイン 2本(赤ワイン/白ワイン各1本) また、今後はこの宛先から皆様に随時お知らせをさせて頂きます。 お問い合わせ・配送変更依頼、 またご質問・ご意見・ご感想などは 下記のメールアドレスに頂けますようお願い致します。 kouza@ml.vinohayashi.com どうぞ宜しくお願いいたします。
投稿者: wpmaster
第7回お届けワイン グラスとの相性について
こんにちは。いよいよ後半に入りましたね!
第7回のワインについて、スタッフおすすめのグラスにつきましてレポートいたします。
添付しました写真では、一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。 ご参考にされてください!
コントゥッチ|ロッソ・ディ・モンテプルチャーノ 2012
Contucci Rosso di Montepulciano DOC 2012
<大きめのボルドー型>
香り、味わいのトータルバランスが一番よい。サンジョヴェーゼらしい赤ベリー系、特にいちごのような果実の香りが引き立つ。タンニン、酸、果実味のバランスも非常に良い。
<中くらいのバルーン型>
香りの広がり方がとても良い。口当たりは柔らかく、タンニンを滑らかに感じることができる。
<小さめのチューリップ型>
このワインにはグラスが小さすぎて、ワインの良さを充分に表現しきれない。もうひとまわり大きければ良いかもしれない。
<ブルゴーニュ型>
このワインにとってはグラスの口が広すぎるため、香りがぼやけてしまう。また、味わいも追いつかないような印象。
セッテ・チエリ|トスカーナ・ロッソ ”ヤントラ” 2011Toscana Rosso IGT “yantra” 2011
<大きめのボルドー型>
他のグラスに比べ味わい、香りのバランスが良く、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローに適するとされているボルドー型のグラスがやはり一番このワインを引き立たせるという印象。
<小さめのチューリップ型>
香りが若干単調にも取れてしまうが、味わいの凝縮感がしっかりと感じられる。 全体のバランスとして考えるならば、悪くはない。
<中くらいのバルーン型><ブルゴーニュ型>
注ぎたての香りは良いが時間が経つにつれぼやけてしまいがち。 味わいにおいても、ボルドー型やチューリップ型の方が凝縮感や品種の良さが伝わりやすい。
ワインを飲む環境(温度や抜栓何時間後か)などによって適するグラスは変わってきます。また、ワインだけで飲んだ場合と、食事とあわせて飲んだ場合とでも印象が変わってきます。
今回のように、グラスの違いによりワインの違う特性を引き出すこともできるので、例えば酸味を引き出したい、もしくは穏やかに感じたいといった違うケースではそれに見合ったグラスをお選びください。
第12回ワイン(偉大なワイン編)グラスとの相性について
第一期生の皆様
第12回ではピエモンテ州とトスカーナ州の偉大なワインをお届けしました!
最終回ということで、スタッフもいつも以上に熱が入っていた気がします!
4種類のグラスで色々な視点からスタッフが試飲を実践してみました。
画像右手から順にお勧めのグラスとなります。
是非、参考にされてみてくださいね。
Vigin Barbaresco DOCG “Montersino” 2010
ヴィジン|バルバレスコ “モンテルシーノ” 2010 |7,128 円(税込)
<中くらいのバルーン型>
香りに複雑性があり、このワインのポテンシャルが発揮される。時間が経ってもバランスが崩れない。
<ブルゴーニュ型>
4つのグラスの中では1番柔らかい口当たりになる印象。香りの広がりも良い。
<ボルドー型>
タンニンや果実味が力強く感じられるため、厚めのステーキなどしっかりめのお肉に合わせるなら、こちらのグラスが良い。
<小さめのチューリップ型>
グラスが小さ過ぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。
Podere Campriano Chianti Classico DOCG 2010
ポデーレ・カンプリアーノ|キャンティ・クラッシコ2010|5,832 円(税込)
<ボルドー型>
熟したプラム、ミント、スミレなどキャンティ・クラッシコ特有の香りが非常に良く感じられる。さらに、獣臭やなめし皮、キノコ、クローヴといった複雑な香りを感じ取ることが出来る。また、タンニンがしっかりと感じられ、骨格のあるワインとして味わえるため、しっかりとしたお肉料理などに合わす場合にはボルドー型が良い。
<ブルゴーニュ型>
注ぎたての印象は良く、ボルドー型よりも柔らかな口当たりに感じる。非常に複雑で良い香りが非常に華やかに感じ取れるので、香りを楽しんで口当たり柔らく飲みたい場合にはブルゴーニュ型を選ぶと良い。
<中くらいのバルーン型>
果実系の香りが非常に良く感じ取れるが、他の香りが発揮できず少しバランスが崩れる印象。
<小さめのチューリップ型>
グラスが小さ過ぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。
今回のワインについてまとめてみると偉大なワインということで、複雑味を感じられるまさにGreatなしっかりめの赤ワインでしたね。
皆様の感想はいかがでしたでしょうか?
