第12回お届けワイン|グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第6期生のみなさま

第12回はプーリア州のワインと偉大なワインをお送りいたしました。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。

皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。一番右側(ボトルに近い方)からおすすめ順で並べていますので、どうぞご参考に。
4期_12回Viginバルバレスコ_IMGP9413Vigin Barbaresco DOCG “Montersino” 2012
ヴィジン|バルバレスコ “モンテルシーノ” 2012

<ブルゴーニュ型>
香りに複雑性が感じられ、ワインのポテンシャルが最大限に発揮される。時間が経ってもバランスが崩れない。

<中くらいのバルーン型>
4つのグラスの中では1番口当たりが柔らかい印象。香りの広がりも良い。

<ボルドー型>
タンニンや果実味が力強く感じられるようになるため、しっかりめのお肉などに合わせるなら、こちらのグラスがオススメ。

<小さめのチューリップ型>
グラスが小さ過ぎてこのワインのポテンシャルを発揮できない。

 

4期_12回タガーロ_IMGP9420

 

TAGARO|Primitivo di Manduria DOC 2016
タガーロ|プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア ピニャターロ プリミティーヴォ2016  ※未発売品

<中くらいのバルーン型>
品種の特徴であるイチゴジャムやプラムのような熟した黒系果実の香りが感じとれる。タンニンもキメ細かく、滑らかな舌触り。全体的にバランスが良い。

<大きめのボルドー型>
口当たりが非常にやわらかく感じる。全体的にまとまりのある香りが綺麗に広がる。

<ブルゴーニュ型>
時間の経過と共に香りが広がっていき、変化が楽しめる。味わいは柔らかい印象になり、余韻に残る酸味が綺麗に伸びる。

<小さめのチューリップ型>
4つのグラスの中では、香り、味わい共にコンパクトにまとまってしまう印象。

このプリミティーヴォは、どのグラスで飲んでも十分満足のいく香りと味わいが楽しめるかと思います。「ワイン単体で飲む場合」や「合わせる食事」といったシーン別でお選びください。

また、バルバレスコについては私たちも偉大なワインだということを改めて感じることが出来ました!

1年を通してイタリアワインに触れてきましたが、これらはほんの一部です。引き続きいろいろなワインを試し楽しみながら、この先もイタリアワインの深い世界に浸っていただけたらと思います。

 

写真と動画で見るプーリア州|第12回お届けワインについて

イタリアワイン通信講座第6期生のみなさま

イタリアワイン通信講座 第12回は、最終回となるプーリア州を私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を写真と動画でご紹介します。

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プーリア州は州土の50%以上が平野。平らな大地が続きます!
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ブドウ栽培も盛んですが、オリーブ畑も驚くほど多く見られます。その生産量はイタリアNo.1 !!
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白い粘土質のネグロアマーロの畑。
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ネグロアマーロ

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古木のプリミティーヴォ。鉄分を多く含んだ赤土の土壌はプリミティーヴォの栽培に向いています。
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木に生ったままアパッシメントされたプリミティーヴォ。糖度が高まり、凝縮感が増します。こちらでは生産者カリートロの”AUSILIO”が造られます。

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日本でもお馴染みの魚介を生で食べます。味付けは塩コショウ、オリーブオイル、レモン。
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旧市街にある偉大なロマネスク建築、サン・ニコーラ聖堂。バーリの”守護聖人”がサン・ニコーラであるとのこと。

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バーリ港は、バルカン諸国や中東へ向けた重要な玄関口。多くのヨットが並んでいます。
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プーリア州第の港町、ターラント。
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ターラントは軍港の町。プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアの産地はターラント県に位置します。
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町には南国情緒漂うヤシの木が多く見られます。

