第9回ワイン グラスとの相性について

第9回はアブルッツォ州のワインを2本お送り致します。

各グラスでどのような良さが引き出せるか。スタッフレポートを参考に、実践されてみてください。

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fontefico|Abruzzo DOC Pecorino Superiore 2015

フォンテフィーコ|アブルッツォ ペコリーノ・スーペリオーレ 2015

<小さめのチューリップ型>
果実味がギュッと詰った印象。カリンやシトラス、またカモミールといったハーブの香り。グレープフルーツの皮の白い部分にあるような心地よい苦味があり、厚みのある味わいで凝縮感をかんじることができ、全体的にまとまっている。

<大きめのボルドー型>
塩味、ミネラル、ういきょうといった香りが華やかに広がる。味わいにおいても品種の特徴の苦味や、酸味、果実味をバランスよく感じることができる。

<中くらいのバルーン型><ブルゴーニュ型>
グラスに注いだ時にはグレープフルーツの華やかな香り、ナッツの香りを感じることができるが、時間が経つにつれ香りと味わいがグラスのボールが大きいためぼけやすい。

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fontefico|Cerasuolo d’Abruzzo DOC Superiore 2015
フォンテフィーコ|チェラスオーロ・ダブルッツォ・スーペリオーレ2015

<中くらいのバルーン型>
赤い花、ザクロ、といった可愛らしい香りが広がる。クランベリーやアメリカンチェリーのような余韻が感じられ、全体的にキレイにまとまっている。

<大きめのボルドー型>
華やかな香りと果実味をとらえやすく、あとからチャーミングな酸味を感じる。
中くらいのバルーン型に比べ全体的に優しい味わい。

<ブルゴーニュ型>
入れ注ぎたての印象は悪くないが、時間が経つにつれて香りの複雑性が感じられにくくなり、ややぼやけてしまう印象に。

<小さめのチューリップ型>
品種の個性であるミントの香りといった清涼感を一番感じるグラス。時間が経つにつれて、香りは飛びづらいが香りと味わいがばらついてしまいます。
好みや飲むシチュエーションにより、グラスを選んで楽しむことができるワインと言えます。

パーティーで全種類のグラスを使いながら出して皆さんでワイワイ試してみるのも、新しい発見があって楽しいかもしれません!是非トライしてみてください!