写真と動画で見るトスカーナ州|ピエトロ・ベコンチーニ第7回お届けワイン

 

お届けするトスカーナ州のワインについて、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手であるピエトロ・ベコンチーニをご紹介します。

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フィレンツェとピサの間に位置するサンミニアート

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アグリツーリズモも併設されているカンティーナ

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このエリアはワインだけでなく白トリュフの産地としても有名
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サンジョヴェーゼ
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いろいろな種のブドウが混植されている畑
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畑の地中から出てきた貝殻
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トスカーナらしい糸杉が並ぶ光景
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3代目当主レオナルド氏
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ペッパー入りのサラミ
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生ハムとリンゴ
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猫たちもカンティーナを見守る
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表土にも貝殻が!
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フォルマッジ・トスカーニ

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伝統的なセメントタンク
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バリック(小樽)と中樽
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ヴィア・フランチジェーナという巡礼路を示す木の看板

 

第12回ワイン グラスとの相性について

 

受講生のみなさま。

第12回は偉大なワインを2本お送り致しました。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。

また今回が最終回とのこともありまして、いつも以上に熱のこもったグラスの相性でした!

皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べていますので、どうぞご参考に。
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ヴィジン|バルバレスコ “モンテルシーノ” 2011

<中くらいのバルーン型>
香りに複雑性があり、このワインのポテンシャルが最大限に発揮される。時間が経ってもバランスが崩れない。

<ボルドー型>
タンニンや果実味が力強く感じられるため、しっかりめのお肉などに合わせるなら、こちらのグラスがオススメ。

<ブルゴーニュ型>
4つのグラスの中では1番柔らかい口当たりになる印象。香りの広がりも良い。

<小さめのチューリップ型>
グラスが小さ過ぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。

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TAGARO Primitivo di Manduria DOC 2015
プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア ピニャターロ プリミティーヴォ2015  ※未発売品

<大きめのボルドー型><中くらいのバルーン型>
イチゴジャムやプラムのような熟した黒系果実の香りが感じとれる。タンニンもキメ細かく、滑らかな舌触り。全体的にバランスが良い。

<ブルゴーニュ型>
時間の経過と共に香りの変化が楽しめる。味わいが柔らかい印象になりキレイな酸味を感じる。

<小さめのチューリップ型>
4つのグラスの中では、香り、味わい共にコンパクトにまとまっている印象。

このプリミティーヴォは、どのグラスで飲んでも充分に満足のいく香りと味わいが楽しめるかと思います。「ワイン単体で飲む場合」や「合わせる食事」といったシーン別でお選びください。

私たちもバルバレスコは偉大なワインだということを改めて感じることが出来ました!
1年を通してイタリアワインに触れてきましたが、これらはほんの一部です。引き続きいろいろなワインを試し楽しみながら、この先もイタリアワインの深い世界に浸って頂けたら、と思います。

 

写真と動画で見るプーリア州|第12回お届けワインについて

イタリアワイン通信講座第三期生のみなさま

事務局の鶴岡でございます。
イタリアワイン通信講座 第12回は、最終回となるプーリア州を私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を写真と動画でご紹介します。

 

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プーリア州は州土の50%以上が平野。平らな大地が続きます!

 

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ブドウ栽培も盛んですが、オリーブ畑も驚くほど多くみられます。その生産量はイタリアNo.1 !!

 

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白い粘土質のネグロアマーロの畑。
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ネグロアマーロ。

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古木のプリミティーヴォ。鉄分を多く含んだ赤土の土壌はプリミティーヴォの栽培に向いています。
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木に生ったままアパッシメントしたプリミティーヴォ。糖度が高まり、凝縮感が増します。

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日本でもお馴染みの魚介を生で食します。味付けは塩コショウ、オリーブオイル、レモン。

 

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旧市街にある偉大なロマネスク建築、サン・ニコーラ聖堂。バーリの守護聖人がサン・ニコーラなのです。

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バーリ港は、バルカン諸国や中東へ向けた重要な玄関口。多くのヨットが並んでいます。
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プーリア州第の港町、ターラント。
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ターラントは軍港の町。プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアの産地はターラント県に位置します。
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町には南国感漂うやしの木が多く見られます。

 

第6回お届けワイン|グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第四期生のみなさま

第6回は様々なタイプのワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

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Perla del Garda Garda DOC Chardonnay Spumante“BRIO”NV
ペルラ・デル・ガルダ|ガルダ シャルドネ スプマンテ “ブリオ”

<ボルドー型>
柑橘系の華やかな香りがきれいに一番感じやすい。口に含むとクリーミーな泡とハチミツのニュアンスが心地よい。
余韻に酸味が伸びることで、全体のバランスが整っている。

