イタリアワイン通信講座第6期生のみなさま
Vino Hayashi鶴岡でございます。
いつもご愛顧頂き、誠に有難うございます。
先日、受講生の方からとても良いご質問を頂きましたので、共有させて頂きます。
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Q1. ラベルの読み方について
「銘柄」と「オリジナル・ネーム」の見分け方?はあるのでしょうか?
書かれているもののどれが銘柄なのか、オリジナル・ネームなのか、はたまたブドウの品種なのか、というところが判別しづらく、
挙げて頂いている項目にないものはどれにあたるのか?
各州の「銘柄」の知識がないとわからない、ということになるのでしょうか?
A.「銘柄」と「オリジナル・ネーム」の見分け方につきましては、皆様が疑問に思うところです。
基本的にDOCG、DOC、IGTにつきましては、ラベルにその銘柄名が必ず記載されています。
ただ、ラベルのデザイン上、それがどれを指しているのかがわかりづらいことがあるので、
ある程度のDOCG、DOCは覚えているほうが、それを簡単に見つけることができます。
特にDOCGは出来るだけ覚えて頂いたほうが、イタリアワインがよく分かるようになります!
そして、DOCGを覚える際には、是非ブドウ品種も一緒に覚えるようにされてください。
銘柄名がわかれば、それ以外にも名前がある場合、それがオリジナル・ネームであることが想定されます。
オリジナル・ネームにつきましては造り手によって付けている場合と付けていない場合があります。
オリジナル・ネームには家族の名前であったり、畑の名前であったり、
そのワインに対する思い入れなどで名づけているのを多く見かけます。
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Q2. IGT/DOC/DOCGについて
年数による厳しさの違い、というところは理解できたのですが、
それぞれの認定基準、のようなものは何かあるのでしょうか。
品種等によって色々異なるものなのでしょうか。
A. それぞれ品種やブドウが造られる畑のエリアなどの細かい決まりがあります。
DOCGが一番規定が厳しく、各銘柄ごとに、使われるブドウ品種の割合や熟成期間、最低アルコール度数、
1haあたりの最大収穫量等々厳格に決められています。また、
DOCGに昇格するにはDOCになってから最低10年を経過していなければならない。
DOCに昇格するにはIGTになってから最低5年を経過していなければならない。
といった規定もあります。
そして各DOCやDOCGの銘柄をリリースしているワイナリーは、基本的には複数存在します。
一般的には各銘柄ごとに100件、200件、それ以上といった数の造り手が存在します。
ですから、生産者名を知っていくことも大切になります。
20件程度しか造り手がいないといったDOCやDOCGは弊社でもいくつか
お取り扱いがございますが、非常に稀少な銘柄であると言えるでしょう。
本当に小さいDOCはそれを造っている造り手が数件しかいないというものもあります。
そこまでマイナーな銘柄となると日本には輸出されてないかもしれません。
弊社取扱 稀少な銘柄ワインはこちら
・http://store.vinohayashi.jp/products/detail311.html
・http://store.vinohayashi.jp/products/detail463.html
まずはご自分で美味しいと思った生産者と銘柄を記録して楽しまれてみるのが
良いかと存じます。
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