第8回お届けワイン グラスとの相性について

前回お送りしたワインでのグラス比較はいかがでしたでしょうか?
そろそろ皆様もグラステイスティングに慣れてきたことと思います!スタッフおすすめのグラスにつきましてレポートいたしますので、ぜひ参考にされてください!
添付の写真で、一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。

IMGP2461ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージCL ”ブーカ・デッラ・マルコーナ”2014
Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico DOC “Buca della Marcona”2014

<小さめのチューリップ型>
一番香りや味わいの凝縮感を掴むことができる。ヴェルディッキオ特有の苦味が感じられる。品種の個性を知るには適したグラス。 香り味わいともにまとまりが感じられる。

<大きめのボルドー型>
石灰系ミネラル感の香りが、心地よく感じられる。ワインの奥に潜むナッツの香りを感じ取りやすい。

<中くらいのバルーン型>
白桃や香草といった香りが丸く華やかに広がる。ヴェルディッキオ特有の苦味は控えめとなる。

<ブルゴーニュ型>
グラスが大き過ぎて香りの印象がぼやけてしまう。

campofioritoルーチェソーレ|ロッソ・コーネロ ”カンポフィオリート” 2011
Rosso Conero DOC “CAMPOFIORITO” 2011

<大きめのボルドー型>
コーヒー、チョコレート、ブラックベリー、湿った落ち葉、腐葉土のような香り。果実味の凝縮感があり、香りの印象を一番しっかりとらえやすく、余韻も長く感じ取れる。時間がたってもバランスを崩さずゆっくりと楽しむことができる。

<小さめチューリップ型>
モンテプルチャーノの凝縮感を非常に良く感じ取れるので、品種の個性の認識をしやすいが、せっかくの良い香りはこのグラスの小ささでは表現しきれない部分がある。

<ブルゴーニュ型/中くらいのバルーン型>
このワインの個性ある香りが柔らかく広がって良いが、特徴である「力強さ」も柔らかく感じてしまう。口当たりまろやかに飲みたい場合などにはこちらのグラスを使うとよい。

あわせるお料理や、温度、体調など抜栓後の時間経過によってもワインの印象は変わってきますので、向いているグラスも変わってくるものです。「正解」というものはないですので、気軽にワインとお付き合いしてみてくださいね。

皆さまのご感想もお待ちしております!