第6回ワイン グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第一期生のみなさま

こんにちは。
Vino Hayashi 鶴岡でございます。

第6回にお届けしたワインとグラスとの相性をレポート致します。
皆様は、どのグラスが一番良かったでしょうか?

今回はスパークリングワインとデザートワインの組み合わせであったため、どのグラスで飲むべきか、迷われた方もいらっしゃったかもしれません。

写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。


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■フランチャコルタ ”ヌーメロゼロ” ドサッジョ・ゼロ NV
http://store.vinohayashi.jp/products/detail59.html?=ml

このスパークリングワインは、泡の質感が心地よく感じられるかどうかや、しっかりした酸やミネラルの要素がよく熟成した果実感とうまくバランスが取れているかどうかを評価のポイントとしました。

・<大きめのボルドー型>
果実感、香りの広がりを一番感じられ、その他の要素(酵母の香り、酸やミネラル)とのバランスが最もよい。

・<小さめのチューリップ型>
瓶内二次発酵に由来する酵母の香りが強調される。全ての要素がまとまって感じられる。

・<ブルゴーニュ型><中くらいのバルーン型>
泡の質感があまり感じられなく、持続性が短い。
香りは注ぎたては良いが、持続性があまりない。


★温度について
スパークリングワインの場合、赤ワインや白ワインよりも低めの温度が適切ですので、冷蔵庫でよく冷やし約6℃くらいでテイスティングをしました。
飲んでいるうちにワインの温度は少しづつ高くなってきますが、
このワインのクオリティ感は、少し温度が上がった状態でも楽しめます。


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■アルト・ミンチオ パッシート・ビアンコ ”レ・チーメ”  2010
http://store.vinohayashi.jp/products/detail66.html?=ml

選ぶポイントは、このデザートワイン特有の濃厚な香りのキンカンや杏、オレンジピールのような香りが心地よく感じられるグラス。
また甘いだけでなく、酸味とのバランス、飲んだ後の余韻も評価のポイントとしました。

・<中くらいのバルーン型>
香りの凝縮感が感じられる。また、香りと甘みのバランスもよく感じられる。

・<小さめのチューリップ型>
香りの凝縮感は一番まとまりよく感じられる。

・<ブルゴーニュ型><大きめのボルドー型>
バランスが崩れがちになる。


通常デザートワインは、小さめのグラスで飲むケースが多いです。
今回大きいグラスが良いと感じたのは、試飲をしたタイミングが食前であったことも影響しています。
よって上記はワイン単体でのティスティングの感じ方です。

食事をした後の満腹の時には、より濃い味わいが感じられる小さいグラスのほうが向いていると感じられることもあるかと思います。
このように、状況によっても選ぶグラスは変わってきます。

また、温度が高いと酸がだれて感じ、甘さばかりが重く感じるので、
6~8度ぐらいに冷やしておくのがポイントです。


皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?
既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、ぜひ参考にしてみてください。

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