第12回ワイン(偉大なワイン編)グラスとの相性について

第一期生の皆様

第12回ではピエモンテ州とトスカーナ州の偉大なワインをお届けしました!
最終回ということで、スタッフもいつも以上に熱が入っていた気がします!
4種類のグラスで色々な視点からスタッフが試飲を実践してみました。
画像右手から順にお勧めのグラスとなります。

是非、参考にされてみてくださいね。

通信講座vol12_グラス比較_モンテルシーノVigin Barbaresco DOCG “Montersino” 2010
ヴィジン|バルバレスコ “モンテルシーノ” 2010 |7,128 円(税込)

<中くらいのバルーン型>
香りに複雑性があり、このワインのポテンシャルが発揮される。時間が経ってもバランスが崩れない。

<ブルゴーニュ型>
4つのグラスの中では1番柔らかい口当たりになる印象。香りの広がりも良い。

<ボルドー型>
タンニンや果実味が力強く感じられるため、厚めのステーキなどしっかりめのお肉に合わせるなら、こちらのグラスが良い。

<小さめのチューリップ型>
グラスが小さ過ぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。

通信講座vol12_グラス比較_カンプリキャンティPodere Campriano Chianti Classico DOCG 2010
ポデーレ・カンプリアーノ|キャンティ・クラッシコ2010|5,832 円(税込)

<ボルドー型>
熟したプラム、ミント、スミレなどキャンティ・クラッシコ特有の香りが非常に良く感じられる。さらに、獣臭やなめし皮、キノコ、クローヴといった複雑な香りを感じ取ることが出来る。また、タンニンがしっかりと感じられ、骨格のあるワインとして味わえるため、しっかりとしたお肉料理などに合わす場合にはボルドー型が良い。

<ブルゴーニュ型>
注ぎたての印象は良く、ボルドー型よりも柔らかな口当たりに感じる。非常に複雑で良い香りが非常に華やかに感じ取れるので、香りを楽しんで口当たり柔らく飲みたい場合にはブルゴーニュ型を選ぶと良い。

<中くらいのバルーン型>
果実系の香りが非常に良く感じ取れるが、他の香りが発揮できず少しバランスが崩れる印象。

<小さめのチューリップ型>
グラスが小さ過ぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。

今回のワインについてまとめてみると偉大なワインということで、複雑味を感じられるまさにGreatなしっかりめの赤ワインでしたね。

皆様の感想はいかがでしたでしょうか?

1年を通しイタリアワインに触れて頂きましたが、これらはほんの一部です。引き続きこの先もイタリアワインの深い世界に浸って頂けたら、と思います。

第11回ワイン(山のワイン編)グラスとの相性について

第11回ではラツィオ州・カンパーニア州のワインをお届けしました。いつもの4種類のワイングラスで比較テイスティングを行いましたので是非参考にされてみてくださいね。

Cantina Moronia Irpinia Campi Taurasini DOC "Donna Carmela" 2010Cantina Moronia Irpinia Campi Taurasini DOC “Donna Carmela” 2010 カンティーナ・モロニア|イルピニア・カンピ・タウラジーニ アリアニコ ”ドンナ・カルメラ” 2010

<中くらいのバルーン型>
アリアニコらしいビターチョコレートやコーヒーといった香ばしい香りに、熟したカシスやジャムなどの香りもバランスよく感じとることが出来る。パワフルな果実味のなかに、緻密なタンニンやはつらつとした酸がしっかりと感じられる。

<ブルゴーニュ型>
中くらいのバルーン型より香りが抜けやすいが、香り、味わい共に注ぎたての印象は良い。

<ボルドー型><チューリップ型>
ややタンニンが強調され、果実味を感じ取りづらい傾向。繊細な香り等このワインの良さを表現しきれない印象がある。

Peter Dipoli Alto Adige DOC "IUGUM" 2007   Peter Dipoli Alto Adige DOC “IUGUM” 2007
ピーター・ディポリ|アルト・アディジェ ”イグム” 2007

<ボルドー型>
ボルドーブレンド品種ゆえ、その名のとおりボルドーグラスが香り、味わい共に大変バランスが良く、エレガントさを存分に表現してくれる。スタッフの意見もピタリと一致したグラス。

