第6回ワイン グラスとの相性について

第6回にお届けしたワインとグラスとの相性をレポート致します。皆様は、どのグラスが一番良かったでしょうか?

今回はスパークリングワインとデザートワインの組み合わせであったため、どのグラスで飲むべきか、迷われた方もいらっしゃったかもしれません。

写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。

プレミエール_グラステイスティング1299-9001701 VSQ Cuvee Premiere
1701|キュヴェ プレミエール

<チューリップ型>
スパークリングのキレのある泡を最も感じやすく、ドライでスッキリとした後味が感じ取れる。時間が経つにつれて香りも開いてくる。一番このワインに適したグラス。

<ボルドー型>
注ぎたての香りは良い。泡はチューリップ型より穏やかに感じる印象。

<中くらいのバルーン型><ブルゴーニュ型>
注ぎたての香りは良いが、時間が経つにつれ、香りがぼやけてしまう印象に。泡のキレも感じにくく、このワインの良さを表現しきれない印象。

lecime-1Alto Mincio IGT Passito Bianco “Le Cime”
アルト・ミンチオ パッシート・ビアンコ ”レ・チーメ”  2011

選ぶポイントは、このデザートワイン特有の濃厚な香りのキンカンや杏、オレンジピールのような香りが心地よく感じられるグラス。また甘いだけでなく、酸味とのバランス、飲んだ後の余韻も評価のポイントとしました。

<中くらいのバルーン型>
香りの凝縮感が感じられる。また、香りと甘みのバランスもよく感じられる。

<小さめのチューリップ型>
香りの凝縮感は一番まとまりよく感じられる。

<ブルゴーニュ型><大きめのボルドー型>
バランスが崩れがちになる。通常デザートワインは、小さめのグラスで飲むケースが多いです。

今回大きいグラスが良いと感じたのは、試飲をしたタイミングが食前であったことも影響しています。よって上記はワイン単体でのティスティングの感じ方です。

食事をした後の満腹の時には、より濃い味わいが感じられる小さいグラスのほうが向いていると感じられることもあるかと思います。

このように、状況によっても選ぶグラスは変わってきます。

また、温度が高いと酸がだれて感じ、甘さばかりが重く感じるので、6~8度ぐらいに冷やしておくのがポイントです。

皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?

既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、ぜひ参考にしてみてください。

 

第5回ワイン グラスとの相性について

第5回にお届けしたワインとグラスとの相性をレポート致します。

皆様は、どのグラスが一番良かったでしょうか?
写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。

SECONDO MARCO|Valpolicella Classico 2014
セコンド・マルコ|ヴァルポリチェッラ クラッシコ

<大きめのボルドー型><中くらいのバルーン型>
非常にきれいな酸と、エレガントさ、そしてキメが細かいながらしっかりとしたタンニンがあり、バランスの良い強さが感じられる。

<小さめのチューリップ型>
小さすぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。

jiasikBorgo san Daniele|Venezia Giulia Bianco IGT “Jiasik” 2015
ボルゴ・サン・ダニエーレ|ヴェネツィア・ジューリア ビアンコ ”ヤシック” 2015

<小さめのチューリップ型>
ワインのフレッシュさが際立つ。ミネラル感がより感じられる。

<ブルゴーニュ型><中くらいのバルーン型>
マルヴァジア由来のアロマティックな香りがより感じられる。 どちらも違う良い個性を引き出すことができ、あまりグラスに左右されないオールマイティーな美味しさがあるワインです。飲む際にどのような点を生かして飲みたいかでグラスを選んでみてください。

皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?

既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、ぜひ参考にしてみてください。

第11回ワイン(山のワイン編)グラスとの相性について

受講生のみなさま

第11回は山のワインを2本お送り致しました。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

Cantina Moronia Irpinia Campi Taurasini DOC "Donna Carmela" 2010

Cantina Moronia Irpinia Campi Taurasini DOC “Donna Carmela” 2010
カンティーナ・モロニア|イルピニア・カンピ・タウラジーニ アリアニコ ”ドンナ・カルメラ” 2010

<中くらいのバルーン型>
アリアニコらしいビターチョコレートやコーヒーといった香ばしい香りに、熟したカシスやジャムなどの香りもバランスよく感じとることが出来る。パワフルな果実味のなかに、緻密なタンニンやはつらつとした酸がしっかりと感じられる。

