お届けワインとグラスの相性(14期|第1回トレンティーノ=アルト・アディジェ州)

受講生のみなさま第1回で発送させていただきました、トレンティーノ=アルト・アディジェ州の2本のワインについてお知らせいたします。

一緒にお送りした4つの形状の違うグラスで1本のワインを実際に飲み比べをしてみて、どのグラスがよりワインの美味しさを引き出せるかを検証するのも、この講座のポイントの一つです。

私たちスタッフも、4つのグラスを用いて、それぞれのワインをより引き立たせるものはどれかを選んでみました。よろしければ参考にしてみてください。

※写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。


Alto Adige DOC Sauvignon
コルタッチ|アルト・アディジェ ソーヴィニヨン

<ボジョレー型>
フレッシュな柑橘系の香りや蜜のような香りが広がる。大きめのボルドー型より香りを感じやすく、香り味わい共にバランスが良い。

<ブルゴーニュ型>

香りにインパクトがありとても良い。

<ボルドー型>
香りがダイレクトに伝わるが、グラスのボール部分が大きいものに比べるとやや印象が弱い。

<リースリング型>
味わいもバランスよくまとまってるが、グラスが小さい分コンパクトにまとまりすぎてしまう。

“Alto Adige DOC Schiava”SONNTALER”
コルタッチ|アルト・アディジェ スキアーヴァ “ソンタレール”

<ボジョレー型>
いちごのような柔らかい香りが立ち、やさしくまとまる印象でエレガントでバランスが良い。

<ボルドー型>
華やかなバラの香りがグラスから立ちのぼってくる。
きれいな酸味に、タンニンが穏やかに感じられる。

<リースリング型>
スミレ、イチゴジャム、バラなど様々な香りがつまっているように感じられる。このワインの特徴であるほろ苦さが良く伝わる印象。

<ブルゴーニュ型>
このワインに対してはグラスが大きすぎるため、香りのバランスが若干崩れやすく、香りが地味に感じられる。
味わいもやや弱く感じられる。

写真と動画で見る(14期|第1回トレンティーノ=アルト・アディジェ州)

イタリアワイン通信講座 第1回で特集するトレンティーノ=アルト・アディジェ州についてお届けしたワインの生産者Kurtatsch(コルタッチ)を、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景をご紹介します。

そして…空からドローンで撮った動画をご覧ください!

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グリ系品種のゲヴュルツトラミネール。

 

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ソーヴィニヨン・ブラン

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このように色着いていますが、白ワインが造られます。

 

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色づき始めたスキアーヴァ種。

 

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コルタッチのスキアーヴァは棚仕立て。樹齢は約40年。

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6千リットルの大樽。

 

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発酵・熟成に使用されるセメントタンク。

 

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コルタッチは村の協同組合が経営するアルト・アディジェでは比較的規模の大きなワイナリーです。

 

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チロル様式のカンティーナの建屋。

 

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山塊の麓に張り付くブドウ畑。

 

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北のオーストリアに向かうアディジェ峡谷を走る高速道路(A22)。

 

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道路看板はドイツ語とイタリア語の並記。

 

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ここはイタリアですが、いかにもドイツ的な建物。

 

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屋外にも設置される大きなステンレスタンク。

 

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降雪残る、1月のアルト・アディジェ。

 

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日当たりの良い傾斜の畑。

 

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2,000m級の山脈に囲まれた平地。

 

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貯蔵庫内にはバリックが並んでいます。

 

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1年間どうぞよろしくお願いいたします。

動画で見てみよう!(14期/第1回トレンティーノ=アルト・アディジェ州)

第1回vol.1テキスト8〜9ページでは、“なぜイタリアワインは多様なのか”ということを解説しておりますが、その大きな要素の一つである“生産者の多様性”を理解する上で、大変分かりやすい動画がありますのでご紹介させていただきます。

12世紀から現在までのヨーロッパ諸国の支配領土の遷移を動画にしたものです。

イタリア半島のみならず、ヨーロッパの歴史が感覚的に理解できます。

フランス、スペインに比べ、イタリア半島のがいかに他民族の影響を受けてきたのかというところがポイントです。ぜひご覧ください。