<中くらいのバルーン型>
ハーブや杉などの清涼感のある香りがやや強調される。滑らかなタンニンが感じられバランスは良い。

<ブルゴーニュ型><チューリップ型>
香り、味わいにおいてバランスが若干崩れがち。ワインの良さを充分に表現しきれない感あり。

今回のワインについてまとめてみると、しっかりめの赤ワインなのでお肉を合わせるのをおすすめします!
アリアニコは香りも複雑さがあり、タンニンも豊富で力強いワインなので、ワインに負けないようなコトレッタ・ボロネーゼ(トンカツに生ハムとチーズをのせて焼いたもの)などチーズとお肉のお料理がスタッフおすすめです。
イグムは9年の熟成を経て柔らかく、シルキーに仕上がったタンニン、最上級の熟成ボルドーワインを髣髴させるような、エレガントな深い味わいを是非ご堪能ください。

第10回ワイン(海のワイン編) グラスとの相性について

第10回ではサルディーニャ・シチリア島のワインをお届けしました。
4種類のグラスで色々な視点からスタッフが試飲を実践してみました。
画像右手から順にお勧めのグラスとなります。
参考にされてみてくださいね!

Depperu Vermentino di Gallura DOCG "LURIS"2014Depperu Vermentino di Gallura DOCG “LURIS”2014

<大きめのボルドー型>
柑橘系のフルーツやハーブといった品種個性のフレッシュな香りが、一番良く感じとることが出来た。味わいもこのワインの特徴といったミネラル、酸味、塩味、苦味らがバランスよく感じられる。

<中くらいのバルーン型>
味わいは苦味、甘みがやや強調される印象があるが、ボリューム感や厚みはわかりやすく表現される。

<小さめのチューリップ型>
香りは柑橘系がよく表現され、味わいとして酸味が強調される。バランスはよいが、このワインに対してはグラスが小さ過ぎて良さをやや表現しきれない印象がある。

<ブルゴーニュ型>
時間が経つにつれ香りがぼやける傾向がある。ボリューム感や厚みといった味わいはわかりやすく表現される。

Brugnano Terre Siciliane IGT "NAISI" 2012Brugnano Terre Siciliane IGT “NAISI” 2012

<中くらいのバルーン型>
香り、味わい共にバランスが一番良く感じられる。注ぎたてはブルーベリーやブラックチェリーといった黒ベリー系の香りが強調され、スワリングしていくとスパイス、コーヒーや土のような香りが現れる。味わいはフルーティーな華やかさがあり、タンニンもほどよく感じられる。

<小さめのチューリップ型><ブルゴーニュ型><大きめのボルドー型>
香りや味わいのバランスが若干崩れがち。どれも悪くは無いけれど、中くらいのバルーン型がスタッフ一致でおすすめ!です。

第9回ワイン グラスとの相性について

第9回はアブルッツォ州のワインを2本お送り致しました。

各グラスでどのような良さが引き出せるか。スタッフレポートを参考に、実践されてみてください。

ぺコリーノAbruzzo DOC Pecorino Superiore 2013

<大きめのボルドー型>

塩味、ミネラル、セージといった香りが華やかに広がる。味わいにおいても、品種の特徴であるグレープフルーツの皮の白い部分にあるような苦味や、酸味、果実味をバランスよく感じることができる。

<小さめのチューリップ型>
ぺコリーノの品種の個性を引き立たせるが、このワインがスーペリオーレであるため、アルコール度の高さも強調されすぎてしまう。

<ブルゴーニュ型・中くらいのバルーン型>
グラスに注いだ時にはグレープフルーツの華やかな香りを感じることができるが、時間が経つにつれボールが大きいためぼやけていきやすい。

チェラスオーロCerasuolo d’Abruzzo DOC Superiore 2014

<大きめのボルドー型>
チャーミングな香りやフレッシュな味わいと、品種個性のバランスが取れていて入れたての第一印象が4つのうちで1番良い。冷やしてスッキリの飲むには、こちらのグラスがオススメ。
このワインの特徴であるチャーミングな香りやフレッシュな味わいが引き立ち、注ぎたての第一印象が4つのうちで1番良い。ワインだけで楽しむ場合などはこちらのグラスがオススメ。

<中くらいのバルーン型>
淡いルビー色がきれいに発色し、最初は果実の香りが広がるが、ややエタノールのような香りも出てしまう。酸味がはボルドー型よりも穏やかに感じられる。