写真で見るカンパーニア州|第11回

イタリアワイン通信講座第6期生のみなさま

イタリアワイン通信講座 第11回は、カンパーニア州について現地の風景、造り手をご紹介します。

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ナポリで一番広く開放的なプレビシート広場とサン・フランチェスコ・ディ・パオロ聖堂
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南イタリアの重要な港の拠点・ナポリ湾とカンパーニア州を代表するヴェスーヴィオ火山
世界中で愛されているイタリア料理の代表・ピッツァ
世界中で愛されているイタリア料理の代表・ピッツァ
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カンパーニア州を代表する観光地 青の洞窟で有名なカプリ島
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カプリ島の名物料理「ホウボウのアックアパッツァ」
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温泉地としても有名なイスキア島とアラゴネーゼ城(手前)
ソレント
カンツォーネ「帰れソレントへ」で名を馳せるソレントの港町
ポジターノ
断崖に張りつくようにできた可愛らしいポジターノの町
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ユネスコ世界遺産に登録されているアマルフィ海岸の中心都市アマルフィは映画の舞台でもよく使われる
サレルノ湾に面する陶器の町、ヴィエトリ・スル・マーレ
サレルノ湾に面する陶器の町、ヴィエトリ・スル・マーレ
マヨルカ焼きの陶器工房
マヨルカ焼きの陶器工房
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オッピダ・アミネアはサンニオ地区のベネヴェントにあり火山性土壌が特徴
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丁寧に手摘みで収穫される白ぶどう
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コーダ・ディ・ヴォルぺの畑
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畑の中にあるシンボルの双子の木

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第11回ワイン(カンパーニア州のワイン編) グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第6期生のみなさま

第11回はカンパニーア州のワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

OPPIDA AMINEC|ampania IGT Fiano “SIMBIOTICO”
オッピダ・アミネア| カンパーニア・フィアーノ “シンビオティコ” 2016 

<ボルドー型>
パイナップルやリンゴといったフルーツの複雑な香りや、野菜ジュースのような香りが心地よく感じられる。
余韻に伸びるきれいな酸味と溌剌としたミネラルがバランス良くまとまっている。

<ブルゴーニュ型>
ボールの大きさの効果で、非常に良い香りが広がる。程よい力強さと繊細さが感じられる。口当たりもやわらかく旨味を一番感じることができる。

<チューリップ型>
ナッツや野菜ジュースのような香り。アタックには酸味を一番に感じやすい。

<中くらいのバルーン型>
香りがぼやけて要素を掴み取りにくい。

 

codaのコピーOPPIDA AMINEA|Sannio DOC Coda di Volpe 2015
オッピダ・アミネア| サンニオ コーダ・ディ・ヴォルペ2015

<ボルドー型>
はちみつやドライフルーツ、キンカンなどの香りが華やかにバランス良く感じられる。
心地よい塩味と苦味、とろりとやわらかい口当たりでワインの良さを最大限引き立ててくれる。

<中くらいのバルーン型>
香りのバランスは非常に良い。味わいは苦味、塩味がやや強調される印象があるが、舌触りとしてはとろっとしているので、まろやな味わいに感じる。

<チューリップ型>
カリンやオレンジピールなどの柑橘系の香りがしっかりと感じられる。果実味の凝縮感のある締まった味わい。

<ブルゴーニュ型>
苦味が強調される。余韻は長く感じるが全体的に味わいのボリュームが平たくなってしまう。

第10回ワイン(海のワイン編) グラスとの相性について

第10回ではサルデーニャ・シチリア島のワインをお届けいたします。

4種類の各グラスでどのような良さが引き出せるか。スタッフレポートです。画像右手から順にお勧めのグラスとなりますので、既に飲まれた方もご自身の感想と照らし合わせてみてください。
LURISデッペール|ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ“ルーリス”2016

<大きめのボルドー型>
シトラス、パイナップルの果実の香りとハーブや白い花といった清涼感のある香り。味わいにもこのワインの特徴といったミネラル、酸味、塩味、苦味らがバランスよく感じられる。

<中くらいのバルーン型>
心地よい香りがバランスよく感じ取れる。味わいは苦味、甘みがやや強調される印象があり優しい味わいに感じる。

<小さめのチューリップ型>
夏みかんのような 柑橘系の香りがしっかりと感じられ、味わいは酸味が強調される。バランスはよいが、このワインに対してはグラスが小さ過ぎて良さを発揮しきれない。

<ブルゴーニュ型>
ボリューム感や厚みはあって良いが、グラスが大きすぎて時間が経つにつれ香りがぼやけていく。

 

