イタリアワイン通信講座受講生のみなさま
こんにちは。
第3回お届けのワインについて、スタッフおすすめのグラスにつきましてレポートいたします。添付しました写真では、一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。 ご参考にされてください!
赤ワインのフミンにつきましては、いつもと違い、時間経過してからのグラスの相性も公開しております。ぜひこちらも併せてお楽しみいただければ光栄です。
一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。
ビオ・ヴィオ|リヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテ ピガート ”マレネ”
<大きめのボルドー型>
他のグラスに比べ、ディルのようなハーブの香りと、後からリンゴやハチミツのようなふくよかな香りも感じる事が出来る。品種特有の心地よい苦みとミネラル、塩味がバランス良くまとまっている。
<小さめのチューリップ型>
華やかな果実の香りが立ち上がってきやすく、ハチミツのような香りも感じ取ることが出来る。
キュっと締まった果実味と酸が心地よく感じられる。
<中くらいのバルーン型>
香りの第一印象が一番良い。サフラン、白胡椒といったスパイスの香り。口に含むと果実味の凝縮感やミネラル感、心地よい苦味がバランスよく感じられる。
<ブルゴーニュ型>
香りがダイナミックに広がるが、このワインには少しボウルが大き過ぎるため、味わいが少しぼやける。
飲み始めの第一印象は・・・
ディー・アンド・ディー|ヴァッレ・ダオスタ フミン
<中くらいのバルーン型>
スミレやカシスの香りの華やかさがあり、タンニンも細やかで味わいもなめらかに感じ取れてとてもバランスが良い印象。
<大きめのボルドー型>
香りの立ち具合がほどよく感じられ、キュっと締まった果実味と豊富な酸との凝縮感をより強く感じる印象。
<ブルゴーニュ型>
フミン品種特有のスパイシー香りも感じられる。味わいとしては、酸味を強く感じてしまう。香りも程なくしてぼやける印象。
<小さめのチューリップ型>
ボールの高さが低く、口も広くはないので鼻に近いため、香りや味わいを直に強く感じてしまう。
飲み始めから30分ほど経過した印象は?
面白いほどに変化していきました・・・
ディー・アンド・ディー|ヴァッレ・ダオスタ フミン
<小さめのチューリップ型>
飲み始めはグラスの特徴が出過ぎており、香り、味わいを強く感じてしまうだけだった印象だが、飲み進めて飲み慣れたこともあり、凝縮感と程よい酸味を心地よく感じるようになり、ワインを口に運ぶ回数を増やしてくれる印象。
<中くらいのバルーン型><大きめのボルドー型>
アルコール感、タンニンの細かさ、最後にキュッとした酸で締めくくることができ、とても心地よく愉しむことができる。
<ブルゴーニュ型>
時間が経過するとともに、全体的にぼやけた印象。
好みや飲むシチュエーションにより、グラスを選んで楽しむことができるワインと言えます。