写真と動画で見る(18期vol.10|サルデーニャ州|アントネッラ・コルダ)

第10回でお届けするサルデーニャ州について、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景や食のご紹介をします。

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花崗岩の岩山が特徴的なサルデーニャ島。人の数よりも羊(ペコラ)の数のほうが多いと言われています。
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コルクの産地でもあるサルデーニャ島
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徹底的に清潔に保たれるコルク
コスタ・スメラルダ
高級リゾート地、コスタ・スメラルダの高台からティレニア海を臨む

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コスタ・スメラルダ
海辺のリゾート、ポルト・チェルヴォ
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ガッルーラで有名な熊の形をした花崗岩
ヌラーゲ
サルデーニャ島各地に点在する遺跡ヌラーゲ
サルデーニャの中部の山岳地帯にあるマモイアーダ村。 毎年1月17日の聖アントニオ・アバーテの日に行われるカーニバルの練り歩く様子の壁画。 イッソアドレスという羊飼いが縄を振るいながら、悪霊や悪魔を象徴する黒い仮面を被ったマムトーネスを引き連れて村中を歩く。サルデーニャ島は独自の文化が色濃くいまだに残っている。
実際のカーニバルが行われている様子の写真
マムトーネス
博物館に展示されているマムトーネス像。黒い仮面を被って黒羊の毛皮を纏い、ずっしりとしたカウベルをぶら下げ、練り歩きながらそのカウベルの音が村中に響き渡ります。

 

アントネッラ・コルダ
今回お届けするワインヴェルメンティーノの造り手、アントネッラ・コルダの当主アントネッラさん(右)と夫のクリスティアンさん(左)。
畑
ワイナリーのロゴマークにはグラスの液面と母なる大地=畑の意味が込められたデザインとなっている。
ヴェルメンティーノ種
ヴェルメンティーノ種
サルデーニャ名物”パーネ・カラサウ”。 円盤状の極薄パン。
剣に串刺しにした鰻のグリル。サルデーニャではよく食される。 ローリエと共に炭火で焼かれ、ひとりひとつずつ提供される。
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島の名産品 カラスミとペコリーノチーズ
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エビやムール貝の魚介にセロリ、桃、メロン、オレンジなどがはいった冷菜
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サルデーニャ特産、羊乳のペコリーノチーズ

 

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マテ貝とアサリのガーリック炒め


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熟成タイプのペコリーノチーズ
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樹齢4000年とも言われるオリーブの木

動画で見てみよう!「コラヴァンとは?」(18期_第10回 サルデーニャ州/シチリア州)

近年、コルクを抜くことなくワインを注ぐ画期的なツールが登場!

コラヴァンとは?
・細い針をコルクに刺してワインを抽出するので、コルクを抜かずにワインを楽しめます。
・ワインを注いだ分だけ、純度99.0%の窒素ガスがボトル内に注入されるので、何ヶ月もワインを楽しむことができます。
・ワインコルクから抜いたニードルの穴は自然に封止するので、横にしても逆さまにしても漏れ出す心配はありません。

お届けワインとグラスの相性(19期 第3回ヴァッレ・ダオスタ/リグーリア州)

イタリアワイン通信講座受講生のみなさま

こんにちは。
第3回お届けのワインについて、スタッフおすすめのグラスにつきましてレポートいたします。添付しました写真では、一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べています。 ご参考にされてください!

ビオ・ヴィオ|リヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテ ピガート “マレネ”

<ボルドー型グラス>
他のグラスに比べ、ディルのようなハーブの香りと、後からリンゴやハチミツのようなふくよかな香りも感じる事が出来る。品種特有の心地よい苦みとミネラル、塩味がバランス良くまとまっている。

<リースリング型グラス>
華やかな果実の香りが立ち上がってきやすく、ハチミツのような香りも感じ取ることが出来る。
キュっと締まった果実味と酸が心地よく感じられる。

<ブルゴーニュ型グラス>
香りの第一印象が一番良い。サフラン、白胡椒といったスパイスの香り。口に含むと果実味の凝縮感やミネラル感、心地よい苦味がバランスよく感じられるが、味わいが少しぼやける。


ロッセ・テロワール|ヴァッレ・ダオスタ コルナラン

<ブルゴーニュ型グラス>
香り、味わいのバランスが一番良い。上質なピノ・ノワールのような印象。香水のような香りがグラスいっぱいに広がり、チェリーのようなジューシーな果実味を楽しめる。

<ボルドー型グラス>
香り、味わい共にバランスが良い。イチゴ、チェリー、ラズベリーなどの香りを感じとることが出来る。口に含んだときの滑らかな味わいがバランス良く、ワインのポテンシャルが発揮される。

<リースリング型グラス>
3つのグラス中では、一番酸味、果実味がはっきりとストレートに感じられ、チャーミングな印象が強くなる。

動画で見てみよう!(スマートなコルクの開け方/19期 第3回ヴァッレ・ダオスタ/リグーリア州)

元ソムリエのスタッフによる解説付き動画をご参考くださいませ。
カッコよく抜栓するコツなども教えちゃいます!

