お届けワインとグラスの相性(19期|第1回トレンティーノ=アルト・アディジェ州)

第1回でお届けするトレンティーノ=アルト・アディジェ州の2本のワインについてお知らせいたします。

一緒にお送りした3つの形状の違うグラスで1本のワインを実際に飲み比べをしてみて、どのグラスがよりワインの美味しさを引き出せるかを検証するのも、この講座のポイントの一つです。

私たちスタッフも、3つのグラスを用いて、それぞれのワインをより引き立たせるものはどれかを選んでみました。よろしければ参考にしてみてください。

※写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。

Alto Adige DOC Sauvignon
コルタッチ|アルト・アディジェ ソーヴィニヨン

<ブルゴーニュ型>
フレッシュな柑橘系の香りやジンような香りが広がる。大きめのボルドー型より香りを感じやすく、香り味わい共にバランスが良い。酸味も穏やかになり甘味さえ感じる。

<リースリング型>
味わいもバランスよくまとまっている。柑橘系ワイン特有の酸味をシャープに表現してくれる。香りを楽しむグラスか、酸味を楽しむグラスかは好みになる。

<ボルドー型>
フレッシュな柑橘系の香りやハーブの香りが広がる。このグラスも良いがブルゴーニュ型の方が香りを感じやすい。

“Alto Adige DOC Schiava”SONNTALER”
コルタッチ|アルト・アディジェ スキアーヴァ “ソンタレール”

<ボルドー型>
華やかなバラの香りがグラスから立ちのぼってくる。きれいな酸味に、タンニンが穏やかに感じられる。

<ブルゴーニュ型>
開けたてのワインに対してはグラスが少し大きすぎるため、香りのバランスが若干崩れやすく、香りが地味に感じられる。
抜栓3日目以降からはフローラルな香りが溢れてくるのでブルゴーニュ型もお薦めです。

<リースリング型>
スミレ、イチゴジャム、バラなど様々な香りがつまっているように感じられる。このワインの特徴であるほろ苦さが良く伝わる印象。