IMGP8732ブルニャーノ|テッレ・シチリアーネ“ナイジ”2015

<中くらいのバルーン型>
香り、味わい共にバランスが一番良く感じられる。注ぎたてはブルーベリーやブラックチェリーといった黒ベリー系の香りが強調され、スパイス、コーヒーの香りもあとからしっかりくる。味わいはフルーティーな華やかさがあり、タンニンもほどよく感じられる。

<大きめのボルドー型>
最初のアタックが好印象で果実味とほど良いタンニンがバランス良く余韻も心地よく感じる。

<小さめのチューリップ型>
果実味がギュッと詰った印象。香りも控えめで飲みやすさが強調される。

<ブルゴーニュ型>
注ぎたては香りは良いがボールが大きいため時間が経つにつれ香りと味わいがぼけやすい。

【質問・お問合せ】
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kouza@ml.vinohayashi.com

写真で見るサルデーニャ州|第10回お届けワインについて

イタリアワイン通信講座第6期生のみなさま

イタリアワイン通信講座 第10回でお届けするサルデーニャ州のワインについて、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、食事、造り手のご紹介をします。

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花崗岩の岩山が特徴的なサルデーニャ島。人の数よりも羊(ペコラ)の数のほうが多いと言われています。
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コルクの産地でもあるサルデーニャ島
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徹底的に清潔に保たれるコルク
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樹齢4000年とも言われるオリーブの木
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エビやムール貝の魚介にセロリ、桃、メロン、オレンジなどがはいった冷菜
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島の名産品 カラスミとペコリーノチーズ
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マテ貝とアサリのガーリック炒め
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特産ペコリーノ(羊の)チーズ
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熟成タイプのペコリーノチーズ

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オーナーのアンドレア氏
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サルデーニャ島のネッビオーロ
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ヴェルメンティーノのブドウ
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標高約350mのヴェルメンティーノの畑

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写真で見るシチリア州|第10回お届けワインについて

イタリアワイン通信講座第6期生のみなさま

イタリアワイン通信講座 第10回にお届けするシチリア州のワインについて、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、食事、造り手をご紹介します。

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地中海で一番大きな島 シチリア島
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山肌に張り付くブドウ畑
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標高の最も高いところは750m
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ブドウの花穂(かすい)
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風の大地と言われるだけに、心地よい海風が吹き抜ける
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この地下にテイスティングルーム、熟成庫があります
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お洒落なテイスティングルーム

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アラブからの影響もうけたシチリアではクスクスもよく食します
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シチリアの郷土料理 カポナータ
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Peperoni ripieni alla sicilianaと呼ばれるこちらもシチリアの家庭料理
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シチリア名産のピスタチオがたっぷり入ったジェラート
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アランチーニと呼ばれるライスコロッケも欠かせません!

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シチリアといったらやはり青い海
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夏の夜は広場でおしゃべり。南国の夜は長い。

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写真で見るアブルッツォ州|第9回お届けワイン|fontefico(フォンテフィーコ)

イタリアワイン通信講座第6期生のみなさま

第9回お届けアブルッツォ州のワインについて、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景をご紹介します。

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ブーツ型のイタリア 足首からふくらはぎにかけて長く続くアドリア海の海岸線
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かつてペコラ(羊)が好んでこの実を食べていたことから名付けられたというペコリーノ種 ※2016ヴィンテージより、ラベルが変更となっております。
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地元のチーズとサラミの盛り合わせ

名産 旨辛サラミ ヴェントリチーナ
名産 旨辛サラミ ヴェントリチーナ
棚仕立で作られるモンテプルチャーノ種
棚仕立で作られるモンテプルチャーノ種
ペコリーノ種
ペコリーノ種
マンマお手製の絶品グリル野菜
オーガニック認定の畑
オーガニック認定の畑
弟エマヌエーレ、兄二コラとマンマ
弟エマヌエーレ、兄二コラとマンマ
若き兄弟の情熱により飛躍するワイナリー フォンテフィーコ
若き兄弟の情熱により飛躍するワイナリー フォンテフィーコ

マンマお手製の絶品グリル野菜

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第9回ワイン グラスとの相性について

第9回はアブルッツォ州のワインを2本お送り致しました。

各グラスでどのような良さが引き出せるか。スタッフレポートを参考に、実践されてみてください。

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fontefico|Abruzzo DOC Pecorino Superiore 2017
フォンテフィーコ|アブルッツォ ペコリーノ・スーペリオーレ 2017