①スティルワインの抜栓
▼画面をタッチすると動画が始まります

②スプマンテの抜栓
▼画面をタッチすると動画が始まります

 

写真と動画で見る(19期 リグーリア州|ビオ・ヴィオ)

イタリアワイン通信講座受講生のみなさま

お届けしたリグーリア州のワインについて、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を動画と写真でご紹介します。

リグーリア州は食材の宝庫で、素材を生かしたイタリア料理のイメージにぴったり当てはまります。
実際に隣国フランスのカンヌ、ニースやモナコの高級レストランのシェフが、リグーリアまで食材の調達に足を運ぶほど。

実は、私たちがイタリア出張で一番楽しみにしているのが、第3回でお届けしたワイナリーBioVio(ビオ・ヴィオ)での食事です。

マンマが作る料理はどれも美味しくて優しい。
ついつい食べ過ぎますが、翌日もたれることはありません。
外食続きのイタリア出張では本当に癒されます。
(一緒に食卓を囲む美人3姉妹にはさらに一層癒されてます。笑)

ビオ・ヴィオの写真(私の大好きなバジルを練りこんだ生パスタ”ファルファッレ”も)をアップしましたので、ぜひご覧ください。


▲画面をタッチすると動画(1分15秒ほど)が流れます

ヴェルメンティーノ
ヴェルメンティーノは、主にサルデーニャ島、トスカーナ州(地中海側)、リグーリア州で作られる白ブドウ。 14世紀にスペインからコルシカ島に持ち込まれ、14~18世紀にリグーリア州へ、その後サルデーニャ島に渡ったとされています。セージやタイム、ローズマリーといったハーブのアロマが特徴的でトロピカルフルーツ、パイナップルの香りも感じられます。

 

ピガートは、リグーリア州原産の白ブドウです。ヴェルメンティーノはコンパクトな房で果実が小さく、熟した後でも果皮が緑かかっているのに対し、ピガートは房が大きくて果実の間隔が空いており、熟した後はとてもキレイな黄色になります。
ピガートは、リグーリア州原産の白ブドウです。ヴェルメンティーノはコンパクトな房で果実が小さく、熟した後でも果皮が緑かかっているのに対し、ピガートは房が大きくて果実の間隔が空いており、熟した後はとてもキレイな黄色になります。

 

リグーリアの州都ジェノバから海岸沿いに南西へ向かうとアルベンガという小さな街があります。
リグーリアの州都ジェノバから海岸沿いに南西へ向かうとアルベンガという小さな街があります。

 

ビオヴィオのファミリーはこのアルベンガで古くから農業を営んできました。
ビオヴィオのファミリーはこのアルベンガで古くから農業を営んできました。

 

1999年までは作ったブドウを売却していましたが、2000年にワイナリーを設立。
1999年までは作ったブドウを売却していましたが、2000年にワイナリーを設立。

 

質の高いピガート、ヴェルメンティ-ノやロセーゼといったこの土地土着のブドウからワインを造っています。
質の高いピガート、ヴェルメンティ-ノやロセーゼといったこの土地土着のブドウからワインを造っています。

 

気候条件など自然環境に恵まれたアルベンガでは、伝統的にオーガニック(有機的)な農業が営まれてきました。
気候条件など自然環境に恵まれたアルベンガでは、伝統的にオーガニック(有機的)な農業が営まれてきました。

 

ビオヴィオは1989年にビオロジコの認証を取得していますが、取得にあたって特に何も変える必要はなかったとのこと。自然なものだけを使ってブドウ作りを行ってきた生産者です。
ビオヴィオは1989年にビオロジコの認証を取得していますが、取得にあたって特に何も変える必要はなかったとのこと。自然なものだけを使ってブドウ作りを行ってきた生産者です。

 

