イタリアワイン通信講座第4期生のみなさま
第12回は偉大なワインを2本お送り致しました。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。
また今回が最終回とのこともありまして、いつも以上に熱のこもったグラスの相性でした!
皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べていますので、どうぞご参考に。
Vigin Barbaresco DOCG “Montersino” 2012
ヴィジン|バルバレスコ “モンテルシーノ” 2012
<ブルゴーニュ型>
香りに複雑性が非常にあるこのワインにおけるポテンシャルが、最大限に発揮される。時間が経ってもバランスが崩れない。
<中くらいのバルーン型>
4つのグラスの中では1番口当たりが柔らかい印象。香りの広がりも良い。
<ボルドー型>
タンニンや果実味が力強く感じられるようになるため、しっかりめのお肉などに合わせるなら、こちらのグラスがオススメ。
<小さめのチューリップ型>
グラスが小さ過ぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。
TAGARO Primitivo di Manduria DOC 2016
プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア ピニャターロ プリミティーヴォ2016 ※未発売品
<中くらいのバルーン型>
品種の特徴であるイチゴジャムやプラムのような熟した黒系果実の香りが感じとれる。タンニンもキメ細かく、滑らかな舌触り。全体的にバランスが良い。
<大きめのボルドー型>
口当たりが非常にやわらかく感じる。全体的にまとまりのある香りが綺麗に広がる。
<ブルゴーニュ型>
時間の経過と共に香りが広がっていき、変化が楽しめる。味わいは柔らかい印象になり、余韻にのこる酸味が綺麗に伸びる。
<小さめのチューリップ型>
4つのグラスの中では、香り、味わい共にコンパクトにまとまってしまう印象。
このプリミティーヴォは、どのグラスで飲んでも充分に満足のいく香りと味わいが楽しめるかと思います。「ワイン単体で飲む場合」や「合わせる食事」といったシーン別でお選びください。
私たちもバルバレスコは偉大なワインだということを改めて感じることが出来ました!
1年を通してイタリアワインに触れてきましたが、これらはほんの一部です。引き続きいろいろなワインを試し楽しみながら、この先もイタリアワインの深い世界に浸って頂けたら、と思います。