<チューリップ型>
ハツラツとした泡が印象的でフレッシュな果実味と酸味のバランスが良い。ボルドー型とはまた違った印象。

<中くらいのバルーン型>
香りは非常に良く感じ取れるが、時間が経つにつれてバランスが崩れ後味がぼけてしまう。

<ブルゴーニュ型>
注ぎたての香りは良いが、ボウルが大きいため泡も抜けやすく味も次第にぼけてくる。

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RICCHI Alto Mincio IGT Passito Bianco “Le Cime”
リッキ|アルト・ミンチオ パッシート・ビアンコ ”レ・チーメ”  2011  

選ぶポイントは、このデザートワイン特有の濃厚な香りのキンカンや杏、オレンジピールのような香りが心地よく感じられるグラス。また甘いだけでなく、酸味とのバランス、飲んだ後の余韻も評価のポイントとしました。

<中くらいのバルーン型>
香りの凝縮感が感じられる。また、香りと甘みのバランスもよく感じられる。

<小さめのチューリップ型>
香りの凝縮感は一番まとまりよく感じられる。

<ブルゴーニュ型><大きめのボルドー型>
バランスが崩れがちになる。

通常デザートワインは、小さめのグラスで飲むケースが多いです。
今回大きいグラスが良いと感じたのは、試飲をしたタイミングが食前であったことも影響しています。よって上記はワイン単体でのティスティングの感じ方です。

食事をした後の満腹の時には、より濃い味わいが感じられる小さいグラスのほうが向いていると感じられることもあるかと思います。
このように、状況によっても選ぶグラスは変わってきます。
また、温度が高いと酸がだれて感じ、甘さばかりが重く感じるので、6~8度ぐらいに冷やしておくのがポイントです。
皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?

写真で見るロンバルディア州|第6回お届けワインについて(リッキ)

イタリアワイン通信講座第四期生のみなさま

事務局の瀬戸でございます。
イタリアワイン通信講座 第6回は、ロンバルディア州の作り手(リッキ)について、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を写真でご紹介します。

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CANTINA RICCHI(カンティーナ リッキ) ロンバルディア州 ガルダ湖の南側に位置します。
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メルローの畑
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メルローの収穫。2015年の取材日当日9/1が収穫日でした。

 

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メルローの房

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シャルドネ

 

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ブドウの房が重ならないように平らなプラスチックのカゴに丁寧に入れられます。
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清潔に保たれた乾燥室

 

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シャルドネを乾燥させ、アパッシメント効果により凝縮したブドウになります。

 

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アルコール発酵はステンレスタンクで行われます。

 

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ソフトプレス機
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トノーの置かれた熟成庫
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熱い想いを語るエレナさん

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写真と動画で見るロンバルディア州|第6回お届けワインについて(ペルラ・デル・ガルダ)

イタリアワイン通信講座第四期生のみなさま

事務局の鶴岡でございます。
イタリアワイン通信講座 第6回は、ロンバルディア州の作り手(ペルラ・デル・ガルダ)について、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を動画と写真でご紹介します。

 

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周りには高い山もなく、なだらかな平地が続くエリア。
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畑の真ん中にあるのは水が湧き出てできた小さい湖。今も水が湧き出ており、この辺りにはちょこちょこあるそうです。

 

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ペルラ・デル・ガルダ=ガルダ湖の真珠 という名のワイナリー。

 

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畑は約30ヘクタール。トレッビアーノ・ディ・ルガーナのほか、シャルドネ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニョンといった国際新種や、レボという土着品種を栽培しています。
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樹と樹の間の間隔が広く、日がしっかりと当たる畑。

 

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トレッビアーノ・ディ・ルガーナ

 

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モダンでおしゃれな造りのワイナリー。

 

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コレクションも置かれています。

 

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オーナーのジョヴァンナさん。
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圧搾機。
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自重で下の階にあるステンレスタンクに移すことによって、ブドウジュースへのストレスを軽減させています。
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ピカピカにお手入れされた発酵用のステンレスタンク。

 

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オシャレに整備された貯蔵庫。
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ジョヴァンナさんがデザインしたオリジナルスタイルのボトル。ラベルにはパールのモチーフ。

第11回お届けワイン|グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第三期生のみなさま

第11回は山のワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

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※こちらの掲載写真は旧ラベルになります。

Cantina Moronia Irpinia Campi Taurasini DOC “Donna Carmela” 2010
カンティーナ・モロニア|イルピニア・カンピ・タウラジーニ アリアニコ ”ドンナ・カルメラ” 2010

<中くらいのバルーン型>
アリアニコらしいビターチョコレートやコーヒーといった香ばしい香りに、熟したカシスやジャムなどの香りもバランスよく感じとることが出来る。パワフルな果実味のなかに、緻密なタンニンやはつらつとした酸がしっかりと感じられる。