<大きめのボルドー型>
果実味がギュッと詰った印象。カリンやレモン、ういきょうなどの香り。口に含むとグレープフルーツの皮の白い部分にあるような心地よい苦味があり、厚みのある味わい。凝縮感をかんじることができ、全体的にまとまっている。

<小さめのチューリップ型>
塩味、ミネラル、ういきょうといった香りが華やかに広がる。味わいにおいても品種の特徴の苦味や、酸味、果実味をバランスよく感じることができる。

<中くらいのバルーン型>
レモン、バジルの華やかな香り。香りはキレイに広がるがアルコール感が強く際立ってしまう。

<ブルゴーニュ型>
グラスに注いだ時にはグレープフルーツの華やかな香りを感じることができるが、ボールが大きいため時間が経つにつれ香りと味わいがぼけやすい。

 

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fontefico|Cerasuolo d’Abruzzo DOC Superiore 2017
フォンテフィーコ|チェラスオーロ・ダブルッツォ・スーペリオーレ2017

<中くらいのバルーン型>
赤い花、ザクロ、といった可愛らしい香りが広がる。クランベリーやアメリカンチェリーのような余韻が感じられ、全体的にキレイにまとまっている。

<大きめのボルドー型>
華やかな香りと果実味をとらえやすく、あとからチャーミングな酸味を感じる。
中くらいのバルーン型に比べ全体的に優しい味わい。

<ブルゴーニュ型>
入れ注ぎたての印象は悪くないが、時間が経つにつれて香りの複雑性が感じられにくくなり、ややぼやけてしまう印象に。

<小さめのチューリップ型>
品種の個性であるミントの香りといった清涼感を一番感じるグラス。時間が経つにつれて、香りは飛びづらいが香りと味わいがばらついてしまいます。
好みや飲むシチュエーションにより、グラスを選んで楽しむことができるワインと言えます。

好みや飲むシチュエーションにより、グラスを選んで楽しむことができるワインと言えます。

 

第8回お届けワイン グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第6期生のみなさま

第8回はマルケ州のワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

テヌータ・サン・マルチェッロ|ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ ”ブーカ・デッラ・マルコーナ”2016
Tenuta San Marcello|Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico DOC “Buca della Marcona”2016

<大きめボルドー型>
和梨、ナッツ、ラムネ、バジルなどの香りがしっかり感じられる。余韻の程よい苦味が心地よく、品種の特徴がわかりやすい。

<中くらいバルーンの型>
ふくよかな果実味が広がり全体的に好バランス。
酸味とミネラルがきれいに感じられる。

<ブルゴーニュ型>
華やかな香りが広がり繊細な味わいに。酸がやや際立つ印象。

<小さめチューリップ型>
果実味が主張されるが、香りがあまり広がらない。


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ルーチェソーレ|ロッソ・コーネロ ”カンポフィオリート” 2013
Rosso Conero DOC “CAMPOFIORITO” 2013


<大きめのボルドー型>

コーヒー、ブラックベリー、キノコ、腐葉土のような香り。果実味の凝縮感があり、香りの印象を一番しっかりとらえやすく、余韻も長い。時間がたってもバランスを崩さずゆっくりと楽しむことができる。

<中くらいのバルーン型>
このワインの個性ある香りが柔らかく広がって良いが、飲んだときの口当たりは柔らかい印象。エレガントに味わいたい場合はこちらのグラスを使用するとよい。

<ブルゴーニュ型>
香りの印象は非常に良いが、このワインにはボウルが大きすぎるため味わいのバランスが崩れてしまいがち。

<小さめチューリップ型>
モンテプルチャーノの凝縮感を非常に良く感じ取れるので、品種の個性の認識をしやすいが、せっかくの良い香りがこのグラスの小ささでは表現しきれない部分がある。

あわせるお料理や、温度、体調、抜栓後の時間経過などによってワインの香りや味わいは変わってきます。その時々のシーンにあったグラスをお選びください。

皆さまのご感想もお待ちしております!