写真と動画で見るロンバルディア州|第6回お届けワインについて(ペルラ・デル・ガルダ)

イタリアワイン通信講座第四期生のみなさま

事務局の鶴岡でございます。
イタリアワイン通信講座 第6回は、ロンバルディア州の作り手(ペルラ・デル・ガルダ)について、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を動画と写真でご紹介します。

 

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周りには高い山もなく、なだらかな平地が続くエリア。
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畑の真ん中にあるのは水が湧き出てできた小さい湖。今も水が湧き出ており、この辺りにはちょこちょこあるそうです。

 

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ペルラ・デル・ガルダ=ガルダ湖の真珠 という名のワイナリー。

 

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畑は約30ヘクタール。トレッビアーノ・ディ・ルガーナのほか、シャルドネ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニョンといった国際新種や、レボという土着品種を栽培しています。
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樹と樹の間の間隔が広く、日がしっかりと当たる畑。

 

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トレッビアーノ・ディ・ルガーナ

 

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モダンでおしゃれな造りのワイナリー。

 

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コレクションも置かれています。

 

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オーナーのジョヴァンナさん。
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圧搾機。
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自重で下の階にあるステンレスタンクに移すことによって、ブドウジュースへのストレスを軽減させています。
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ピカピカにお手入れされた発酵用のステンレスタンク。

 

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オシャレに整備された貯蔵庫。
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ジョヴァンナさんがデザインしたオリジナルスタイルのボトル。ラベルにはパールのモチーフ。

第11回お届けワイン|グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第三期生のみなさま

第11回は山のワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

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※こちらの掲載写真は旧ラベルになります。

Cantina Moronia Irpinia Campi Taurasini DOC “Donna Carmela” 2010
カンティーナ・モロニア|イルピニア・カンピ・タウラジーニ アリアニコ ”ドンナ・カルメラ” 2010

<中くらいのバルーン型>
アリアニコらしいビターチョコレートやコーヒーといった香ばしい香りに、熟したカシスやジャムなどの香りもバランスよく感じとることが出来る。パワフルな果実味のなかに、緻密なタンニンやはつらつとした酸がしっかりと感じられる。

<ブルゴーニュ型>
中くらいのバルーン型より香りが抜けやすいが、香り、味わい共に注ぎたての印象は良い。

<ボルドー型><チューリップ型>
ややタンニンが強調され、果実味を感じ取りづらい傾向。繊細な香り等このワインの良さを表現しきれない印象がある。

 

GIARDINI ARIMEI Ischia Bianco DOC “PIETRA BROX“2015
ジャルディーニ・アリメイ|イスキア・ビアンコ“ピエトラ・ブロックス”2015

<ボルドー型><中くらいのバルーン型>
日向夏、かりんの柑橘系の香りとフェンネル、セージといったハーブの香りがバランス良く感じられる。ボンタンアメを思わせるほろ苦さでとろりとした舌触り。複雑なアロマと余韻が続く。
どちらのグラスも甲乙付けがたく、ワインの良さを引き立てることができる。

<ブルゴーニュ型>
香りは一番感じとり易かった。まろやかさとふわっとした余韻のエレガントさが際立つ。

<チューリップ型>
柑橘系の香りが感じられる。口に含むと凝縮した味わいとなりボリュームを感じる。しっかりした味わいを引き出したいときにはこのグラスがオススメ。

写真で見るカンパーニア州|第11回お届けワインについて

イタリアワイン通信講座第三期生のみなさま

事務局の鶴岡です。
イタリアワイン通信講座 第11回は、カンパーニア州について、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手をご紹介します。

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カンパーニア州アヴェッリーノは、州都ナポリから車で東に1時間ほど。海のイメージの州ですが、周りを3つの大きな山に囲まれた内陸部になります。
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土着品種フィアーノを手にとり説明をするジャンフランコ氏。

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セミビオロジックのアリアニコの畑。年に1回、牛の肥料を土を掘り起こして入れているそうです。

 

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非常に整備されたカンティーナは古代博物館さながら。
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ワインがリラックスして熟成できるようにと、カンティーナ内ではクラッシック音楽が流れています!!
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カンパーニア州は南イタリアですが、比較的丘の上に畑があるため、白ブドウは9月下旬~10月にかけて収穫します。写真は8月下旬の頃ですが、まだ硬く青々しい状況です。 フィアーノ種は粒と粒の間隔がしっかりとあるブドウで、カビが付きにくいという利点があります。
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カンパーニア州を代表する黒ブドウ、アリアニコ種。

 

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アリアニコの畑は僅か1ヘクタールほど。標高は350m。

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写真で見るフリウリ=ヴェネツィア州|第5回お届けワインについて

 

イタリアワイン通信講座第四期生のみなさま

事務局の鶴岡です。
イタリアワイン通信講座 第5回は、
フリウリ=ヴェネツィア州のワインについて、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手をご紹介します。

 

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フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州の町コルモンス。非常にきれいに整っていて、日本でも見られそうな風景。

 

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18.5ヘクタールの畑は平地。畝と畝の間が広く、日光がしっかりと差し込みます。

 

