確認クイズ(第1回トレンティーノ=アルト・アディジェ州

第1回は、歴史、地理、文化的な視点からイタリアワインの多様性の背景とトレンティーノ=アルト・アディジェ州について学びました。

以下のリンクから全10問、3択のクイズとなっております!

ぜひチャレンジを!
クイズに答えていき、一番下の送信ボタンを押すと、その場ですぐ採点し答え合わせができます。

第1回 確認クイズはこちら

 

お届けワインとグラスの相性(第1回トレンティーノ=アルト・アディジェ州

受講生のみなさま第1回で発送させていただきました、トレンティーノ=アルト・アディジェ州の2本のワインについてお知らせいたします。

一緒にお送りした4つの形状の違うグラスで1本のワインを実際に飲み比べをしてみて、どのグラスがよりワインの美味しさを引き出せるかを検証するのも、この講座のポイントの一つです。

私たちスタッフも、4つのグラスを用いて、それぞれのワインをより引き立たせるものはどれかを選んでみました。よろしければ参考にしてみてください。

※写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。

ソーヴィニヨン

Alto Adige DOC Sauvignon
コルタッチ|アルト・アディジェ ソーヴィニヨン

<小さめのチューリップ型>
時間が経つにつれソーヴィニヨンらしい柑橘系の香りをしっかりと捕らえることができ、味わいもバランスよくまとまってる。後味のほのかな苦味が心地よい。

<大きめのボルドー型>
フレッシュな柑橘系の香りや蜜のような香りが広がる。小さめのチューリップ型より味わいにまろやかさが出る。

<中くらいのバルーン型>
注ぎたては大きめのボルドー型より香りを感じやすく、全体的な印象も良い。

<ブルゴーニュ型>
注ぎたては香りにインパクトがありとても良いが、時間が経つにつれ味わいの余韻に苦みをやや強く感じられ、バランスが崩れがちになる。

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コルタッチ|アルト・アディジェ スキアーヴァ “ソンタレール”

<中くらいのバルーン型>
いちごのような柔らかい香りが立ち、やさしくまとまる印象でエレガントでバランスが良い。

<大きめのボルドー型>
華やかなバラの香りがグラスから立ちのぼってくる。
きれいな酸味に、タンニンが穏やかに感じられる。

<小さめのチューリップ型>
スミレ、イチゴジャム、バラなど様々な香りがつまっているように感じられる。このワインの特徴であるほろ苦さが良く伝わる印象。

<ブルゴーニュ型>
このワインに対してはグラスが大きすぎるため、香りのバランスが若干崩れやすく、香りが地味に感じられる。
味わいもやや弱く感じられる。

写真と動画で見る***(第1回トレンティーノ=アルト・アディジェ州

イタリアワイン通信講座 第1回で特集するトレンティーノ=アルト・アディジェ州についてお届けしたワインの生産者Kurtatsch(コルタッチ)を、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景をご紹介します。

そして…空からドローンで撮った動画をご覧ください!

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グリ系品種のゲヴュルツトラミネール。

 

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ソーヴィニヨン・ブラン
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このように色着いていますが、白ワインが造られます。

 

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色づき始めたスキアーヴァ種。

 

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コルタッチのスキアーヴァは棚仕立て。樹齢は約40年。
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6千リットルの大樽。

 

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発酵・熟成に使用されるセメントタンク。

 

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コルタッチは村の協同組合が経営するアルト・アディジェでは比較的規模の大きなワイナリーです。

 

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チロル様式のカンティーナの建屋。

 

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山塊の麓に張り付くブドウ畑。

 

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北のオーストリアに向かうアディジェ峡谷を走る高速道路(A22)。

 

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道路看板はドイツ語とイタリア語の並記。

 

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ここはイタリアですが、いかにもドイツ的な建物。

 

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屋外にも設置される大きなステンレスタンク。

 

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降雪残る、1月のアルト・アディジェ。

 

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日当たりの良い傾斜の畑。

 

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2,000m級の山脈に囲まれた平地。

 

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貯蔵庫内にはバリックが並んでいます。

 

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1年間どうぞよろしくお願いいたします。

動画で見てみよう!(第1回トレンティーノ=アルト・アディジェ州

第一回では“なぜイタリアワインは多様なのか”ということを解説しておりますが、その大きな要素の一つである“生産者の多様性”を理解する上で、大変分かりやすい動画がありますのでご紹介させていただきます。

12世紀から現在までのヨーロッパ諸国の支配領土の遷移を動画にしたものです。

イタリア半島のみならず、ヨーロッパの歴史が感覚的に理解できます。

フランス、スペインに比べ、イタリア半島のがいかに他民族の影響を受けてきたのかというところがポイントです。ぜひご覧ください。

 

4種類のグラスでお試しください!