<ブルゴーニュ型>
中くらいのバルーン型より香りが抜けやすいが、香り、味わい共に注ぎたての印象は良い。

<ボルドー型><チューリップ型>
ややタンニンが強調され、果実味を感じ取りづらい傾向。繊細な香り等このワインの良さを表現しきれない印象がある。

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D&D Valle d’Aosta DOC Gamay 2014
ディー・アンド・ディー ヴァッレ・ダオスタ ガメイ 2014

<小さめのチューリップ型>
4つのグラス中では、一番酸味、果実味がはっきりとしていて、味わいがコンパクトでわかりやすく感じられる。チャーミングな印象が強くなる。

<大きめのボルドー型>
香り、味わいのバランスが一番良い。山ブドウ、スミレ、キャンディーなどに、香ばしい香りも感じとることが出来る。また、滑らかな味わいがバランス良く感じられ、余韻の苦味が生かされる。

<ブルゴーニュ型><中くらいのバルーン型>
全体的にバランスがまとまっていない印象で、時間の経過と共に香りと味わいにばらつきが見られる。グラスの口がつぼまっているのは香りの印象があまり良くない。

第4回お届けワイン グラスとの相性について

受講生のみなさま

第4回は、エミリア・ロマーニャ州の2本のワイン
(どちらもサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ種100%)になります。
ワインをより引き立たせるためにはどのグラスが一番良いか、比較しましたので参考にしてみてください。写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。

P1010973サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ スーペリオーレ”イ・マンドルリ”2015 3,456円(税込)

※リンク先の商品は2014年ヴィンテージとなります

<大きめのボルドー型>
すもものような赤系果実の香りを感じやすく、酸味、タンニンのバランスも良い。
香り・味わいともにボルドー型が一番バランスが良い。

<中くらいのバルーン型>
香りの広がりを楽しめるが、味わいにおいてサンジョヴェーゼの個性が出にくくなる。

<小さめのチューリップ型><ブルゴーニュ型>
チューリップ型はピーマンのような青い香りやアルコールの強さが際立ち、ブルゴーニュ型は香り、味わい共にぼやけがちな印象。

 

P1010974サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ スーペリオーレ”トレ・ロッケ”2015 4,104円(税込)

<大きめのボルドー型>
甘草、木いちご、赤系果実の香りに加え、シナモンやピンクペッパーといったスパイス系の香りや、木樽熟成由来のコーヒーやバニラといった香ばしい香りも感じ取れる。タンニンはきめ細かく繊細だが存在感が非常にあり、ワインのポテンシャルを感じられる。
スタッフの意見もほとんど一致したのがボルドーグラス。

<小さめのチューリップ型>
甘い香りが際立ち、ボルドー型より酸味やタンニンを感じ取れる。凝縮感がしっかりとした印象。

<中くらいのバルーン型>
メンソールの香りが印象強いが、バランスが崩れがちに。

<ブルゴーニュ型>
香り、味わいともに広がりすぎてぼやけてしまう印象に。

皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?
ちなみに今回、イ・マンドルリにおいては2014年と飲み比べをしてみたのですが、同じワインでありながら、色からして2015年と全く違う印象でした。このようなヴィンテージ違いで飲み比べ(垂直飲み)を体験してみるのも面白い経験です!スタッフも驚きの飲み比べが出来ました。

イ・マンドルリ2014年はこちら
http://store.vinohayashi.jp/products/detail271.html

ワインの温度、何を一緒に食べていたか、抜栓してどのくらい時間が経っている か、その日の体調などによっても感じ方は変わってきます。
上記が解答ではありません。あくまでも、参考になさってください。
既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、メーリングリストへのご感想の共有投稿もお待ちしております!

【質問・お問合せ】
講座の内容について、共有したいご質問・ご意見・ご感想などはこちら
kouza@ml.vinohayashi.com

第10回ワイン(海のワイン編) グラスとの相性について

第10回ではサルディーニャ・シチリア島のワインをお届けしました。

4種類の各グラスでどのような良さが引き出せるか。スタッフレポートです。画像右手から順にお勧めのグラスとなりますので、既に飲まれた方もご自身の感想と照らし合わせてみてください。

Depperu Vermentino di Gallura DOCG "LURIS"2014Depperu Vermentino di Gallura DOCG “LURIS”2014

<大きめのボルドー型>
柑橘系のフルーツやハーブといった品種個性のフレッシュな香りが、一番良く感じとることが出来た。味わいもこのワインの特徴といったミネラル、酸味、塩味、苦味らがバランスよく感じられる。

