第6回お届けワイン|グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第5期生のみなさま

第6回は様々なタイプのワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

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Perla del Garda Garda DOC Chardonnay Spumante“BRIO”NV
ペルラ・デル・ガルダ|ガルダ シャルドネ スプマンテ “ブリオ”

<ボルドー型>
柑橘系の華やかな香りがきれいに一番感じやすい。口に含むとクリーミーな泡とハチミツのニュアンスが心地よい。
余韻に酸味が伸びることで、全体のバランスが整っている。

<チューリップ型>
ハツラツとした泡が印象的でフレッシュな果実味と酸味のバランスが良い。ボルドー型とはまた違った印象。

<中くらいのバルーン型>
香りは非常に良く感じ取れるが、時間が経つにつれてバランスが崩れ後味がぼけてしまう。

<ブルゴーニュ型>
注ぎたての香りは良いが、ボウルが大きいため泡も抜けやすく味も次第にぼけてくる。

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RICCHI Alto Mincio IGT Passito Bianco “Le Cime”
リッキ|アルト・ミンチオ パッシート・ビアンコ ”レ・チーメ”  2011

選ぶポイントは、このデザートワイン特有の濃厚な香りのキンカンや杏、オレンジピールのような香りが心地よく感じられるグラス。また甘いだけでなく、酸味とのバランス、飲んだ後の余韻も評価のポイントとしました。

<中くらいのバルーン型>
香りの凝縮感が感じられる。また、香りと甘みのバランスもよく感じられる。

<小さめのチューリップ型>
香りの凝縮感は一番まとまりよく感じられる。

<ブルゴーニュ型><大きめのボルドー型>
バランスが崩れがちになる。

通常デザートワインは、小さめのグラスで飲むケースが多いです。
今回大きいグラスが良いと感じたのは、試飲をしたタイミングが食前であったことも影響しています。よって上記はワイン単体でのティスティングの感じ方です。

食事をした後の満腹の時には、より濃い味わいが感じられる小さいグラスのほうが向いていると感じられることもあるかと思います。
このように、状況によっても選ぶグラスは変わってきます。
また、温度が高いと酸がだれて感じ、甘さばかりが重く感じるので、6~8度ぐらいに冷やしておくのがポイントです。
皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?

写真で見るロンバルディア州|第6回お届けワインについて(リッキ)

イタリアワイン通信講座第5期生のみなさま

事務局の瀬戸でございます。
イタリアワイン通信講座 第6回は、ロンバルディア州の作り手(リッキ)について、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を写真でご紹介します。

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CANTINA RICCHI(カンティーナ リッキ) ロンバルディア州 ガルダ湖の南側に位置します。
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メルローの畑
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メルローの収穫。2015年の取材日当日9/1が収穫日でした。

 

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メルローの房

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シャルドネ

 

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ブドウの房が重ならないように平らなプラスチックのカゴに丁寧に入れられます。
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清潔に保たれた乾燥室

 

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シャルドネを乾燥させ、アパッシメント効果により凝縮したブドウになります。

 

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アルコール発酵はステンレスタンクで行われます。

 

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ソフトプレス機
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トノーの置かれた熟成庫
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熱い想いを語るエレナさん

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写真と動画で見るロンバルディア州|第6回お届けワインについて(ペルラ・デル・ガルダ)

イタリアワイン通信講座第5期生のみなさま

事務局の鶴岡でございます。
イタリアワイン通信講座 第6回は、ロンバルディア州の作り手(ペルラ・デル・ガルダ)について、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を動画と写真でご紹介します。

 

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周りには高い山もなく、なだらかな平地が続くエリア。
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畑の真ん中にあるのは水が湧き出てできた小さい湖。今も水が湧き出ており、この辺りにはちょこちょこあるそうです。

 

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ペルラ・デル・ガルダ=ガルダ湖の真珠 という名のワイナリー。

 