グラスの相性

イタリアワイン通信講座でお届けしたワインは是非”4種のグラス”を全て使って、お楽しみください。
どういったワインの時にどのようなグラスで飲むとより良いのかを実際に体験して検証していただきます。

私たちVino Hayashi スタッフも、皆様にお届けしたワインを4種のグラスを使って試飲してみました。
・抜栓時間
・ワイン単体で飲むかお料理と合わせて飲むか
・温度
など、状況によってワインの状態は違いますので、あくまで一参考としてご覧くださいませ。

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試飲をして感じたこととして
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・実際飲んでみると、試飲前の予想に反して好印象だったグラスもあり発見が多かった。
・自身の好みや合わせる食べ物によって、最適なグラスは意見が分かれた。

4種類のグラスでお試し頂き味わいの違いを感じてみてください。

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【美味しく飲むワンポイント】 最適な温度について
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■白ワイン:ソーヴィニヨン
冷蔵庫でよく冷やしスタートする。
室温で少しずつ温度が上がってくると香りや味わいが変化し、より一層楽しめます。

■赤ワイン:ソンタレール
一般的に赤ワインは”常温で”と言われますが、
飲む直前に軽く冷蔵庫に入れて頂き、
少し冷んやり感じる温度がベターです。
このワインの繊細な酸味を美味しく感じられます。

2種とも、時間経過や温度変化による香りや味わいの変化もお楽しみください。

大勢でテーブルを囲んで、ワインを飲みながら語り合うのは、
とても楽しいものです。
ぜひ好きな人と、好きな時間にテーブルを囲み、ワインをお楽しみください。

【質問・お問合せ】
講座の内容についてご質問・ご意見・ご感想などはお気軽にご連絡くださいませ。
support@vinohayashi.com
—————————–
イタリアワイン通信講座 事務局
(株式会社Vino Hayashi 内)
メール: support@vinohayashi.com
電 話: 0120-991-202
*営業時間 平日10:00~18:00

お知らせ(自宅学習方法につきまして)

自宅学習方法につきまして

自宅学習方法につきまして11期

この度はイタリアワイン通信講座にお申し込み頂きまして、誠にありがとうございます。
今後、発送に関するインフォメーションや、ワインに関する情報を、
メールやブログにてご案内して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

早速ですが、イタリアワイン通信講座につきまして使い方、楽しみ方をご案内させていただきます。

■イタリアワイン通信講座の自宅学習方法

① 毎月届くテキストを、雑誌を読むようにお気軽にお読みください。

② 一緒に届く二本のワインは、テキストで学んだテーマ、州に沿ったものです。遠いイタリアに想いを馳せながらコルクを抜いて。

③ 初回にお届けする4種のグラスでワインを使ってお楽しみください。4つのグラスに同時に注ぎ、グラスによる香りや味わいの違いや変化を感じ取ります。
毎月ワインをお届けする頃、下記の【受講生様 専用ブログページ】にて4種のグラスでの飲み比べ検証結果をアップいたしますので、参考にご利用ください。

④ 別添資料の「テイスティング・ノート評価項目リスト」を見ながら、テキスト巻末のテイスティングノートにワインの感想をメモするとより学習が深まります。

⑤ ご不明な点、テキストでわかりにくい点、ワインがなぜか美味しく感じられない…どんなことでも専用メールアドレスにお便りください!
※学習内容に関するご質問は、質問と回答を、受講生の皆さまにもご紹介させていただく場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。

