第3回ワイン グラスとの相性について

受講生のみなさま

第3回はリグーリア州のワインを2本お送り致しました。
各グラスでどのような良さが引き出せるか。スタッフレポートを参考に、実践されてみてください。

一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。

bioVio Riviera Ligure di Ponente DOC Pigato "MaRene" 2014 ビオ・ヴィオ|リヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテ ピガート ”マレネ” 2014

<大きめのボルドー型>
香りと味わいのバランスが一番良い。酸味が際立ち、ピガートのアロマであるハーブや果実の香りがバランスよく感じ取ることができる。

<中くらいのバルーン型><ブルゴーニュ型>
香りが開きやすく、黄桃や南国系果実の香り、またキンモクセイなどといった花の香りを感じ取ることが出来る。味わいもほどよく丸みがあるが、後味の苦味が際立ってしまうという点も。

<小さめのチューリップ型>
ハーブの香りがはっきり感じられ、酸の伸びが際立つ。品種特有のグレープフルーツのような苦みも心地よく感じられる。ただし、この大きさでは華やかな果実の香りが若干表現しきれない印象がある。

bioVio Riviera Ligure di Ponente DOC Rossese "U Bastio" 2014ビオ・ヴィオ|リヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテ ロッセーゼ ”ウ・バスティオ” 2013

<大きめのボルドー型>
バラやローズヒップ、いちごやカシスといった果実のフルーティーな香りがバランス良く感じられ、味わいにもまとまりがある。

<中くらいのバルーン型><ブルゴーニュ型>
果実の香りはよく感じ取ることができるが、余韻の苦味が際立つ。

<小さめのチューリップ型>
香りが立ちづらく、味わいも偏りがち。香りと味わいのバランスがやや崩れやすい。

今回のワインはどちらも酸が綺麗な軽快なタイプですので、サラダやお肉を使った冷菜などと相性が良いと思います。

これからクリスマスパーティーや忘年会、お正月に新年会など、パーティー行事が目白押しですね!パーティーで全種類のグラスを使いながら皆さんでワイワイ試してみるのも、新しい発見があって楽しいかもしれません。是非トライしてみてください!

前期期末テスト 正解率発表!

前期期末テストの集計が出ましたので添付の集計表にてご報告いたします。
全20問、1問を5点として計算致しましたところ、平均点は77.2点でした。
中には正解率が50%という難しい問題もありました。
全体の正解率とご自分の解答と見比べて参考にされてください。

期末テスト 問題別正答率

<以下のリンクより問題を見ることができます>
まだテストをされてない方も挑戦可能です。

<前編>期末テスト
http://bit.ly/kouza-test02
<前編>中間テスト
http://bit.ly/kouza-test01
(PCでもスマートフォンでも閲覧・解答できます)

復習をすることでより記憶に残ると思いますので、
テキストを見ながらでも是非行ってみてください。

【質問・お問合せ】

講座の内容について、共有したいご質問・ご意見・ご感想など
→  vino.1@ml.vinohayashi.com
こちらに送信したメールはメーリングリストに投稿という形となり、
ご登録の全同期受講生及び事務局へ配信されます。

お問い合わせ・配送変更依頼など
→  kouza@ml.vinohayashi.com

第8回ワイン グラスとの相性について

先日お送り致しましたマルケ州のワイン、もう飲まれましたでしょうか?
師走に入り、パーティーなどでワインを開けることも多くなることかと思います。

どのグラスを用意したらよいか?!スタッフおすすめのグラスにつきましてレポートいたしますので、ぜひご参考にされてください!
添付の写真で、一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。

buca
■Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico DOC “Buca della Marcona”
http://store.vinohayashi.jp/products/detail276.html

<大きめのボルドー型>
ラムネ、昆布、塩味、石灰質ミネラル感の香りが、一番心地よく感じられる。
ワインの奥に潜むナッツのような香りを感じ取りやすい。総合的には一番適している。

<小さめのチューリップ型>
一番凝縮して香りや味わいを掴めるので、ヴェルディッキオらしい苦味が感じられる。
品種の個性知るためには良いグラス。ボルドーには劣るがこちらも温度が上がってきたときにナッツのニュアンスを感じ取れる。

<中くらいのバルーン型・ブルゴーニュ型>
入れたては香りが華やかに広がり、インパクトがありとても良いが、
時間が経つにつれ香りが飛んでしまいぼやけてしまう。

campofiorito
■Rosso Conero DOC “CAMPOFIORITO”http://store.vinohayashi.jp/products/detail156.html

<大きめのボルドー型>
コーヒー、チョコレート、ブラックベリー、湿った落ち葉、腐葉土のような香り。
果実味の凝縮感があり、香りの印象を一番しっかりとらえやすく、余韻も長く感じ取れる。時間がたってもバランスを崩さずゆっくりと楽しむことができる。