<小さめのチューリップ型>
品種の個性であるミントの香りといった清涼感を一番感じるグラス。時間が経つにつれてバランスの良い香りへと変化。時間が経っても香りは飛びづらく、時間をかけて飲んでも良し。
ミントの香りなどの清涼感が一番感じられるグラス。注ぎたては若干開くまでに時間がかかるが、時間が経っても香りのバランスは崩れず、食事をしながらゆっくり飲む場合などに最適。

<ブルゴーニュ型>
入れ注ぎたての印象は悪くないが、時間が経つにつれて香りの複雑性が感じられにくくなりが飛んでしまい、ややぼやけてしまう印象に。お料理によっては、アッビナメントするときにワインが負けてしまう可能性も。

<まとめ>
今回のワインについてまとめると、どれもマイナスになることはあまりないように思えましたが、より酸味を際立たせスッキリとしたロゼをお好みの方はボルドー型やチューリップ型がオススメ。酸味が穏やかな方がお好きな方はブルゴーニュタイプがオススメです。好みや飲むシチュエーションにより、グラスを選んで楽しむことができるワインと言えます。

パーティーで全種類のグラスを使いながら出して皆さんでワイワイ試してみるのも、新しい発見があって楽しいかもしれません!是非トライしてみてください!

前期期末テスト 正解率発表!

前期期末テストの集計が出ましたので添付の集計表にてご報告いたします。
全20問、1問を5点として計算致しましたところ、平均点は77.2点でした。
中には正解率が50%という難しい問題もありました。
全体の正解率とご自分の解答と見比べて参考にされてください。

期末テスト 問題別正答率

<以下のリンクより問題を見ることができます>
まだテストをされてない方も挑戦可能です。

<前編>期末テスト
http://bit.ly/kouza-test02
<前編>中間テスト
http://bit.ly/kouza-test01
(PCでもスマートフォンでも閲覧・解答できます)

復習をすることでより記憶に残ると思いますので、
テキストを見ながらでも是非行ってみてください。

【質問・お問合せ】

講座の内容について、共有したいご質問・ご意見・ご感想など
→  vino.1@ml.vinohayashi.com
こちらに送信したメールはメーリングリストに投稿という形となり、
ご登録の全同期受講生及び事務局へ配信されます。

お問い合わせ・配送変更依頼など
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第8回ワイン グラスとの相性について

先日お送り致しましたマルケ州のワイン、もう飲まれましたでしょうか?
師走に入り、パーティーなどでワインを開けることも多くなることかと思います。

どのグラスを用意したらよいか?!スタッフおすすめのグラスにつきましてレポートいたしますので、ぜひご参考にされてください!
添付の写真で、一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。

buca
■Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico DOC “Buca della Marcona”
http://store.vinohayashi.jp/products/detail276.html

<大きめのボルドー型>
ラムネ、昆布、塩味、石灰質ミネラル感の香りが、一番心地よく感じられる。
ワインの奥に潜むナッツのような香りを感じ取りやすい。総合的には一番適している。

<小さめのチューリップ型>
一番凝縮して香りや味わいを掴めるので、ヴェルディッキオらしい苦味が感じられる。
品種の個性知るためには良いグラス。ボルドーには劣るがこちらも温度が上がってきたときにナッツのニュアンスを感じ取れる。

<中くらいのバルーン型・ブルゴーニュ型>
入れたては香りが華やかに広がり、インパクトがありとても良いが、
時間が経つにつれ香りが飛んでしまいぼやけてしまう。

campofiorito
■Rosso Conero DOC “CAMPOFIORITO”http://store.vinohayashi.jp/products/detail156.html

<大きめのボルドー型>
コーヒー、チョコレート、ブラックベリー、湿った落ち葉、腐葉土のような香り。
果実味の凝縮感があり、香りの印象を一番しっかりとらえやすく、余韻も長く感じ取れる。時間がたってもバランスを崩さずゆっくりと楽しむことができる。

<小さめチューリップ型>
モンテプルチャーノの凝縮感を非常に良く感じ取れるので、品種の個性の認識をしやすいが、せっかくの良い香りはこのグラスの小ささでは表現しきれない部分がある。

<ブルゴーニュ型・中くらいのバルーン型>
このワインの個性ある香りが柔らかく広がって良いが、特徴である「力強さ」も柔らかく感じてしまう。口当たりまろやかに飲みたい場合などにはこちらのグラスを使うとよい。

あわせるお料理などによってもワインの印象は変わってきますので、向いているグラスも変わってくるものです。
「正解」というものはないですので、気軽にワインとお付き合いしてみてくださいね。

皆さまのご感想もお待ちしております!