【受講生様 専用ページ】
http://blog.vinohayashi.com/italia-wineschool-season11/

■専用メールアドレス
ご質問・ご意見・ご感想などは下記のメールアドレスにいただけますようお願いいたします。
support@vinohayashi.com

どうぞよろしくお願いいたします。

第6回お届けワイン|グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座受講生のみなさま

第6回テーマ『様々なタイプワイン』のスパークリングワイン、甘口ワインをより引き立たせるためにはどのグラスが一番良いか、それぞれ比較しましたので参考にしてみてください。写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。

カサノヴァ|プロセッコ ブリュット ※未発売品

CASANOVA|PROSECCO DOC BRUT
カサノヴァ|プロセッコ ブリュット ※未発売品

<中くらいのバルーン型>
全体的なバランスが良く、洋ナシや白い花など様々な味わいの変化を感じることができる。また、泡の細かさも程よく、酸味も心地よい。

<小さめのチューリップ型>
ハーブなどの清涼感、また果実味をストレートに感じることができる。

<大きめのボルドー型>
ナッツなどの味わいが感じられるが、後味に若干の苦味がある。

<ブルゴーニュ型>
ハチミツなどの甘みを感じるが、香りは弱い。

PERLA DEL GARDA|Vino Passito “DRAJIBO” NV ペルラ・デル・ガルダ|ヴィーノ・パッシート ”ドゥラジーボ”PERLA DEL GARDA|Vino Passito “DRAJIBO”
ペルラ・デル・ガルダ|ヴィーノ・パッシート ”ドゥラジーボ”

<中くらいのバルーン型>
ハーブや白い花のような爽やかさを感じることが出来る。全体的にバランスがとても良い。

<大きめのボルドー型>
植物のような青々しさを楽しむことが出来、若干のほろ苦さがある。好みが分かれる。

<ブルゴーニュ型>
優しく丸みを帯びた味わいだが、印象はやや弱め。

<小さめのチューリップ型>
カリンやハーブのニュアンス。甘みを強く感じるのでやや飲み飽きる。

皆さまの感想はいかがでしたでしょうか? 既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、ぜひ参考にしてみてください。

 

「動画と写真で見るロンバルディア州|第6回お届けワインについて(ペルラ・デル・ガルダ)」

イタリアワイン通信講座受講生のみなさま

イタリアワイン通信講座 第6回は、ロンバルディア州の作り手(ペルラ・デル・ガルダ)について、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を動画と写真でご紹介します。

 

周りには高い山もなく、なだらかな平地が続くエリア。
周りには高い山もなく、なだらかな平地が続くエリア。

 

畑の真ん中にあるのは水が湧き出てできた小さい湖。今も水が湧き出ており、この辺りにはちょこちょこあるそうです。
畑の真ん中にあるのは水が湧き出てできた小さい湖。今も水が湧き出ており、この辺りにはちょこちょこあるそうです。

 

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ペルラ・デル・ガルダ=ガルダ湖の真珠 という名のワイナリー。
ペルラ・デル・ガルダ=ガルダ湖の真珠 という名のワイナリー。

 

畑は約30ヘクタール。トレッビアーノ・ディ・ルガーナのほか、シャルドネ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンといった国際品種や、レボという土着品種を栽培しています。
畑は約30ヘクタール。トレッビアーノ・ディ・ルガーナのほか、シャルドネ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンといった国際品種や、レボという土着品種を栽培しています。

 

樹と樹の間の間隔が広く、日がしっかりと当たる畑。
樹と樹の間の間隔が広く、日がしっかりと当たる畑。

 

トレッビアーノ・ディ・ルガーナ
トレッビアーノ・ディ・ルガーナ

 

モダンでおしゃれな造りのワイナリー。
モダンでおしゃれな造りのワイナリー。

 

コレクションも置かれています。
コレクションも置かれています。
オーナーのジョヴァンナさん。
オーナーのジョヴァンナさん。

 

圧搾機
圧搾機

 

自重で下の階にあるステンレスタンクに移すことによって、ブドウジュースへのストレスを軽減させています。
自重で下の階にあるステンレスタンクに移すことによって、ブドウジュースへのストレスを軽減させています。

 

ピカピカにお手入れされた発酵用のステンレスタンク。
ピカピカにお手入れされた発酵用のステンレスタンク。

 

オシャレに整備された貯蔵庫。
オシャレに整備された貯蔵庫。

 