1年を通しイタリアワインに触れて頂きましたが、これらはほんの一部です。引き続きこの先もイタリアワインの深い世界に浸って頂けたら、と思います。
第6回ワイン グラスとの相性について
第6回にお届けしたワインとグラスとの相性をレポート致します。
皆様は、どのグラスが一番良かったでしょうか?
今回はスパークリングワインとデザートワインの組み合わせであったため、どのグラスで飲むべきか、迷われた方もいらっしゃったかもしれません。
写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。
1701 VSQ Cuvee Premiere
1701|キュヴェ プレミエール
<チューリップ型>
スパークリングのキレのある泡を最も感じやすく、ドライでスッキリとした後味が感じ取れる。時間が経つにつれて香りも開いてくる。一番このワインに適したグラス。
<ボルドー型>
注ぎたての香りは良い。泡はチューリップ型より穏やかに感じる印象。
<中くらいのバルーン型><ブルゴーニュ型>
注ぎたての香りは良いが、時間が経つにつれ、香りがぼやけてしまう印象に。泡のキレも感じにくく、このワインの良さを表現しきれない印象。
Alto Mincio IGT Passito Bianco “Le Cime”
アルト・ミンチオ パッシート・ビアンコ ”レ・チーメ” 2011
選ぶポイントは、このデザートワイン特有の濃厚な香りのキンカンや杏、オレンジピールのような香りが心地よく感じられるグラス。
また甘いだけでなく、酸味とのバランス、飲んだ後の余韻も評価のポイントとしました。
<中くらいのバルーン型>
香りの凝縮感が感じられる。また、香りと甘みのバランスもよく感じられる。
<小さめのチューリップ型>
香りの凝縮感は一番まとまりよく感じられる。
<ブルゴーニュ型><大きめのボルドー型>
バランスが崩れがちになる。
通常デザートワインは、小さめのグラスで飲むケースが多いです。
今回大きいグラスが良いと感じたのは、試飲をしたタイミングが食前であったことも影響しています。よって上記はワイン単体でのティスティングの感じ方です。
食事をした後の満腹の時には、より濃い味わいが感じられる小さいグラスのほうが向いていると感じられることもあるかと思います。
このように、状況によっても選ぶグラスは変わってきます。
また、温度が高いと酸がだれて感じ、甘さばかりが重く感じるので、
6~8度ぐらいに冷やしておくのがポイントです。
皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?