<小さめチューリップ型>
モンテプルチャーノの凝縮感を非常に良く感じ取れるので、品種の個性の認識をしやすいが、せっかくの良い香りはこのグラスの小ささでは表現しきれない部分がある。

<ブルゴーニュ型・中くらいのバルーン型>
このワインの個性ある香りが柔らかく広がって良いが、特徴である「力強さ」も柔らかく感じてしまう。口当たりまろやかに飲みたい場合などにはこちらのグラスを使うとよい。

あわせるお料理などによってもワインの印象は変わってきますので、向いているグラスも変わってくるものです。
「正解」というものはないですので、気軽にワインとお付き合いしてみてくださいね。

皆さまのご感想もお待ちしております!

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ワインを飲む際の適温

ワインを飲む際の適温に関しましては、第3回のコラムで学びますが、先に簡単に各ワインの適温を回答させて頂きます。

スパークリング    :4~6度
ロゼワイン       :6~10度
フレッシュな白ワイン :6~8度
コクのある白ワイン  :10~14度
ライトボディ赤ワイン  :10~12度
ミディアム~フルボディ赤ワイン:14~18度

スパークリング、白ワイン、ロゼワインに関しては、飲む前に冷蔵庫で冷やしてください。
一般的に冷蔵庫で冷やした際の温度は、4~5度程度になるかと思います。

グラスに注いでから時間が経つとワインの温度は少しずつ上がります。
冷やしすぎた場合は時間を置いたり、手でグラスを少し温めたりすると良いでしょう。
逆に、注いでしまってから温度を下げることはできませんので、迷ったときは、予め冷やしておくことをお勧め致します。

本日公開『Vino Hayashiのまかないワイン』ご覧ください。

makanai_kb

当社で毎日のように行われている
社内試飲会 通称"まかないワイン"を少し(かなり!?)
コミカルなタッチで、毎月情報発信しております。

本日公開された「第8回」を是非ご覧ください。
https://goo.gl/iODNIy

新人モンテちゃんが大活躍の巻です。


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過去のまかないワインはこちら♪
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01「言い訳のような、まえがきのような」
http://bit.ly/makanai150219

02「バルベラさんの場合」
http://bit.ly/makanai150305

03「シバタさんの場合」
http://bit.ly/makanai150402

04「コンビニ総菜とのマリアージュ前篇」
http://bit.ly/makanai150515

05「コンビニ総菜とのマリアージュ後篇」
 http://bit.ly/makanai150611

番外編「大将がヤバい」
http://bit.ly/makanai150709

番外編「マテリカさんはすごい」
http://bit.ly/makanai150820

06「伊勢丹新宿店 BARカウンターで会いましょう♪」
http://bit.ly/makanai151008

07「伊勢丹新宿店 閉店後のグラッパ・セミナー」
http://bit.ly/makanai151105

今月のワイン② ランゲ・ネッビオーロについて

受講生のみなさま Vino Hayashi の広報担当 柴田です。

通信講座 第2回分としてお届けしたワイン2つ目のご紹介は、古き良き家族経営の生産者ストロッピアーナです。

お届けしたランゲ・ネッビオーロももちろん良い出来ですが、イタリアワインの王様=バローロの造り手として知る人ぞ知る存在。

ランゲ・ネッビオーロもバローロもすべて、この土地を代表する高貴品種ネッビオーロから造られます。

STROPPIANA(ストロッピアーナ)のワイン一覧を見る

 

今月のワイン① バルベーラ・ダルバ ”マイルビー”について

受講生のみなさま Vino Hayashi の広報担当 柴田です。

通信講座 第2回分としてお届けしたワインについてもうお飲みになった方、またこの週末に楽しまれるという方も多いのではないでしょうか。

ピエモンテ州の現地で取材・撮影した写真をアップしましたので、ご覧ください。
(画像をクリックすると、より高解像度の大きな画像をご覧頂けます。)

これらの写真は、2010年より毎年収穫の時期に、ソムリエ林基就、Vino Hayashi代表林功二の二人が現地取材を行い撮影したものです。

ワインが出来た土地の風景、ブドウ畑、造り手を実際に見てワインを飲むと、ワインがより一層味わい深く感じられることと思います。

ヴィジン|バルベーラ・ダルバ ”マイ・ルビー” 2013 の商品ページはこちら

第2回お届けワイン 林基就のテイスティング・ノート

イタリアワイン通信講座第二期生のみなさま

先日お届けしたピエモンテ州の2本のワインは試されましたでしょうか。

林基就によるテイスティング・コメントをアップしましたので、既にお飲みになった方は、ご自身のテイスティング・コメントと比較し学習を深めて頂ければ幸いです。

クリックするとテイスティング・ノートがご覧頂けます(pdf形式 約800KB)

まだワインをお飲みになっていない方は、先にご覧にならずにご自身のテイスティング・コメントをつけてみるのをお薦めいたします。

今後、林基就のテイスティング・ノートを印刷したものは、毎翌月のテキストとしてお送りさせて頂きます。

第2回ワイン グラスとの相性について

受講生のみなさま

先日お届けしたピエモンテ州の2本のワインについて
形状の違う4つのグラスを用いてお試し頂けましたでしょうか。

ワインをより引き立たせるための
私たちスタッフからのおすすめグラスは・・・?