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畑には除草剤は使いません。

 

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リースリングは小ぶりのブドウ。葉も比較的小さめです。

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ピノ・グリージョ。まるで黒ブドウのように色づいたグリ(灰色)系品種。

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ピカピカのステンレスタンク。

 

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熟成用の大樽と圧搾機。

 

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まだ濁りがみられます。

 

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ボルゴ・サン・ダニエーレのオーナー、マウロ氏にインタビュー。

 

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お届けするワイン“ヤシック”はステンレス熟成。他の上級キュヴェは樽熟成。

 

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素敵なテラスにて。名産のチーズと生ハムと一緒にアペリティーヴォ。

 

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写真で見るヴェネト州|第5回お届けワインについて

 

イタリアワイン通信講座第四期生のみなさま

事務局の鶴岡です。
イタリアワイン通信講座 第5回は、ヴェネト州について、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手をご紹介します。

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ヴァルポリチェッラ・クラッシコ生産の中心地フマーネに位置するセコンド・マルコ。

 

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辺りには高い山はありません。

 

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マルコ氏にインタビュー。ヴァルポリチェッラの名門ワイナリー“スペーリ”の5代目ですが、独立して自分のワイナリーを作りました。

 

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畑は平地。山と山との間からくる風とガルダ湖からの風が平地の畑にメリットを与えます。日照量もしっかりとあります。

 

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畑は棚仕立て。背丈よりも高さがあります。

 

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ヴァルポリチェッラの主要品種コルヴィノーネ。ブドウの上部に1つか2つ岐肩を持ち、比較的大きめになります。

 

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発酵用のセメントタンク。

 

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お父さんに倣い、伝統的な大樽を用いて熟成します。

 

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大き目のグラスがオススメです。

 

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バレリーナが舞うようにエレガントで美しいヴァルポリチェッラ。飲み過ぎ、舞い過ぎると目がまわってしまいますので注意です。

 

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セコンド・マルコのオフィス。モダンなつくりです。

 

第5回お届けワイン グラスとの相性について

受講生のみなさま

第5回は、ヴェネト州、フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州の2本のワインになります。
ワインをより引き立たせるためにはどのグラスが一番良いか、比較しましたので参考にしてみてください。写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。

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セコンド・マルコ|ヴァルポリチェッラ クラッシコ

<大きめのボルドー型><中くらいのバルーン型><ブルゴーニュ型>
非常にきれいな酸と、エレガントさ、そしてキメが細かいながらしっかりとしたタンニンがあり、バランスの良い強さが感じられる。

<小さめのチューリップ型>
小さすぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。

 

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Borgo san Daniele|Venezia Giulia Bianco IGT “Jiasik” 2015
ボルゴ・サン・ダニエーレ|ヴェネツィア・ジューリア ビアンコ ”ヤシック” 2015

<小さめのチューリップ型>
ワインのフレッシュさが際立つ。ミネラル感がより感じられる。

<ブルゴーニュ型><中くらいのバルーン型><大きめのボルドー型>
マルヴァジア由来のアロマティックな香りがより感じられる。 どちらも違う良い個性を引き出すことができ、あまりグラスに左右されないオールマイティーな美味しさがあるワインです。飲む際にどのような点を生かして飲みたいかでグラスを選んでみてください。

 

皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?

既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、ぜひ参考にしてみてください。

 

第10回ワイン(海のワイン編) グラスとの相性について

第10回ではサルデーニャ・シチリア島のワインをお届けしました。

4種類の各グラスでどのような良さが引き出せるか。スタッフレポートです。画像右手から順にお勧めのグラスとなりますので、既に飲まれた方もご自身の感想と照らし合わせてみてください。
LURISデッペール|ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ“ルーリス”2015

<大きめのボルドー型>
シトラス、パイナップルの果実の香りとハーブや白い花といった清涼感のある香り。、味わいにもこのワインの特徴といったミネラル、酸味、塩味、苦味らがバランスよく感じられる。

<中くらいのバルーン型>
心地よい香りがバランスよく感じ取れる。味わいは苦味、甘みがやや強調される印象があり優しい味わいに感じる。

<小さめのチューリップ型>
夏みかんのような 柑橘系の香りがしっかりと感じられ、味わいは酸味が強調される。バランスはよいが、このワインに対してはグラスが小さ過ぎて良さを発揮しきれない。

<ブルゴーニュ型>
ボリューム感や厚みはあって良いが、グラスが大きすぎて時間が経つにつれ香りがぼやけていく。

c00ec9434a8e04fe38e65faf44c22437ブルニャーノ|テッレ・シチリアーネ“ナイジ”2012

<中くらいのバルーン型>
香り、味わい共にバランスが一番良く感じられる。注ぎたてはブルーベリーやブラックチェリーといった黒ベリー系の香りが強調され、スワリングしていくとスパイス、コーヒーや土のような香りが現れる。味わいはフルーティーな華やかさがあり、タンニンもほどよく感じられる。

<ブルゴーニュ型><小さめのチューリップ型><大きめのボルドー型>
香りや味わいのバランスが若干崩れがち。どれも悪くは無いけれど、中くらいのバルーン型がスタッフ一致でおすすめ!です。

ワインの温度、何を一緒に食べていたか、抜栓してどのくらい時間が経っている か、その日の体調などによっても感じ方は変わってきます。
上記が解答ではありません。あくまでも、参考になさってください。
既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、メーリングリストへのご感想の共有投稿もお待ちしております!

