第11回お届けワイン|グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第三期生のみなさま

第11回は山のワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

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※こちらの掲載写真は旧ラベルになります。

Cantina Moronia Irpinia Campi Taurasini DOC “Donna Carmela” 2010
カンティーナ・モロニア|イルピニア・カンピ・タウラジーニ アリアニコ ”ドンナ・カルメラ” 2010

<中くらいのバルーン型>
アリアニコらしいビターチョコレートやコーヒーといった香ばしい香りに、熟したカシスやジャムなどの香りもバランスよく感じとることが出来る。パワフルな果実味のなかに、緻密なタンニンやはつらつとした酸がしっかりと感じられる。

<ブルゴーニュ型>
中くらいのバルーン型より香りが抜けやすいが、香り、味わい共に注ぎたての印象は良い。

<ボルドー型><チューリップ型>
ややタンニンが強調され、果実味を感じ取りづらい傾向。繊細な香り等このワインの良さを表現しきれない印象がある。

 

GIARDINI ARIMEI Ischia Bianco DOC “PIETRA BROX“2015
ジャルディーニ・アリメイ|イスキア・ビアンコ“ピエトラ・ブロックス”2015

<ボルドー型><中くらいのバルーン型>
日向夏、かりんの柑橘系の香りとフェンネル、セージといったハーブの香りがバランス良く感じられる。ボンタンアメを思わせるほろ苦さでとろりとした舌触り。複雑なアロマと余韻が続く。
どちらのグラスも甲乙付けがたく、ワインの良さを引き立てることができる。

<ブルゴーニュ型>
香りは一番感じとり易かった。まろやかさとふわっとした余韻のエレガントさが際立つ。

<チューリップ型>
柑橘系の香りが感じられる。口に含むと凝縮した味わいとなりボリュームを感じる。しっかりした味わいを引き出したいときにはこのグラスがオススメ。