<中くらいのバルーン型>
味わいは苦味、甘みがやや強調される印象があるが、ボリューム感や厚みはわかりやすく表現される。

<小さめのチューリップ型>
香りは柑橘系がよく表現され、味わいとして酸味が強調される。バランスはよいが、このワインに対してはグラスが小さ過ぎて良さをやや表現しきれない印象がある。

<ブルゴーニュ型>
時間が経つにつれ香りがぼやける傾向がある。ボリューム感や厚みといった味わいはわかりやすく表現される。

Brugnano Terre Siciliane IGT "NAISI" 2012Brugnano Terre Siciliane IGT “NAISI” 2012

<中くらいのバルーン型>
香り、味わい共にバランスが一番良く感じられる。注ぎたてはブルーベリーやブラックチェリーといった黒ベリー系の香りが強調され、スワリングしていくとスパイス、コーヒーや土のような香りが現れる。味わいはフルーティーな華やかさがあり、タンニンもほどよく感じられる。

<小さめのチューリップ型><ブルゴーニュ型><大きめのボルドー型>
香りや味わいのバランスが若干崩れがち。どれも悪くは無いけれど、中くらいのバルーン型がスタッフ一致でおすすめ!です。

写真で見るエミリア=ロマーニャ州|第4回お届けワインの予告

イタリアワイン通信講座第三期生のみなさま
事務局の林功二です。

イタリアワイン通信講座 第4回は、本日7/28(木)に発送いたします。

お届けするエミリア=ロマーニャ州のワインについて、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手であるニコルッチをご紹介します。

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ムッソリーニの故郷として有名なプレダッピオという街があります。
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プレダッピオの隣の丘の上にある小さな村が、プレダッピオ・アルタ。
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ロマーニャ地方のワイン生産において、歴史的に重要なその村を代表するワイナリーが、ニコルッチです。
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ブドウ畑は標高350~400mの丘の上に位置します。ロマーニャ地方でも特に標高の高い急斜面での栽培。
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また、伝統的な大樽を用いた熟成により、長期熟成に耐え得るパワフルで繊細な赤ワインを造り出す造り手です。
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たわわに実る「サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ」。
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ワイナリー内にずらっと並ぶ古酒。
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セメントタンク熟成の「イ・マンドルリ」は野菜の酢漬けや生ハムと一緒に。
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アレッサンドロ・ニコルッチ氏にインタビュー。
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トップキュヴェ「プレダッピオ・ディ・ピレダッピオ」はガンベロ・ロッソ誌最高評価3グラス獲得の常連アイテム!

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第3回お届けワイン グラスとの相性について

受講生のみなさま
第3回はリグーリア州のワインを2本お送り致しました。
各グラスでどのような良さが引き出せるか。スタッフレポートを参考に、実践されてみてください。一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。

ご参考にリグーリア州のワインをご紹介致します。
http://store.vinohayashi.jp/products/list17.html

グラス比較_3期生_vol3_ピガートビオ・ヴィオ|リヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテ ピガート ”マレネ” 2015

<中くらいのバルーン型>
香りと味わいのバランスが一番良い印象。サフラン、白胡椒、山椒など、東洋系スパイスの香り、またキンモクセイやディルのようなハーブの香りを華やかに感じ取ることが出来る。口に含むと果実味の凝縮感やミネラル感、心地よい苦味がバランスよく感じられる。

<ブルゴーニュ型><大きめのボルドー型><小さめのチューリップ型>
どのグラスも甲乙付け難く、それぞれの長所があるので、飲むシチュエーションによってグラスを選ぶと良い。

ブルゴーニュ型は上記のような香りがダイナミックに広がるが、このワインには少しボウルが大き過ぎるため、味わいが少しぼやける。

ボルドー型はハーブの香りが印象強く感じられ、品種特有の心地よい苦みを余韻に感じ取ることができる。

小さめのチューリップ型については凝縮した果実の香りが強まりハチミツのような香りも感じ取ることが出来る。

グラス比較_3期生_vol3_ロッセーゼビオ・ヴィオ|リヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテ ロッセーゼ ”ウ・バスティオ”2015

<中くらいのバルーン型>
チェリーやカシス、ザクロといった果実のフルーティーで華やかな香りが引き立ち、味わいにもまとまりがある。

<ブルゴーニュ型>
果実の香りはよく感じ取ることができる。中くらいのバルーン型よりタンニン、酸味は柔らかく感じ取れる。

<小さめのチューリップ型>
味わいの凝縮感、特にタンニンが1番印象的に感じ取れる。

<大きめのボルドー型>
せっかくの香りが広がりにくい。時間が経つにつれ、ぼやけがちになる。

今回のワインはどちらも酸が綺麗な軽快なタイプですので、サラダやお肉を使った冷菜などと合うかと思います。お料理との相性もお楽しみください!