2.5キロメートル先に海が広がり、逆側はアルプス山脈の麓という絶好のロケーションにある畑から作られるワインは、誰もが驚く程キレイなビオワインです。
2.5キロメートル先に海が広がり、逆側はアルプス山脈の麓という絶好のロケーションにある畑から作られるワインは、誰もが驚く程キレイなビオワインです。

 

実は、私がイタリア出張で一番楽しみにしているのが、ビオ・ヴィオさんのお宅での食事です。 マンマが作る料理はどれも美味しくて優しい。
実は、私がイタリア出張で一番楽しみにしているのが、ビオ・ヴィオさんのお宅での食事です。 マンマが作る料理はどれも美味しくて優しい。

 

ついつい食べ過ぎますが、翌日もたれることはありません。 外食続きのイタリア出張では本当に癒されます。 (一緒に食卓を囲む美人3姉妹にはさらに一層癒されてます。笑)
ついつい食べ過ぎますが、翌日もたれることはありません。 外食続きのイタリア出張では本当に癒されます。 (一緒に食卓を囲む美人3姉妹にはさらに一層癒されてます。笑)

 

奥さんの手作り、バジルを練りこんだ生パスタ”ファルファッレ”は絶品です!
奥さんの手作り、バジルを練りこんだ生パスタ”ファルファッレ”は絶品です!

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写真と動画で見る(19期 ヴァッレ・ダオスタ州|ロッセ・テロワール)

イタリアワイン通信講座受講生のみなさま

イタリアワイン通信講座 第3回で特集するヴァッレ・ダオスタ州について、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を写真でご紹介します。

アルプスに囲まれた渓谷が生み出す特異な文化ヴァッレ・ダオスタ州は、ピエモンテ州の北に位置するイタリア最北西の州。北はスイス、南西はフランスと国境を接し、モンテ・チェルヴィーノ(マッターホルン)、モンテ・ローザ、モンテ・ビアンコ(モンブラン)という名峰に囲まれる山岳地帯。冬はスキーをはじめとするウィンタースポーツが人気で、夏はアルピニストの町と化します。
アルプスに囲まれた渓谷が生み出す特異な文化ヴァッレ・ダオスタ州は、ピエモンテ州の北に位置するイタリア最北西の州。北はスイス、南西はフランスと国境を接し、モンテ・チェルヴィーノ(マッターホルン)、モンテ・ローザ、モンテ・ビアンコ(モンブラン)という名峰に囲まれる山岳地帯。冬はスキーをはじめとするウィンタースポーツが人気で、夏はアルピニストの町と化します。
ロッセ・テロワールは、まだ設立20年あまりの若いワイナリー。ワイナリーの電力は、太陽光発電パネルによりまかなうなど、地域の環境保護にも重きを置いている。
© Stopdown Studio – www.stopdown.it
ロッセ・テロワールの畑は、一番高い標高で1000m近くに及ぶ。
ブドウの選果中。
隣接するピエモンテ州の代表品種のネッビオーロ種も標高500mで造られています。
洗練されたテイスティングルーム 
© Stopdown Studio – www.stopdown.it
ブドウ本来の味を表現するために、一部テラコッタのアンフォラを使用しているワインもある。
木樽の木材の典型的なタンニンを放出することなく、微量酸素化を促進し、キレイなワインに仕上がる。
© Stopdown Studio – www.stopdown.it

アオスタから東に位置する、グレッソネイ=サン=ジェアン村では、山小屋風の建物が目に飛び込んでくる。
photo by Yuji Komatsu

ヴァッレ・ダオスタ名産フォンティーナチーズは、ヴァルドスターナ種の牛のミルクだけが使われる。
photo by Yuji Komatsu

Ophoto by Yuji Komatsu
photo by Yuji Komatsu
ヴァッレ・ダオスタの特産のフォンティーナチーズのフォンドゥータ。スイス国境付近なため、チーズフォン
ドュに似ているが、白ワインが入っていないサラッとしたタイプ。
アオスタの名産、手前からブーダン(豚の血またはビーツ、じゃがいもやベジタブルなど入れた赤紫色したサラミ)、モチェッタ(イノシシ、シカ、ロバの生ハムを乾燥させたもの)、生ハム。

第3回お届けワインのご紹介

イタリアワイン通信講座事務局の水澤です。

第3回は6月15日(土)頃のお届けとなります。(日時を変更済みの方へは、ご指定の日時にお届けいたします)

今回は、イタリア最小の州でワイン生産量が最も少ないヴァッレ・ダオスタと、ワイン生産量が次いで2番目に少ないリグーリア州を巡ります。

ヨーロッパ最高峰の山々に囲まれ特別な環境を味方にした、スイスのヴァレー州地域でも栽培される希少品種コルナラン種とハーブ感と心地よい苦みが特徴のリグーリア州の土着品種、ピガート種をお送りします。

どちらもその土地の風土を表すワイン造りを行う生産者となります。

どうぞお楽しみに!