<ブルゴーニュ型>
中くらいのバルーン型より香りが抜けやすいが、香り、味わい共に注ぎたての印象は良い。

<ボルドー型><チューリップ型>
ややタンニンが強調され、果実味を感じ取りづらい傾向。繊細な香り等このワインの良さを表現しきれない印象がある。

 

GIARDINI ARIMEI Ischia Bianco DOC “PIETRA BROX“2015
ジャルディーニ・アリメイ|イスキア・ビアンコ“ピエトラ・ブロックス”2015

<ボルドー型><中くらいのバルーン型>
日向夏、かりんの柑橘系の香りとフェンネル、セージといったハーブの香りがバランス良く感じられる。ボンタンアメを思わせるほろ苦さでとろりとした舌触り。複雑なアロマと余韻が続く。
どちらのグラスも甲乙付けがたく、ワインの良さを引き立てることができる。

<ブルゴーニュ型>
香りは一番感じとり易かった。まろやかさとふわっとした余韻のエレガントさが際立つ。

<チューリップ型>
柑橘系の香りが感じられる。口に含むと凝縮した味わいとなりボリュームを感じる。しっかりした味わいを引き出したいときにはこのグラスがオススメ。

写真で見るカンパーニア州|第11回お届けワインについて

イタリアワイン通信講座第三期生のみなさま

事務局の鶴岡です。
イタリアワイン通信講座 第11回は、カンパーニア州について、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手をご紹介します。

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カンパーニア州アヴェッリーノは、州都ナポリから車で東に1時間ほど。海のイメージの州ですが、周りを3つの大きな山に囲まれた内陸部になります。
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土着品種フィアーノを手にとり説明をするジャンフランコ氏。

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セミビオロジックのアリアニコの畑。年に1回、牛の肥料を土を掘り起こして入れているそうです。

 

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非常に整備されたカンティーナは古代博物館さながら。
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ワインがリラックスして熟成できるようにと、カンティーナ内ではクラッシック音楽が流れています!!
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カンパーニア州は南イタリアですが、比較的丘の上に畑があるため、白ブドウは9月下旬~10月にかけて収穫します。写真は8月下旬の頃ですが、まだ硬く青々しい状況です。 フィアーノ種は粒と粒の間隔がしっかりとあるブドウで、カビが付きにくいという利点があります。
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カンパーニア州を代表する黒ブドウ、アリアニコ種。

 

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アリアニコの畑は僅か1ヘクタールほど。標高は350m。

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写真で見るフリウリ=ヴェネツィア州|第5回お届けワインについて

 

イタリアワイン通信講座第四期生のみなさま

事務局の鶴岡です。
イタリアワイン通信講座 第5回は、
フリウリ=ヴェネツィア州のワインについて、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手をご紹介します。

 

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フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州の町コルモンス。非常にきれいに整っていて、日本でも見られそうな風景。

 

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18.5ヘクタールの畑は平地。畝と畝の間が広く、日光がしっかりと差し込みます。

 

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畑には除草剤は使いません。

 

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リースリングは小ぶりのブドウ。葉も比較的小さめです。

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ピノ・グリージョ。まるで黒ブドウのように色づいたグリ(灰色)系品種。

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ピカピカのステンレスタンク。

 

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熟成用の大樽と圧搾機。

 

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まだ濁りがみられます。

 

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ボルゴ・サン・ダニエーレのオーナー、マウロ氏にインタビュー。

 

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お届けするワイン“ヤシック”はステンレス熟成。他の上級キュヴェは樽熟成。

 

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素敵なテラスにて。名産のチーズと生ハムと一緒にアペリティーヴォ。

 

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写真で見るヴェネト州|第5回お届けワインについて

 

イタリアワイン通信講座第四期生のみなさま

事務局の鶴岡です。
イタリアワイン通信講座 第5回は、ヴェネト州について、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手をご紹介します。

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ヴァルポリチェッラ・クラッシコ生産の中心地フマーネに位置するセコンド・マルコ。

 

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辺りには高い山はありません。

 

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マルコ氏にインタビュー。ヴァルポリチェッラの名門ワイナリー“スペーリ”の5代目ですが、独立して自分のワイナリーを作りました。

 

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畑は平地。山と山との間からくる風とガルダ湖からの風が平地の畑にメリットを与えます。日照量もしっかりとあります。

 

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畑は棚仕立て。背丈よりも高さがあります。

 

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ヴァルポリチェッラの主要品種コルヴィノーネ。ブドウの上部に1つか2つ岐肩を持ち、比較的大きめになります。

 

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発酵用のセメントタンク。

 

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お父さんに倣い、伝統的な大樽を用いて熟成します。

 

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大き目のグラスがオススメです。

 

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バレリーナが舞うようにエレガントで美しいヴァルポリチェッラ。飲み過ぎ、舞い過ぎると目がまわってしまいますので注意です。

 

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セコンド・マルコのオフィス。モダンなつくりです。