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本日公開『Vino Hayashiのまかないワイン』ご覧ください。

makanai_kb

当社で毎日のように行われている
社内試飲会 通称"まかないワイン"を少し(かなり!?)
コミカルなタッチで、毎月情報発信しております。

本日公開された「第8回」を是非ご覧ください。
https://goo.gl/iODNIy

新人モンテちゃんが大活躍の巻です。


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過去のまかないワインはこちら♪
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01「言い訳のような、まえがきのような」
http://bit.ly/makanai150219

02「バルベラさんの場合」
http://bit.ly/makanai150305

03「シバタさんの場合」
http://bit.ly/makanai150402

04「コンビニ総菜とのマリアージュ前篇」
http://bit.ly/makanai150515

05「コンビニ総菜とのマリアージュ後篇」
 http://bit.ly/makanai150611

番外編「大将がヤバい」
http://bit.ly/makanai150709

番外編「マテリカさんはすごい」
http://bit.ly/makanai150820

06「伊勢丹新宿店 BARカウンターで会いましょう♪」
http://bit.ly/makanai151008

07「伊勢丹新宿店 閉店後のグラッパ・セミナー」
http://bit.ly/makanai151105

第7回お届けワイン グラスとの相性について

こんにちは。Vino Hayashiの瀬戸でございます。

いよいよ後編に入りましたね。先月お送り致しましたトスカーナワイン、皆さまお試しになりましたでしょうか?

スタッフおすすめのグラスにつきましてレポートいたします。
添付の写真で、一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。 ご参考にされてください!

antichevie
■Chianti DOCG “ANTICHE VIE” 2012
http://store.vinohayashi.jp/products/detail129.html

<中くらいのバルーン型>
他のグラスに比べ、香り、味わいと共に一番バランスがよく、サンジョヴェーゼらしいスミレの香りや、 このワイン特有の小梅のようなニュアンスがきれいに伝わりやすい。

<大きめのボルドー型>
凝縮した香りがグラスから昇って来やすく、こちらも香り、味わいと共にサンジョヴェーゼの品種の特徴が伝わりやすい。
中くらいのバルーン型に比べ、より酸が感じられるので、酸味を感じて飲みたい場合などにはこちらのグラスを使用するとよい。

<小さめのチューリップ型>
華やかな香りが広がりにくいため、注ぎたてはインパクトが弱く感じる。一方、 酸味やフレッシュ感は感じやすい。
穏やかな酸味を好む場合はブルゴーニュグラスがベター。

<ブルゴーニュ型>
酸味は穏やかに感じられ、柔らかい印象になる。時間が経つと香りや味わいがややぼやけてしまう印象に。

yantra
■Toscana Rosso IGT “yantra” 2011 (写真:yantra.jpg)
http://store.vinohayashi.jp/products/detail137.html

<大きめのボルドー型>
他のグラスに比べ味わい、香りのバランスが良く、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローに適するとされているボルドー型のグラスがやはり一番このワインを引き立たせるという印象。

<小さめのチューリップ型>
香りが若干単調にも取れてしまうが、味わいの凝縮感がしっかりと感じられる。 全体のバランスとして考えるならば、悪くはない。

<中くらいのバルーン型><ブルゴーニュ型>
注ぎたての香りは良いが時間が経つにつれぼやけてしまいがち。 味わいにおいても、ボルドー型やチューリップ型の方が凝縮感や品種の良さが伝わりやすい。

ワインを飲む環境(温度や抜栓何時間後か)などによって適するグラスは変わってきます。
また、ワインだけで飲んだ場合と、食事とあわせて飲んだ場合とでも印象が変わってきます。

今回のように、グラスの違いによりワインの違う特性を引き出すこともできるので、例えば酸味を引き出したい、もしくは穏やかに感じたいといった違うケースではそれに見合ったグラスをお選びください。

皆さまのご感想はいかがでしたか? こんな食事との相性が良かった、などの感想もお待ちしております!