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畑は約30ヘクタール。トレッビアーノ・ディ・ルガーナのほか、シャルドネ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニョンといった国際新種や、レボという土着品種を栽培しています。
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樹と樹の間の間隔が広く、日がしっかりと当たる畑。

 

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トレッビアーノ・ディ・ルガーナ

 

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モダンでおしゃれな造りのワイナリー。

 

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コレクションも置かれています。

 

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オーナーのジョヴァンナさん。
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圧搾機。
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自重で下の階にあるステンレスタンクに移すことによって、ブドウジュースへのストレスを軽減させています。
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ピカピカにお手入れされた発酵用のステンレスタンク。

 

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オシャレに整備された貯蔵庫。
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ジョヴァンナさんがデザインしたオリジナルスタイルのボトル。ラベルにはパールのモチーフ。

第6回お届けのグラスの相性につきまして

イタリアワイン通信講座第5期生のみなさま

いつもご愛顧いただきありがとうございます。
Vino Hayashiの東です。

昨日、発送いたしました、ロンバルディア州の2本のワインにつきまして
各造り手の紹介「写真で見るロンバルディア州」と、
ワインをより引き立たせるためのおすすめグラスを私たちが選んでご紹介しております、
グラスの相性につきましてのブログを公開しております。

現地の写真を観ながら第6回イタリアワイン通信講座をお楽しみください。
是非4種類のグラスで飲み比べていろいろ感じて頂ければと思います。

受講生様専用ページに投稿いたしましたのでご覧ください。
http://blog.vinohayashi.com/wineschool5/

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【質問・お問合せ】
講座の内容についてご質問・ご意見・ご感想、
お問い合わせ・配送変更依頼などはお気軽にメールしてください。
kouza@ml.vinohayashi.com
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イタリアワイン通信講座 事務局
(株式会社Vino Hayashi 内)
メール: kouza@ml.vinohayashi.com
電 話: 03-5643-5558
*営業時間 平日10:00~18:00

第12回ワイン グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第4期生のみなさま

第12回は偉大なワインを2本お送り致しました。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。

また今回が最終回とのこともありまして、いつも以上に熱のこもったグラスの相性でした!

皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べていますので、どうぞご参考に。
4期_12回Viginバルバレスコ_IMGP9413Vigin Barbaresco DOCG “Montersino” 2012
ヴィジン|バルバレスコ “モンテルシーノ” 2012

<ブルゴーニュ型>
香りに複雑性が非常にあるこのワインにおけるポテンシャルが、最大限に発揮される。時間が経ってもバランスが崩れない。

<中くらいのバルーン型>
4つのグラスの中では1番口当たりが柔らかい印象。香りの広がりも良い。

<ボルドー型>
タンニンや果実味が力強く感じられるようになるため、しっかりめのお肉などに合わせるなら、こちらのグラスがオススメ。

<小さめのチューリップ型>
グラスが小さ過ぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。

 

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TAGARO Primitivo di Manduria DOC 2016
プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア ピニャターロ プリミティーヴォ2016  ※未発売品

<中くらいのバルーン型>
品種の特徴であるイチゴジャムやプラムのような熟した黒系果実の香りが感じとれる。タンニンもキメ細かく、滑らかな舌触り。全体的にバランスが良い。

<大きめのボルドー型>
口当たりが非常にやわらかく感じる。全体的にまとまりのある香りが綺麗に広がる。

<ブルゴーニュ型>
時間の経過と共に香りが広がっていき、変化が楽しめる。味わいは柔らかい印象になり、余韻にのこる酸味が綺麗に伸びる。

<小さめのチューリップ型>
4つのグラスの中では、香り、味わい共にコンパクトにまとまってしまう印象。

このプリミティーヴォは、どのグラスで飲んでも充分に満足のいく香りと味わいが楽しめるかと思います。「ワイン単体で飲む場合」や「合わせる食事」といったシーン別でお選びください。

私たちもバルバレスコは偉大なワインだということを改めて感じることが出来ました!