【第3回赤ワイン】

Valle d’Aosta DOP Cornalin
ロッセ・テロワール|ヴァッレ・ダオスタ コルナラン

小さい果実のニュアンスがあり、チャーミングな印象。タンニンはきめ細かく、余韻に酸味をしっかりと感じられる。少し冷やし目で軽快に楽しむもよし!

【おすすめのアッビナメント例】
モチェッタ(イノシシ、鹿、ロバの生ハムを乾燥させたもの)、ブーダン(豚の血またはビーツ、じゃがいもやベジタブルなど入れた赤紫色したサラミ)、ズッパ(セウッパ)・アッラ・ヴァルペッリネンセ(容器にライ麦パンとフォンティーナチーズを交互に重ね入れ、ブロードで煮たリゾットとポロネギとバターをかけたもの)、豚肉のしそ巻き揚げ、キノコの天ぷら(塩)

【第3回白ワイン】

Riviera Ligure di Ponente DOC Pigato “Marene”
ビオ・ヴィオ|リヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテ “マレネ”

バジルの葉やトマトの葉の香りに加え、ターメリックのようなスパイス香も感じられます。果実味もふくよかで酸とミネラルのバランスもよく、爽やかでコクのある味わい。

【おすすめのアッビナメント】
カッポン・マーグロ(魚介と野菜とソースが積み重った前菜)、ジェノヴェーゼのパスタ、サーモンのマリネ、タコときゅうりのサラダ


その他ご質問やご不明点等がございましたら、カスタマーサポートまでお気軽にご連絡くださいませ。


【お問合せ先】
フリーダイヤル:0120-991-202
営業時間:平日11:00-17:00(定休:土日祝)
FAX:03-5643-5559
E-MAIL:support@vinohayashi.com
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株式会社Vino Hayashi
〒103-0014
東京都中央区日本橋蛎殻町1-2-3-3F
https://store.vinohayashi.com
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ワインに合うレシピ

「タコとトマトのジェノヴェーゼサラダ」

ワインの程よい苦味がバジルのハーブ感ととても相性よし!


【材料】(2人分)
茹でタコ 150g 
トマト 2個 
きゅうり 1本
レモン 適量

(ジェノヴェーゼソース)
バジル 1片
にんにく(小) 大さじ2
パルミジャーノ・レッジャーノ 15g
松の実 15g
オリーブオイル 100cc
レモン汁 大さじ1
塩 小さじ1/2〜1

【作り方】
①ジェノヴェーゼソースの材料をフードプロセッサーに入れて、ソースを作る。

②タコは熱湯にサッと通すと臭みが抜けます。食べやすい大きさに切る。

③トマトは櫛形に切る。きゅうりは斜め切りにする。

④ジェノヴェーゼソース(大さじ1〜2)と1、2の材料を混ぜ合わせる。レモンを飾る。

※残ったジェノベーゼソースは冷蔵庫で3〜4日保存可能(冷凍保存も可能)。 パスタソースやサラダソースとしてどうぞ!


「アリスタのプルーン添え」

ワインの特徴の黒系果実やスパイスの味わいがソースとよく合います


【材料】(5~6人分)
豚の肩ロース塊 500g前後  
プルーン 15個前後 
ローズマリー 3~4本
白ワイン 200cc
塩 小さじ1強
こしょう、オリーブオイル 

【作り方】
①肉に塩、こしょうをして、採みながら味を馴染ませる。

②肉の塊の真ん中に切れ目を入れ、プルーン(10個前後)を詰め込む。

③ローズマリーをのせて、料理用の糸で3箇所ほど留める。

④鍋にオリーブオイルを熱して、肉を回しながら焼き色をつけていく。

⑤ワインを加え、蓋をして弱火で45分~1時間くらい、途中時々肉を回しながら煮込む(途中水分がなくなったら湯を少々さす)。

⑥最後の10分くらいのところで、細かく刻んだブルーン(4個)を加える。

⑦煮汁が煮詰まったらしばらく味をなじませて、薄切りにしてお皿に盛りつける。

イタリア料理研究家 星野佳代さんレシピより