第7回お届けワイン グラスとの相性について

こんにちは。いよいよ通信講座も後半に入りましたね!

第7回のワインについて、スタッフおすすめのグラスにつきましてレポートいたします。

添付しました写真では、一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。 ご参考にされてください!

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Chianti DOCG “ANTICHE VIE” 2013
キャンティ “アンティーケ・ヴィエ”2013

<中くらいのバルーン型>
他のグラスに比べ、香り、味わいと共に一番バランスがよく、サンジョヴェーゼらしいスミレの香りや、 このワイン特有の小梅のようなニュアンスがきれいに伝わりやすい。

<大きめのボルドー型>
凝縮した香りがグラスから昇って来やすく、こちらも香り、味わいと共にサンジョヴェーゼの品種の特徴が伝わりやすい。
中くらいのバルーン型に比べ、より酸が感じられるので、酸味を感じて飲みたい場合などにはこちらのグラスを使用するとよい。

<小さめのチューリップ型>
華やかな香りが広がりにくいため、注ぎたてはインパクトが弱く感じる。一方、 酸味やフレッシュ感は感じやすい。
穏やかな酸味を好む場合はブルゴーニュグラスがベター。

<ブルゴーニュ型>
酸味は穏やかに感じられ、柔らかい印象になる。時間が経つと香りや味わいがややぼやけてしまう印象に。

 

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Toscana Rosso IGT "yantra"2014
セッテ・チエリ トスカーナ・ロッソ ヤントラ2014

<大きめのボルドー型>
他のグラスに比べ味わい、香りのバランスが良く、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローに適するとされているボルドー型のグラスがやはり一番このワインを引き立たせるという印象。

<小さめのチューリップ型>
香りが若干単調にも取れてしまうが、味わいの凝縮感がしっかりと感じられる。 全体のバランスとして考えるならば、悪くはない。

<中くらいのバルーン型><ブルゴーニュ型>
注ぎたての香りは良いが時間が経つにつれぼやけてしまいがち。 味わいにおいても、ボルドー型やチューリップ型の方が凝縮感や品種の良さが伝わりやすい。

 

ワインを飲む環境(温度や抜栓何時間後か)などによって適するグラスは変わってきます。また、ワインだけで飲んだ場合と、食事とあわせて飲んだ場合とでも印象が変わってきます。

今回のように、グラスの違いによりワインの違う特性を引き出すこともできるので、例えば酸味を引き出したい、もしくは穏やかに感じたいといった違うケースではそれに見合ったグラスをお選びください。