既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、ぜひ参考にしてみてください。
第6回お届けワイン 林基就のテイスティング・ノート
イタリアワイン通信講座第二期生のみなさま
先日お届けしたロンバルディア州の2本のワインは試されましたでしょうか。
1701|キュヴェ プレミエール
リッキ|アルト・ミンチオ パッシート・ビアンコ ”レ・チーメ” 2010
林基就によるテイスティング・コメントをアップしましたので、既にお飲みになった方は、ご自身のテイスティング・コメントと比較し学習を深めて頂ければ幸いです。
クリックするとテイスティング・ノートがご覧頂けます(pdf形式 約390KB)
第6回 林基就テイスティング・ノート
まだワインをお飲みになっていない方は、先にご覧にならずにご自身のテイスティング・コメントをつけてみるのをお薦めいたします。
今回の林基就のテイスティング・ノートは、翌月のテキストとしてお送りさせて頂きます。
第11回ワイン(山のワイン編)グラスとの相性について
第11回ではラツィオ州・カンパーニア州のワインをお届けしました。いつもの4種類のワイングラスで比較テイスティングを行いましたので是非参考にされてみてくださいね。
Cantina Moronia Irpinia Campi Taurasini DOC “Donna Carmela” 2010 カンティーナ・モロニア|イルピニア・カンピ・タウラジーニ アリアニコ ”ドンナ・カルメラ” 2010
<中くらいのバルーン型>
アリアニコらしいビターチョコレートやコーヒーといった香ばしい香りに、熟したカシスやジャムなどの香りもバランスよく感じとることが出来る。パワフルな果実味のなかに、緻密なタンニンやはつらつとした酸がしっかりと感じられる。
<ブルゴーニュ型>
中くらいのバルーン型より香りが抜けやすいが、香り、味わい共に注ぎたての印象は良い。
<ボルドー型><チューリップ型>
ややタンニンが強調され、果実味を感じ取りづらい傾向。繊細な香り等このワインの良さを表現しきれない印象がある。
Peter Dipoli Alto Adige DOC “IUGUM” 2007
ピーター・ディポリ|アルト・アディジェ ”イグム” 2007
<ボルドー型>
ボルドーブレンド品種ゆえ、その名のとおりボルドーグラスが香り、味わい共に大変バランスが良く、エレガントさを存分に表現してくれる。スタッフの意見もピタリと一致したグラス。
<中くらいのバルーン型>
ハーブや杉などの清涼感のある香りがやや強調される。滑らかなタンニンが感じられバランスは良い。
<ブルゴーニュ型><チューリップ型>
香り、味わいにおいてバランスが若干崩れがち。ワインの良さを充分に表現しきれない感あり。
今回のワインについてまとめてみると、しっかりめの赤ワインなのでお肉を合わせるのをおすすめします!
アリアニコは香りも複雑さがあり、タンニンも豊富で力強いワインなので、ワインに負けないようなコトレッタ・ボロネーゼ(トンカツに生ハムとチーズをのせて焼いたもの)などチーズとお肉のお料理がスタッフおすすめです。
イグムは9年の熟成を経て柔らかく、シルキーに仕上がったタンニン、最上級の熟成ボルドーワインを髣髴させるような、エレガントな深い味わいを是非ご堪能ください。
第5回お届けワイン 林基就のテイスティング・ノート
イタリアワイン通信講座第二期生のみなさま
先日お届けしたヴェネト州、フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州の2本のワインは試されましたでしょうか。
林基就によるテイスティング・コメントをアップしましたので、既にお飲みになった方は、ご自身のテイスティング・コメントと比較し学習を深めて頂ければ幸いです。
クリックするとテイスティング・ノートがご覧頂けます(pdf形式 約815KB)
第5回 林基就テイスティング・ノート
まだワインをお飲みになっていない方は、先にご覧にならずにご自身のテイスティング・コメントをつけてみるのをお薦めいたします。
今回の林基就のテイスティング・ノートは、翌月のテキストとしてお送りさせて頂きます。
第5回ワイン グラスとの相性について
第5回にお届けしたワインとグラスとの相性をレポート致します。
皆様は、どのグラスが一番良かったでしょうか?
