<イタリアワイン通信講座>ヴェルディッキオについて

<イタリアワイン通信講座>ヴェルディッキオについて

イタリアワイン通信講座第5期生の皆さま

いつもご愛顧いただきありがとうございます。
Vino Hayashiの鶴岡でございます。

イタリアワイン通信講座<第8回>は、マルケ州・ウンブリア州についてご紹介致しました。
今日は、マルケ州の土着品種「ヴェルディッキオ」について少しお話します。

この品種は比較的お手ごろな価格のものから世に出回っており、日本でも割りと見かけることができます。
ちなみに私はファミレスの○イ○リヤで、ヴェルディッキオのボトルを時々注文しますが、安旨でなかなかいけます(笑)!!
昔から売られているペッシェ・ヴィーノというお魚の形をしたかわいいボトルをご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
このヴェルディッキオ種が使われているワインです。(ちなみにイタリア語でペッシェは魚、ヴィーノはワインという意味です。)

ヴェルディッキオに関して言いますと、比較的アドリア海に近く、広いエリアの『ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ』と、
アペニン山脈の麓の小さいエリア『ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ』と、二種類あります。
同じ品種のワインと言えどもあえて違う銘柄として確立しています。

品種の特徴としては、ミネラルと酸味!!これが溌剌と感じられるタイプが個人的にはだいすきです!!
ミネラルは石灰系であったり、昆布出汁っぽいニュアンスを見つけることができます。それが感じられるたびに、
これは「和食に合うなあ~」としみじみ感じます。たとえば、おでんであったり、タコとわかめの酢の物であったり。
皆様も是非いろいろと合わせてみてください。私たちの日常の食卓に、非常に合わせやすいブドウ品種なんですよ!
あとは、アーモンドっぽい香りがするのも特徴のひとつといえます。

ヴェルディッキオは比較的早飲みタイプのデイリーワインの生産量が多いですが、RISERVAのカテゴリーもあり、
長期熟成が可能な高いクオリティのアイテムもあります!
日本ではまだあまり出回っていませんが、最近はスプマンテを造る生産者も増えてきています。
品種の名前が長くてでたいへんですが、是非、覚えておいてくださいね!

実際、マルケ州のこの辺りを訪れる機会はなかなか無いと思います。なぜなら、
目立った観光地がない上に、ローマやフィレンツェなど、大都市から行くにしても
アペニン山脈を越えなければならず、とても行きづらいエリアだからです。。
私は個人的にヴェルディッキオが大好きなので、実はがんばって行ってみましたが、
「マテリカ」という駅に着いたとき、この上なく嬉しかったことが今でも忘れられません!

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あと、ご紹介が遅れましたが、みなさまにひとつご案内です。
弊社の福利厚生?!「まかないワイン」をまとめた記事です。社内でブラインドテイスティングを行い、
ワインの味わいの捕らえ方を鍛えております!日ごろの私たちの勉強の様子をご覧頂けます。
https://www.modern-blue.com/page/topics/b018_makanai/150219_b018_makanai.html

参考ついでに、ヴェルディッキオをブラインドテイスティングした際の記事をご案内します。
https://www.modern-blue.com/page/topics/b018_makanai/150402_b018_makanai.html

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