<イタリアワイン通信講座>ウンブリア州おすすめの町

イタリアワイン通信講座第5期生の皆さま

いつもご愛顧いただきありがとうございます。
Vino Hayashiの東です。

イタリアワイン通信講座第8回をお送りいたしました。
終盤に差し掛かり、中部イタリアのウンブリア州とマルケ州に入ってきました。

小ネタとしてですが、ウンブリア州にはスポレートというロマネスク建築の建物が多く残る、いかにも“中世”な雰囲気の町があります。
あまり知られてはいないのですが、ここでは毎年春に数多くの生産者を集めたワインの試飲会「Vini del Mondo」が開催されています。
出展する生産者は北から南まで様々で、個性あるワインを試飲することができます。
ちょうど僕がヴェネツィアに留学して間もない頃、このスポレートで行われるVini del Mondoに誘ってもらう機会がありました。
まだ二十歳とお酒が飲める歳になったばかりでしたが、数多くのワインに囲まれて、たくさん試飲したことを鮮明 に覚えています。
イタリアの右も左も、さらにはワインのワの字も知らなかったので、町の建築物を見たり、
試飲会で様々な種類のワインを試飲したりし、感性がとても 刺激された一日になりました。
州都のペルージャからも電車で行くことができ、また、ローマからも一時間半ほどの距離なので日帰り観光も可能です。
スポレートは、一度は是非足を運んでいただきたい町です。

これまでのワインについての疑問などございましたらお気軽に下記のアドレスにご連絡ください。

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【質問・お問合せ】
講座の内容についてご質問・ご意見・ご感想、
お問い合わせ・配送変更依頼などはお気軽にご連絡ください。
kouza@ml.vinohayashi.com

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イタリアワイン通信講座 事務局
(株式会社Vino Hayashi 内)
メール: kouza@ml.vinohayashi.com
電 話: 03-5643-5558
*営業時間 平日10:00〜18:00

第8回お届けワイン グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第5期生のみなさま

第8回はマルケ州のワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージCL ”ブーカ・デッラ・マルコーナ”2016
Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico DOC “Buca della Marcona”2016

<大きめボルドー型>
和梨、ナッツ、ラムネ、バジルなどの香りがしっかり感じられる。余韻の程よい苦味が心地よく、品種の特徴がわかりやすい。

<中くらいバルーンの型>
ふくよかな果実味が広がり全体的に好バランス。
酸味とミネラルがきれいに感じられる。

<ブルゴーニュ型>
華やかな香りが広がり繊細な味わいに。酸がやや際立つ印象。

<小さめチューリップ型>
果実味が主張されるが、香りがあまり広がらない。


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ルーチェソーレ|ロッソ・コーネロ ”カンポフィオリート” 2013
Rosso Conero DOC “CAMPOFIORITO” 2013


<大きめのボルドー型>

コーヒー、ブラックベリー、キノコ、腐葉土のような香り。果実味の凝縮感があり、香りの印象を一番しっかりとらえやすく、余韻も長い。時間がたってもバランスを崩さずゆっくりと楽しむことができる。

<中くらいのバルーン型>
このワインの個性ある香りが柔らかく広がって良いが、飲んだときの口当たりは柔らかい印象。エレガントに味わいたい場合はこちらのグラスを使用するとよい。

<ブルゴーニュ型>
香りの印象は非常に良いが、このワインにはボウルが大きすぎるため味わいのバランスが崩れてしまいがち。

<小さめチューリップ型>
モンテプルチャーノの凝縮感を非常に良く感じ取れるので、品種の個性の認識をしやすいが、せっかくの良い香りがこのグラスの小ささでは表現しきれない部分がある。

あわせるお料理や、温度、体調、抜栓後の時間経過などによってワインの香りや味わいは変わってきます。その時々のシーンにあったグラスをお選びください。

皆さまのご感想もお待ちしております!