第6回ワイン グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第一期生のみなさま

こんにちは。
Vino Hayashi 鶴岡でございます。

第6回にお届けしたワインとグラスとの相性をレポート致します。
皆様は、どのグラスが一番良かったでしょうか?

今回はスパークリングワインとデザートワインの組み合わせであったため、どのグラスで飲むべきか、迷われた方もいらっしゃったかもしれません。

写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。


numerozero
■フランチャコルタ ”ヌーメロゼロ” ドサッジョ・ゼロ NV
http://store.vinohayashi.jp/products/detail59.html?=ml

このスパークリングワインは、泡の質感が心地よく感じられるかどうかや、しっかりした酸やミネラルの要素がよく熟成した果実感とうまくバランスが取れているかどうかを評価のポイントとしました。

・<大きめのボルドー型>
果実感、香りの広がりを一番感じられ、その他の要素(酵母の香り、酸やミネラル)とのバランスが最もよい。

・<小さめのチューリップ型>
瓶内二次発酵に由来する酵母の香りが強調される。全ての要素がまとまって感じられる。

・<ブルゴーニュ型><中くらいのバルーン型>
泡の質感があまり感じられなく、持続性が短い。
香りは注ぎたては良いが、持続性があまりない。


★温度について
スパークリングワインの場合、赤ワインや白ワインよりも低めの温度が適切ですので、冷蔵庫でよく冷やし約6℃くらいでテイスティングをしました。
飲んでいるうちにワインの温度は少しづつ高くなってきますが、
このワインのクオリティ感は、少し温度が上がった状態でも楽しめます。


lecime
■アルト・ミンチオ パッシート・ビアンコ ”レ・チーメ”  2010
http://store.vinohayashi.jp/products/detail66.html?=ml

選ぶポイントは、このデザートワイン特有の濃厚な香りのキンカンや杏、オレンジピールのような香りが心地よく感じられるグラス。
また甘いだけでなく、酸味とのバランス、飲んだ後の余韻も評価のポイントとしました。

・<中くらいのバルーン型>
香りの凝縮感が感じられる。また、香りと甘みのバランスもよく感じられる。

・<小さめのチューリップ型>
香りの凝縮感は一番まとまりよく感じられる。

・<ブルゴーニュ型><大きめのボルドー型>
バランスが崩れがちになる。


通常デザートワインは、小さめのグラスで飲むケースが多いです。
今回大きいグラスが良いと感じたのは、試飲をしたタイミングが食前であったことも影響しています。
よって上記はワイン単体でのティスティングの感じ方です。

食事をした後の満腹の時には、より濃い味わいが感じられる小さいグラスのほうが向いていると感じられることもあるかと思います。
このように、状況によっても選ぶグラスは変わってきます。

また、温度が高いと酸がだれて感じ、甘さばかりが重く感じるので、
6~8度ぐらいに冷やしておくのがポイントです。


皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?
既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、ぜひ参考にしてみてください。

メーリングリストへのご感想の投稿もお待ちしております!
vino.1@ml.vinohayashi.com


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ご利用の際には、ご注意ください。

第5回ワイン グラスとの相性について

こんにちは。Vino Hayashi 西垣でございます。

イタリア出張を挟んで少し日が空いてしまいましたが第5回にお届けしたワインとグラスとの相性をレポート致します。

皆様は、どのグラスが一番良かったでしょうか?
写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。

valpoli
■ヴァルポリチェッラ クラッシコ
http://store.vinohayashi.jp/products/detail90.html

<大きめのボルドー型><中くらいのバルーン型>
非常にきれいな酸と、エレガントさ、そしてキメが細かいながらしっかりとしたタンニンがあり、バランスの良い強さが感じられる。

<小さめのチューリップ型>
小さすぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。

jiasik
■ヴェネツィア・ジューリア ビアンコ “ヤシック”
http://store.vinohayashi.jp/products/detail238.html

<小さめのチューリップ型>
ワインのフレッシュさが際立つ。ミネラル感がより感じられる。

<ブルゴーニュ型><中くらいのバルーン型>
マルヴァジア由来のアロマティックな香りがより感じられる。 どちらも違う良い個性を引き出すことができ、あまりグラスに左右されないオールマイティーな美味しさがあるワインです。飲む際にどのような点を生かして飲みたいかでグラスを選んでみてください。

皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?

既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、ぜひ参考にしてみてください。

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