ジョヴァンナさんがデザインしたオリジナルスタイルのボトル。ラベルにはパールのモチーフ。
ジョヴァンナさんがデザインしたオリジナルスタイルのボトル。ラベルにはパールのモチーフ。

 

第12回お届けワイン|グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座受講生のみなさま

第12回はカラブリアのワインとプーリア州のワインをお送りいたします。
弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。

皆さまも各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べていますので、どうぞご参考ください。

バローニ・カポアーノ|チロ ロッソ クラッシコ グラスの相性
Baroni Capoano|Ciro Rosso DOC Classico
バローニ・カポアーノ|チロ ロッソ クラッシコ

<中くらいのバルーン型><ボルドー型>
中くらいのバルーン型は、スパイスの香りが強く、後から赤系フルーツ、しそ、梅じそを感じる。タンニンは細かく豊富な印象。口当たりまろやか。
ボルドー型も全体のバランスがよく心地よい。酸を多く感じるがそれが全体を引き締める。

<小さめのチューリップ型>
凝縮感があり、品種の個性が強く感じられるが、タンニンの強さが若干気になる。

<ブルゴーニュ型>
フローラルな香りが強く出ているが、アルコールの揮発臭、余韻の苦味が残る。

TAGARO Primitivo di Manduria DOC Pinataro(ピナターロ)
TAGARO|Primitivo di Manduria  Pinataro
タガーロ|プリミティーヴ・ディ・マンドゥーリア ピナターロ
※未発売品

<中くらいのバルーン型>
品種の特徴であるイチゴジャムやプラムのような熟した黒系果実の香りが感じとれる。タンニンもキメ細かく、滑らかな舌触り。全体的にバランスが良い。

<大きめのボルドー型>
口当たりが非常にやわらかく感じる。全体的にまとまりのある香りが綺麗に広がる。

<ブルゴーニュ型>
時間の経過と共に香りが広がっていき、変化が楽しめる。味わいは柔らかい印象になり、余韻に残る酸味が綺麗に伸びる。

<小さめのチューリップ型>
4つのグラスの中では、香り、味わい共にコンパクトにまとまってしまう印象。
このプリミティーヴォは、どのグラスで飲んでも十分満足のいく香りと味わいが楽しめるかと思います。「ワイン単体で飲む場合」や「合わせる食事」といったシーン別でお選びください。

1年を通してイタリアワインに触れてきましたが、これらはほんの一部です。引き続きいろいろなワインを試し楽しみながら、この先もイタリアワインの深い世界に浸っていただけたらと思います。

第12回 |写真で見るプーリア州

イタリアワイン通信講座第のみなさま

イタリアワイン通信講座 第12回は、プーリア州について現地の風景をご紹介します。

プーリア州のなだらかな大地
プーリア州は州土の50%以上が平野。平らな大地が続きます!

 

ブドウ畑
ブドウ栽培も盛んですが、オリーブ畑も驚くほど多く見られます。その生産量はイタリアNo.1 !!

 

白い粘土質のネグロアマーロの畑
白い粘土質のネグロアマーロの畑。

 

ネグロアマーロ
ネグロアマーロ

 

プリミティーヴォの古樹
古木のプリミティーヴォ。鉄分を多く含んだ赤土の土壌はプリミティーヴォの栽培に向いています。

 

木に生ったままアパッシメントされたプリミティーヴォ。
木に生ったままアパッシメントされたプリミティーヴォ。糖度が高まり、凝縮感が増します。こちらでは生産者カリートロの”AUSILIO”が造られます。

 

日本でもお馴染みの魚介を生で食べます。
日本でもお馴染みの魚介を生で食べます。味付けは塩コショウ、オリーブオイル、レモン。

 

サン・ニコーラ聖堂。
旧市街にある偉大なロマネスク建築、サン・ニコーラ聖堂。バーリの”守護聖人”がサン・ニコーラであるとのこと。

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バーリ港は、バルカン諸国や中東へ向けた重要な玄関口。
バーリ港は、バルカン諸国や中東へ向けた重要な玄関口。多くのヨットが並んでいます。

 

プーリア州第の港町、ターラント。
プーリア州第の港町、ターラント。

 

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