写真の一番右側(ボトルに近い方)から、おすすめ順で並べています。

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ヴィジン バルベーラ・ダルバ “マイ・ルビー” 2013

・グラスによる差は比較的少なく、
4種どのグラスでも悪くない

・ブルゴーニュグラスがより香りを引き立たせ、きれいな熟成を感じられ、穏やかな味わいを楽しめる

・バルベーラ種らしい果実の旨み、ベリー感をより感じたい場合は小さめのチューリップ型グラスも良い

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ストロッピアーナ ランゲ・ネッビオーロ2012

・華やかな香りが際立ち、余韻が最も心地よく感じられるのは大きめのボルドーグラス

・中くらいのバルーン型グラスは味わい、香りのバランスが共に良い

・大きいブルゴーニュグラスは、味わいは穏やかでキレイに感じられるが、香りが若干ぼやけてしまう印象がある

いかがでしたでしょうか?弊社スタッフの意見を総合して、おすすめのランキングをつけてみました。

ですが、ワインは、飲む温度、室温、ワインボトルの個体差によっても感じ方は違います。また、それぞれの好みもあります。

一概に正解はこれ!というものはないので、洗い物はちょっぴり大変かとおもいますが(笑)、是非4種類のグラスで飲み比べていろいろ感じて頂ければと思います。

既にお飲みになられた方も、ご自身で感じたグラスの相性と比べてどうだったか、ぜひ参考にしてみてください。メーリングリストへのご感想の投稿もお待ちしております!

 

第7回お届けワイン グラスとの相性について

こんにちは。Vino Hayashiの瀬戸でございます。

いよいよ後編に入りましたね。先月お送り致しましたトスカーナワイン、皆さまお試しになりましたでしょうか?

スタッフおすすめのグラスにつきましてレポートいたします。
添付の写真で、一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。 ご参考にされてください!

antichevie
■Chianti DOCG “ANTICHE VIE” 2012
http://store.vinohayashi.jp/products/detail129.html

<中くらいのバルーン型>
他のグラスに比べ、香り、味わいと共に一番バランスがよく、サンジョヴェーゼらしいスミレの香りや、 このワイン特有の小梅のようなニュアンスがきれいに伝わりやすい。

<大きめのボルドー型>
凝縮した香りがグラスから昇って来やすく、こちらも香り、味わいと共にサンジョヴェーゼの品種の特徴が伝わりやすい。
中くらいのバルーン型に比べ、より酸が感じられるので、酸味を感じて飲みたい場合などにはこちらのグラスを使用するとよい。

<小さめのチューリップ型>
華やかな香りが広がりにくいため、注ぎたてはインパクトが弱く感じる。一方、 酸味やフレッシュ感は感じやすい。
穏やかな酸味を好む場合はブルゴーニュグラスがベター。

<ブルゴーニュ型>
酸味は穏やかに感じられ、柔らかい印象になる。時間が経つと香りや味わいがややぼやけてしまう印象に。

yantra
■Toscana Rosso IGT “yantra” 2011 (写真:yantra.jpg)
http://store.vinohayashi.jp/products/detail137.html

<大きめのボルドー型>
他のグラスに比べ味わい、香りのバランスが良く、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローに適するとされているボルドー型のグラスがやはり一番このワインを引き立たせるという印象。

<小さめのチューリップ型>
香りが若干単調にも取れてしまうが、味わいの凝縮感がしっかりと感じられる。 全体のバランスとして考えるならば、悪くはない。

<中くらいのバルーン型><ブルゴーニュ型>
注ぎたての香りは良いが時間が経つにつれぼやけてしまいがち。 味わいにおいても、ボルドー型やチューリップ型の方が凝縮感や品種の良さが伝わりやすい。

ワインを飲む環境(温度や抜栓何時間後か)などによって適するグラスは変わってきます。
また、ワインだけで飲んだ場合と、食事とあわせて飲んだ場合とでも印象が変わってきます。

今回のように、グラスの違いによりワインの違う特性を引き出すこともできるので、例えば酸味を引き出したい、もしくは穏やかに感じたいといった違うケースではそれに見合ったグラスをお選びください。

皆さまのご感想はいかがでしたか? こんな食事との相性が良かった、などの感想もお待ちしております!