第9回ワイン グラスとの相性について

第9回はアブルッツォ州のワインを2本お送り致しました。

各グラスでどのような良さが引き出せるか。スタッフレポートを参考に、実践されてみてください

ペコリーノ14_グラス相性Abruzzo DOC Pecorino Superiore 2014
アブルッツォ ペコリーノ・スーペリオーレ 2014

<大きめのボルドー型>
塩味、ミネラル、セージといった香りが華やかに広がる。味わいにおいても、品種の特徴であるグレープフルーツの皮の白い部分にあるような苦味や、酸味、果実味をバランスよく感じることができる。

<小さめのチューリップ型>
ぺコリーノの品種の個性を引き立たせるが、このワインがスーペリオーレであるため、アルコール度の高さも強調されすぎてしまう。

<ブルゴーニュ型・中くらいのバルーン型>
グラスに注いだ時にはグレープフルーツの華やかな香りを感じることができるが、時間が経つにつれボールが大きいためぼやけていきやすい。

チェラスオーロCerasuolo d’Abruzzo DOC Superiore 2014
チェラスオーロ・ダブルッツォ・スーペリオーレ2014

<大きめのボルドー型>
チャーミングな香りやフレッシュな味わいと、品種個性のバランスが取れていて入れたての第一印象が4つのうちで1番良い。冷やしてスッキリの飲むには、こちらのグラスがオススメ。
このワインの特徴であるチャーミングな香りやフレッシュな味わいが引き立ち、注ぎたての第一印象が4つのうちで1番良い。ワインだけで楽しむ場合などはこちらのグラスがオススメ。

<中くらいのバルーン型>
淡いルビー色がきれいに発色し、最初は果実の香りが広がるが、ややエタノールのような香りも出てしまう。酸味がはボルドー型よりも穏やかに感じられる。

<小さめのチューリップ型>
品種の個性であるミントの香りといった清涼感を一番感じるグラス。時間が経つにつれてバランスの良い香りへと変化。時間が経っても香りは飛びづらく、時間をかけて飲んでも良し。
ミントの香りなどの清涼感が一番感じられるグラス。注ぎたては若干開くまでに時間がかかるが、時間が経っても香りのバランスは崩れず、食事をしながらゆっくり飲む場合などに最適。

<ブルゴーニュ型>
入れ注ぎたての印象は悪くないが、時間が経つにつれて香りの複雑性が感じられにくくなりが飛んでしまい、ややぼやけてしまう印象に。お料理によっては、アッビナメントするときにワインが負けてしまう可能性も。

<まとめ>
今回のワインについてまとめると、どれもマイナスになることはあまりないように思えましたが、より酸味を際立たせスッキリとしたロゼをお好みの方はボルドー型やチューリップ型がオススメ。酸味が穏やかな方がお好きな方はブルゴーニュタイプがオススメです。好みや飲むシチュエーションにより、グラスを選んで楽しむことができるワインと言えます。

パーティーで全種類のグラスを使いながら出して皆さんでワイワイ試してみるのも、新しい発見があって楽しいかもしれません!是非トライしてみてください!

 

 

写真で見るリグーリア州|第3回お届けワインの予告

イタリアワイン通信講座第三期生のみなさま

事務局の林功二です。

イタリアワイン通信講座 第3回は、来週6/29(水)に発送いたします。

お届けするリグーリア州のワインについて、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景をご紹介します。

リグーリア州は食材の宝庫で、素材を生かしたイタリア料理のイメージにぴったり当てはまります。
実際に隣国フランスのカンヌ、ニースやモナコの高級レストランのシェフが、リグーリアまで食材の調達に足を運ぶほど。

実は、私がイタリア出張で一番楽しみにしているのが、第3回でお届けしたワイナリーBioVio(ビオ・ヴィオ)での食事です。

マンマが作る料理はどれも美味しくて優しい。
ついつい食べ過ぎますが、翌日もたれることはありません。
外食続きのイタリア出張では本当に癒されます。
(一緒に食卓を囲む美人3姉妹にはさらに一層癒されてます。笑)