第8回お届けワイン|写真で見るマルケ州|Tenuta San Marcello(テヌータ・サン・マルチェッロ)

イタリアワイン通信講座 第5期生のみなさま

事務局の林でございます。
イタリアワイン通信講座 第8回で特集するマルケ州についてお届けするワインの生産者Tenuta San Marcello(テヌータ・サン・マルチェッロ)を、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景をご紹介します。

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一面に広がるヒマワリ畑。

 

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熟して色づいたラクリマ種。

 

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色づき始めたラクリマ種

 

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熟し始めたヴェルディッキオ種

 

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プール付きアグリツーリズモを併設するワイナリーです。

 

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ここのアグリツーリズモでは宿泊者みんな一緒に食事をします。

 

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子ヤギが敷地を駆け回っています。

 

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チェーナ(夕食)の期待高まる夕暮れ時。

 

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第8回お届けワイン|写真で見るマルケ州|Lucesole(ルーチェソーレ)

イタリアワイン通信講座 第5期生のみなさま

事務局の林でございます。
イタリアワイン通信講座 第8回で特集するマルケ州についてお届けするワインの生産者Lucesole(ルーチェソーレ)を、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景をご紹介します。

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健康的なモンテプルチャーノ種。

 

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ヒマワリ畑の隣のブドウ畑。

 

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アドリア海を臨むカンティーナ。

 

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アグリツーリズモ(宿泊施設)、トラットリアを併設したワイナリー。
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ワインにサクランボを漬け込んだ『ヴィショラ』という甘口のリキュールも造っています。

 

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造り手のマッシモ・マニーニ氏。

 

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栽培・醸造家の兄とシェフの弟

 

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第7回お届けワイン グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座 第5期生のみなさま

第7回はトスカーナのワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。
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Chianti DOCG “ANTICHE VIE” 2016
キャンティ “アンティーケ・ヴィエ”2016

<中くらいのバルーン型>
香り、味わいと共に非常にバランスがよく、サンジョヴェーゼらしいスミレの香りや、 このワイン特有の小梅のようなニュアンスがきれいに伝わりやすい。

<大きめのボルドー型>
凝縮した香りが印象的。サンジョヴェーゼの品種の特徴が伝わりやすい。
中くらいのバルーン型に比べ、より酸やタンニンを感じられるので、お料理に合わせる時や、しっかり目に味わいたい場合などにはこちらのグラスを使用するとよい。

<小さめのチューリップ型>
梅しそ、ざくろの香りがつまっているように感じられる。酸味が一番際立つ。

<ブルゴーニュ型>
酸味は穏やかに感じられ、柔らかい印象になる。時間が経つと香りや味わいがぼやけてしまいがち。

 

 

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コントゥッチ|ロッソ・ディ・モンテプルチャーノ 2015
Contucci Rosso di Montepulciano DOC 2015

<大きめのボルドー型>
複雑な香りが大変よく広がる。 タンニン、酸、果実味のそれぞれの要素が非常にバランス良く感じられる。

<中くらいのバルーン型>
サンジョヴェーゼらしい赤系ベリー、特にイチゴのような果実の香りが印象的。口当たりは柔らかく、タンニンを滑らかに感じることができる。

<小さめのチューリップ型>
赤系果実のかわいらしい香りがとれるが、タンニンはやや強めに感じられる。

<ブルゴーニュ型>
このワインにとってはリムが大き過ぎるため、やや香りがぼやけてしまう。

写真と動画で見るトスカーナ州|コントゥッチ第7回お届けワイン

イタリアワイン通信講座 第5期生の皆さま

お届けするトスカーナ州のワインについて
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手であるコントゥッチをご紹介します。

 

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トスカーナ州、モンテプルチャーノの町並み。高台になっており、町の中心地の標高は約600mもあります。

 

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町の中心の大広場、Piazza Grande。塔のある一番大きな建物がドゥオーモ。 ドゥオーモの向かって右手が市庁舎。 ドゥオーモの向かって左手がコントゥッチ。 町のど真ん中にあるワイナリーです。

 

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モンテプルチャーノのドゥオーモとその右手に市庁舎。大広場は年季が入った石畳。
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正面がコントゥッチのお屋敷兼カンティーナ。建物の着工は1517年。右手にはドゥオーモ。
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建物の中庭は吹き抜けの空間。
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お屋敷内のフレスコ画の部屋。バロック時代のフレスコ画の巨匠アンドレア・ポッツォによって描かれました。現在でもコンサートや結婚式などの際に使用しているそうです。
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右手がコントゥッチの建物の裏側。こうしてみるととても高さがあることがよくわかります。上層階は現在でも住居として使っています。
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左がコントゥッチの当主アンドレア・コントゥッチ氏。1008年から続く貴族の末裔です。人が立つと樽の大きさがよくわかりますね。

 

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大樽が並ぶコントゥッチのカンティーナ内。

 

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エレガントなデザインのラベル。スティルワインは現在5アイテム造っています。

 

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古いヴィンテージが置かれている秘蔵の貯蔵庫。1960年代のワインもあります。すべて非売品です。
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Vino Nobile di Montepulciano の主要品種 プルニョーロ・ジェンティーレ(サンジョヴェーゼ)。