1年を通してイタリアワインに触れてきましたが、これらはほんの一部です。引き続きいろいろなワインを試し楽しみながら、この先もイタリアワインの深い世界に浸って頂けたら、と思います。

 

写真と動画で見るプーリア州|第12回お届けワインについて

イタリアワイン通信講座第4期生のみなさま

事務局の鶴岡でございます。
イタリアワイン通信講座 第12回は、最終回となるプーリア州を私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を写真と動画でご紹介します。

 

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プーリア州は州土の50%以上が平野。平らな大地が続きます!
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ブドウ栽培も盛んですが、オリーブ畑も驚くほど多くみられます。その生産量はイタリアNo.1 !!
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白い粘土質のネグロアマーロの畑。
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ネグロアマーロ。

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古木のプリミティーヴォ。鉄分を多く含んだ赤土の土壌はプリミティーヴォの栽培に向いています。
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木に生ったままアパッシメントしたプリミティーヴォ。糖度が高まり、凝縮感が増します。

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日本でもお馴染みの魚介を生で食します。味付けは塩コショウ、オリーブオイル、レモン。
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旧市街にある偉大なロマネスク建築、サン・ニコーラ聖堂。バーリの守護聖人がサン・ニコーラなのです。

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バーリ港は、バルカン諸国や中東へ向けた重要な玄関口。多くのヨットが並んでいます。
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プーリア州第の港町、ターラント。
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ターラントは軍港の町。プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアの産地はターラント県に位置します。
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町には南国感漂うやしの木が多く見られます。

第5回お届けワイン グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第5期生のみなさま

第5回は、ヴェネト州、フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州の2本のワインになります。
ワインをより引き立たせるためにはどのグラスが一番良いか、比較しましたので参考にしてみてください。写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。

SECONDO MARCO|Valpolicella Classico 2015
セコンド・マルコ|ヴァルポリチェッラ クラッシコ

<大きめのボルドー型>
香り、味わいにおけるバランスが一番良い。香りにはクランベリー、ザクロ、スイカなどを感じとることが出来る。きれいな酸が伸び、キメ細かい緻密なタンニンが印象的な、非常にエレガントな味わい且つ、まとまりがある。

<中くらいのバルーン型>
香り、味わい共に非常にバランスがよく、このワインのエレガントさをうまく引き出してくれる。

<小さめのチューリップ型>
ザクロ、クランべリーといったチャーミングな香りが広がる。余韻にほろ苦さを感じ、全体的にもキレイにまとまっている。

<ブルゴーニュ型>
時間の経過と共に香りと味わいにばらつきが見られる。全体的にややぼやける。

 

 

ヤシック

Borgo san Daniele|Venezia Giulia Bianco IGT “Jiasik” 2015
ボルゴ・サン・ダニエーレ|ヴェネツィア・ジューリア ビアンコ ”ヤシック” 2015

<中くらいのバルーン型>
香りと味わいのバランスが一番良い印象。白桃や夏みかんなどのフルーツの香り。マルヴァジア由来のアロマティックな香りがより感じられる。全体的に華やかな印象が際立つ。

<大きめのボルドー型>
香りもしっかりと立つ。溌剌とした酸味が感じられ、清涼感あるフレッシュな味わいで余韻が心地よく続く。

<小さめのチューリップ型>
香りも味わいも凝縮感があり、ギュッと詰った印象。他のグラスに比べ果実味と酸味がやや強めにとらえられる。

<ブルゴーニュ型>
グラスが大きすぎるため、味わいがぼやけて感じられる。香りも取りづらい。

 

皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?