ビオ・ヴィオの写真(私の大好きなバジルを練りこんだ生パスタ”ファルファッレ”も)をアップしましたので、ぜひご覧ください。

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ヴェルメンティーノは、主にサルデーニャ島、トスカーナ州(地中海側)、リグーリア州で作られる白ブドウ。 14世紀にスペインからコルシカ島に持ち込まれ、14~18世紀にリグーリア州へ、その後サルデーニャ島に渡ったとされています。セージやタイム、ローズマリーといったハーブのアロマが特徴的でトロピカルフルーツ、パイナップルの香りも感じられます。
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ピガートは、リグーリア州原産の白ブドウです。ヴェルメンティーノはコンパクトな房で果実が小さく、熟した後でも果皮が緑かかっているのに対し、ピガートは房が大きくて果実の間隔が空いており、熟した後はとてもキレイな黄色になります。
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リグーリアの州都ジェノバから海岸沿いに南西へ向かうとアルベンガという小さな街があります。
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ビオヴィオのファミリーはこのアルベンガで古くから農業を営んできました。
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1999年までは作ったブドウを売却していましたが、2000年にワイナリーを設立。
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質の高いピガート、ヴェルメンティ-ノやロセーゼといったこの土地土着のブドウからワインを造っています。
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気候条件など自然環境に恵まれたアルベンガでは、伝統的にオーガニック(有機的)な農業が営まれてきました。
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ビオヴィオは1989年にビオロジコの認証を取得していますが、取得にあたって特に何も変える必要はなかったとのこと。自然なものだけを使ってブドウ作りを行ってきた生産者です。
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2.5キロメートル先に海が広がり、逆側はアルプス山脈の麓という絶好のロケーションにある畑から作られるワインは、誰もが驚く程キレイなビオワインです。
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実は、私がイタリア出張で一番楽しみにしているのが、ビオ・ヴィオさんのお宅での食事です。 マンマが作る料理はどれも美味しくて優しい。
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ついつい食べ過ぎますが、翌日もたれることはありません。 外食続きのイタリア出張では本当に癒されます。 (一緒に食卓を囲む美人3姉妹にはさらに一層癒されてます。笑)
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奥さんの手作り、バジルを練りこんだ生パスタ”ファルファッレ”は絶品です!

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写真で見るヴァッレ・ダオスタ州|第3回お届けワインの予告

アオスタという小さい土地の中で、量より質を重視した勢いのあるワイナリーです。
アルプスに囲まれた渓谷が生み出す特異な文化ヴァッレ・ダオスタ州は、ピエモンテ州の北に位置するイタリア最北西の州。北はスイス、南西はフランスと国境を接し、モンテ・チェルヴィーノ(マッターホルン)、モンテ・ローザ、モンテ・ビアンコ(モンブラン)という名峰に囲まれる山岳地帯。冬はスキーをはじめとするウィンタースポーツが人気で、夏はアルピニストの町と化します。
高い山々に囲まれたアオスタの盆地は、ヴァッレ・ダオスタ州の中で最も広い平地です。
高い山々に囲まれたアオスタの盆地は、ヴァッレ・ダオスタ州の中で最も広い平地です。
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黒ブドウはピノ・ネロ、ガメイ、プティ・ルージュ、フミン、シラー。白ブドウはプ ティ・アルヴィーヌ、モスカート、ミュラー・トゥルガウなどの栽培が主流です。

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現在は、伝統、革新をそれぞれ取り入れて、全部で8種類のブドウ品種を作っています。
ヴァッレ・ダオスタ州ではポピュラーな白ブドウ品種であるプティ・アルヴィーヌ

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もともと2~3種類のブドウ品種を作ってきましたが、新たに土着品種や国際品種も栽培し始めました。
イタリアで最も小さな州ながら、日当たりの良い、温暖な気候に恵まれ、ブドウなどの果樹の栽培に適しています。

D&Dはヴァッレ・ダオスタ州の州都であるアオスタから程近いコサン地方にあるワイナリーです。

IMGP3621 IMGP3647 IMGP3649 ヴァッレ・ダオスタ州は紀元前25世紀頃にはローマ人に征服された歴史を持ち、今日でもローマ遺跡が良い保存状態で残っています。