【質問・お問合せ】
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kouza@ml.vinohayashi.com

写真で見るシチリア州|第10回お届けワインについて

イタリアワイン通信講座第三期生のみなさま
事務局の瀬戸です。

イタリアワイン通信講座 第10回は、1/26(木)に発送いたしました。
お届けするシチリア州のワインについて、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、食事、造り手をご紹介します。

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地中海で一番大きな島 シチリア島
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山肌に張り付くブドウ畑
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標高の最も高いところは750m
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ブドウの花穂(かすい)
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風の大地と言われるだけに、心地よい海風が吹き抜ける
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この地下にテイスティングルーム、熟成庫があります
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お洒落なテイスティングルーム

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アラブからの影響もうけたシチリアではクスクスもよく食します
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シチリアの郷土料理 カポナータ
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Peperoni ripieni alla sicilianaと呼ばれるこちらもシチリアの家庭料理
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シチリア名産のピスタチオがたっぷり入ったジェラート
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アランチーニと呼ばれるライスコロッケも欠かせません!

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シチリアといったらやはり青い海
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夏の夜は広場でおしゃべり。南国の夜は長い。

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写真で見るサルデーニャ州|第10回お届けワインについて

イタリアワイン通信講座第三期生のみなさま
事務局の瀬戸です。

イタリアワイン通信講座 第10回は、1/26(木)に発送いたしました。

お届けするサルデーニャ州のワインについて、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、食事、造り手のご紹介をします。

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花崗岩の岩山が特徴的なサルデーニャ島。人の数よりも羊(ペコラ)の数のほうが多いと言われています。
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コルクの産地でもあるサルデーニャ島
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徹底的に清潔に保たれるコルク
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樹齢4000年とも言われるオリーブの木
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エビやムール貝の魚介にセロリ、桃、メロン、オレンジなどがはいった冷菜
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島の名産品 カラスミとペコリーノチーズ
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マテ貝とアサリのガーリック炒め
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手長エビのお刺身
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特産ペコリーノ(羊の)チーズ
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熟成タイプのペコリーノチーズ

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オーナーのアンドレア氏
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サルデーニャ島のネッビオーロ
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ヴェルメンティーノのブドウ
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標高約350mのヴェルメンティーノの畑

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第4回お届けワイン グラスとの相性について

受講生のみなさま

第4回は、エミリア=ロマーニャ州の2本のワイン
(どちらもサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ種100%)になります。
ワインをより引き立たせるためにはどのグラスが一番良いか、比較しましたので参考にしてみてください。写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。P1010973-1024x576
サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ スーペリオーレ”イ・マンドルリ”2015 3,456円(税込)

※リンク先の商品は2014年ヴィンテージとなります

<大きめのボルドー型>
すもものような赤系果実の香りを感じやすく、酸味、タンニンのバランスも良い。
香り・味わいともにボルドー型が一番バランスが良い。

<中くらいのバルーン型>
香りの広がりを楽しめるが、味わいにおいてサンジョヴェーゼの個性が出にくくなる。

<小さめのチューリップ型><ブルゴーニュ型>
チューリップ型はピーマンのような青い香りやアルコールの強さが際立ち、ブルゴーニュ型は香り、味わい共にぼやけがちな印象。

 

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サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ スーペリオーレ”トレ・ロッケ”2015 4,104円(税込)

向かって右から、
<大きめのボルドー型>
甘草、木いちご、赤系果実の香りに加え、シナモンやピンクペッパーといったスパイス系の香りや、木樽熟成由来のコーヒーやバニラといった香ばしい香りも感じ取れる。タンニンはきめ細かく繊細だが存在感が非常にあり、ワインのポテンシャルを感じられる。
スタッフの意見もほとんど一致したのがボルドーグラス。

<小さめのチューリップ型>
甘い香りが際立ち、ボルドー型より酸味やタンニンを感じ取れる。凝縮感がしっかりとした印象。

<中くらいのバルーン型>
メンソールの香りが印象強いが、バランスが崩れがちに。

<ブルゴーニュ型>
香り、味わいともに広がりすぎてぼやけてしまう印象に。

皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?
ちなみに今回、イ・マンドルリにおいては2014年と飲み比べをしてみたのですが、同じワインでありながら、色からして2015年と全く違う印象でした。このようなヴィンテージ違いで飲み比べ(垂直飲み)を体験してみるのも面白い経験です!スタッフも驚きの飲み比べが出来ました。

イ・マンドルリ2014年はこちら
http://store.vinohayashi.jp/products/detail271.html

ワインの温度、何を一緒に食べていたか、抜栓してどのくらい時間が経っている か、その日の体調などによっても感じ方は変わってきます。
上記が解答ではありません。あくまでも、参考になさってください。
既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、メーリングリストへのご感想の共有投稿もお待ちしております!

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