既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、ぜひ参考にしてみてください。

 

写真で見るヴェネト州|第5回お届けワインについて

イタリアワイン通信講座第5期生のみなさま

事務局の鶴岡でございます。
イタリアワイン通信講座 第5回は、ヴェネト州について、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手をご紹介します。

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ヴァルポリチェッラ・クラッシコ生産の中心地フマーネに位置するセコンド・マルコ。

 

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辺りには高い山はありません。

 

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マルコ氏にインタビュー。ヴァルポリチェッラの名門ワイナリー“スペーリ”の5代目ですが、独立して自分のワイナリーを作りました。

 

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畑は平地。山と山との間からくる風とガルダ湖からの風が平地の畑にメリットを与えます。日照量もしっかりとあります。

 

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畑は棚仕立て。背丈よりも高さがあります。

 

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ヴァルポリチェッラの主要品種コルヴィノーネ。ブドウの上部に1つか2つ岐肩を持ち、比較的大きめになります。

 

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発酵用のセメントタンク。

 

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お父さんに倣い、伝統的な大樽を用いて熟成します。

 

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大き目のグラスがオススメです。

 

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バレリーナが舞うようにエレガントで美しいヴァルポリチェッラ。飲み過ぎ、舞い過ぎると目がまわってしまいますので注意です。

 

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セコンド・マルコのオフィス。モダンなつくりです。

 

写真で見るフリウリ=ヴェネツィア州|第5回お届けワインについて

 

イタリアワイン通信講座第5期生のみなさま

事務局の鶴岡でございます。
イタリアワイン通信講座 第5回は、
フリウリ=ヴェネツィア州のワインについて、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手をご紹介します。

 

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フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州の町コルモンス。非常にきれいに整っていて、日本でも見られそうな風景。

 

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18.5ヘクタールの畑は平地。畝と畝の間が広く、日光がしっかりと差し込みます。

 

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畑には除草剤は使いません。

 

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リースリングは小ぶりのブドウ。葉も比較的小さめです。

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ピノ・グリージョ。まるで黒ブドウのように色づいたグリ(灰色)系品種。

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ピカピカのステンレスタンク。

 

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熟成用の大樽と圧搾機。

 

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まだ濁りがみられます。

 

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ボルゴ・サン・ダニエーレのオーナー、マウロ氏にインタビュー。

 

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お届けするワイン“ヤシック”はステンレス熟成。他の上級キュヴェは樽熟成。

 

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素敵なテラスにて。名産のチーズと生ハムと一緒にアペリティーヴォ。

 

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第11回ワイン(山のワイン編) グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第4期生のみなさま

第11回は山のワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

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OPPIDA AMINEASannio DOC Coda di Volpe2015
オッピダ・アミネア|サンニオ コーダ・ディ・ヴォルペ2015

<ボルドー型>
はちみつやドライフルーツ、キンカンなどの香りが華やかにバランス良く感じられる。
心地よい塩味と苦味、とろりとやわらかい口当たりでワインの良さを最大限引き立ててくれる。

<中くらいのバルーン型>
香りのバランスは非常に良い。味わいは苦味、塩味がやや強調される印象があるが、舌触りとしてはとろっとしているので、まろやな味わいに感じる。

<チューリップ型>
カリンやオレンジピールなどの柑橘系の香りがしっかりと感じられる。果実味の凝縮感のある締まった味わい。

<ブルゴーニュ型>
苦味が強調される。余韻は長く感じるが全体的に味わいのボリュームが平たくなってしまう。

 

GIARDINI ARIMEI Ischia Bianco DOC “PIETRA BROX“2015
ジャルディーニ・アリメイ|イスキア・ビアンコ“ピエトラ・ブロックス”2015

<ボルドー型><中くらいのバルーン型>
日向夏、かりんの柑橘系の香りとフェンネル、セージといったハーブの香りがバランス良く感じられる。ボンタンアメを思わせるほろ苦さでとろりとした舌触り。複雑なアロマと余韻が続く。
どちらのグラスも甲乙付けがたく、ワインの良さを引き立てることができる。

<ブルゴーニュ型>
香りは一番感じとり易かった。まろやかさとふわっとした余韻のエレガントさが際立つ。

<チューリップ型>
柑橘系の香りが感じられる。口に含むと凝縮した味わいとなりボリュームを感じる。しっかりした味わいを引き出したいときにはこのグラスがオススメ。