写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。
<大きめのボルドー型><中くらいのバルーン型>
非常にきれいな酸と、エレガントさ、そしてキメが細かいながらしっかりとしたタンニンがあり、バランスの良い強さが感じられる。
<小さめのチューリップ型>
小さすぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。
ボルゴ・サン・ダニエーレ|ヴェネツィア・ジューリア ビアンコ “ヤシック”
<小さめのチューリップ型>
ワインのフレッシュさが際立つ。ミネラル感がより感じられる。
<ブルゴーニュ型><中くらいのバルーン型>
マルヴァジア由来のアロマティックな香りがより感じられる。 どちらも違う良い個性を引き出すことができ、あまりグラスに左右されないオールマイティーな美味しさがあるワインです。飲む際にどのような点を生かして飲みたいかでグラスを選んでみてください。
皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?
既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、ぜひ参考にしてみてください。
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ご利用の際には、ご注意ください。
第10回ワイン(海のワイン編) グラスとの相性について
第10回ではサルディーニャ・シチリア島のワインをお届けしました。
4種類のグラスで色々な視点からスタッフが試飲を実践してみました。
画像右手から順にお勧めのグラスとなります。
参考にされてみてくださいね!
Depperu Vermentino di Gallura DOCG “LURIS”2014
<大きめのボルドー型>
柑橘系のフルーツやハーブといった品種個性のフレッシュな香りが、一番良く感じとることが出来た。味わいもこのワインの特徴といったミネラル、酸味、塩味、苦味らがバランスよく感じられる。
<中くらいのバルーン型>
味わいは苦味、甘みがやや強調される印象があるが、ボリューム感や厚みはわかりやすく表現される。
<小さめのチューリップ型>
香りは柑橘系がよく表現され、味わいとして酸味が強調される。バランスはよいが、このワインに対してはグラスが小さ過ぎて良さをやや表現しきれない印象がある。
<ブルゴーニュ型>
時間が経つにつれ香りがぼやける傾向がある。ボリューム感や厚みといった味わいはわかりやすく表現される。
Brugnano Terre Siciliane IGT “NAISI” 2012
<中くらいのバルーン型>
香り、味わい共にバランスが一番良く感じられる。注ぎたてはブルーベリーやブラックチェリーといった黒ベリー系の香りが強調され、スワリングしていくとスパイス、コーヒーや土のような香りが現れる。味わいはフルーティーな華やかさがあり、タンニンもほどよく感じられる。
<小さめのチューリップ型><ブルゴーニュ型><大きめのボルドー型>
香りや味わいのバランスが若干崩れがち。どれも悪くは無いけれど、中くらいのバルーン型がスタッフ一致でおすすめ!です。
第4回ワイン グラスとの相性について
先月お届けしたエミリア・ロマーニャ州の2本のワイン
(どちらもサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ種100%)はお試しいただけま したでしょうか。
ワインをより引き立たせるためにはどのグラスが一番良かったでしょうか?
写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。
■サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ スーペリオーレ”イ・マンドルリ”2013
<中くらいのバルーン型>
華やかな香りと、穏やかな酸味やタンニンがバラン スよくまとまり楽しめる。グラスのボウルが大きすぎないのがポイント。
<小さめのチューリップ型>
このワインの特徴であるチャーミングさ、華やか な香りを感じやすい。ワインを注いだ直後はやや苦みが強調されたが、時間が 経つにつれどんどん香りと味わいがまとまってくるように感じられた。
■サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ スーペリオーレ”トレ・ロッケ”2014
<大きめのボルドー型>
大樽に由来する熟成感、ボリューム感がよく感じられ た。ボウルが丸い<ブルゴーニュ型>は全体のバランスが広がりすぎてぼやけて しまう印象。
<中くらいのバルーン型>
香り、味わいなどがバランスよくまとまり楽しめる。
皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?
ワインの温度、何を一緒に食べていたか、抜栓してどのくらい時間が経っている か、その日の体調などによっても感じ方は変わってきます。
上記が解答ではありません。あくまでも、参考になさってください。
既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、メーリングリストへのご感想の共有投稿もお待ちしております!
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