第10回ワイン(海のワイン編) グラスとの相性について

第10回ではサルデーニャ・シチリア島のワインをお届けいたします。

4種類の各グラスでどのような良さが引き出せるか。スタッフレポートです。画像右手から順にお勧めのグラスとなりますので、既に飲まれた方もご自身の感想と照らし合わせてみてください。
LURISデッペール|ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ“ルーリス”2016

<大きめのボルドー型>
シトラス、パイナップルの果実の香りとハーブや白い花といった清涼感のある香り。味わいにもこのワインの特徴といったミネラル、酸味、塩味、苦味らがバランスよく感じられる。

<中くらいのバルーン型>
心地よい香りがバランスよく感じ取れる。味わいは苦味、甘みがやや強調される印象があり優しい味わいに感じる。

<小さめのチューリップ型>
夏みかんのような 柑橘系の香りがしっかりと感じられ、味わいは酸味が強調される。バランスはよいが、このワインに対してはグラスが小さ過ぎて良さを発揮しきれない。

<ブルゴーニュ型>
ボリューム感や厚みはあって良いが、グラスが大きすぎて時間が経つにつれ香りがぼやけていく。

 

IMGP8732ブルニャーノ|テッレ・シチリアーネ“ナイジ”2014

<中くらいのバルーン型>
香り、味わい共にバランスが一番良く感じられる。注ぎたてはブルーベリーやブラックチェリーといった黒ベリー系の香りが強調され、スパイス、コーヒーの香りもあとからしっかりくる。味わいはフルーティーな華やかさがあり、タンニンもほどよく感じられる。

<大きめのボルドー型>
最初のアタックが好印象で果実味とほど良いタンニンがバランス良く余韻も心地よく感じる。

<小さめのチューリップ型>
果実味がギュッと詰った印象。香りも控えめで飲みやすさが強調される。

<ブルゴーニュ型>
注ぎたては香りは良いがボールが大きいため時間が経つにつれ香りと味わいがぼけやすい。

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