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たわわに実るコロリーノ。色付け効果で使われる補助品種です。

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町には中世の美しいアーチが多く見られます。
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Vino Nobile di Montepulciano は1980年に初めてDOCGに認定されたワインの一つ。ワインの伝統的な歴史があり、町にはエノテカが並びます。
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主に売られているのはこの辺りのワイン、Vino Nobile di Montepulcianoや、Brunello di Montalcinoなど。

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写真と動画で見るトスカーナ州|ピエトロ・ベコンチーニ第7回お届けワイン

イタリアワイン通信講座第5期生の皆さま

お届けするトスカーナ州のワインについて、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景、造り手であるピエトロ・ベコンチーニをご紹介します。

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フィレンツェとピサの間に位置するサンミニアート

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アグリツーリズモも併設されているカンティーナ

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このエリアはワインだけでなく白トリュフの産地としても有名
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サンジョヴェーゼ
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いろいろな種のブドウが混植されている畑
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畑の地中から出てきた貝殻
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トスカーナらしい糸杉が並ぶ光景
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3代目当主レオナルド氏
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ペッパー入りのサラミ
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生ハムとリンゴ
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猫たちもカンティーナを見守る
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表土にも貝殻が!
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フォルマッジ・トスカーニ

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伝統的なセメントタンク
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バリック(小樽)と中樽
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ヴィア・フランチジェーナという巡礼路を示す木の看板

 

前期期末テストを行います

イタリアワイン通信講座 第5期生の皆さま

4月からお送りしております通信講座ですが、半年を過ぎました。
ここで前期期末テストを行いたいと思います。

出題は20問。3択問題となっています。
テキストをよく読んで復習した上、挑戦し半年間の成果を試してみてください。
※できるだけテキストを見ずに行ってくださいね!

以下のリンクをクリックし、テストに取り組んでください。
回答送信後、正解シートをダウンロードすることができます。

イタリアワイン通信講座 第5期<前期期末テスト>
http://goo.gl/forms/C3YV0vchmH
(PCでもスマートフォンでも閲覧・解答できます)

テストは11月27日(日)までに行ってください。
追って、各問題の正解率をご連絡致します。

【質問・お問合せ】
講座の内容についてご質問・ご意見・ご感想、
お問い合わせ・配送変更依頼などはお気軽にメールしてください。
kouza@ml.vinohayashi.com
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イタリアワイン通信講座 事務局
(株式会社Vino Hayashi 内)
メール: kouza@ml.vinohayashi.com
電 話: 03-5643-5558

第6回お届けワイン|グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第5期生のみなさま

第6回は様々なタイプのワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

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Perla del Garda Garda DOC Chardonnay Spumante“BRIO”NV
ペルラ・デル・ガルダ|ガルダ シャルドネ スプマンテ “ブリオ”

<ボルドー型>
柑橘系の華やかな香りがきれいに一番感じやすい。口に含むとクリーミーな泡とハチミツのニュアンスが心地よい。
余韻に酸味が伸びることで、全体のバランスが整っている。

<チューリップ型>
ハツラツとした泡が印象的でフレッシュな果実味と酸味のバランスが良い。ボルドー型とはまた違った印象。

<中くらいのバルーン型>
香りは非常に良く感じ取れるが、時間が経つにつれてバランスが崩れ後味がぼけてしまう。

<ブルゴーニュ型>
注ぎたての香りは良いが、ボウルが大きいため泡も抜けやすく味も次第にぼけてくる。

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RICCHI Alto Mincio IGT Passito Bianco “Le Cime”
リッキ|アルト・ミンチオ パッシート・ビアンコ ”レ・チーメ”  2011

選ぶポイントは、このデザートワイン特有の濃厚な香りのキンカンや杏、オレンジピールのような香りが心地よく感じられるグラス。また甘いだけでなく、酸味とのバランス、飲んだ後の余韻も評価のポイントとしました。

<中くらいのバルーン型>
香りの凝縮感が感じられる。また、香りと甘みのバランスもよく感じられる。

<小さめのチューリップ型>
香りの凝縮感は一番まとまりよく感じられる。

<ブルゴーニュ型><大きめのボルドー型>
バランスが崩れがちになる。

通常デザートワインは、小さめのグラスで飲むケースが多いです。
今回大きいグラスが良いと感じたのは、試飲をしたタイミングが食前であったことも影響しています。よって上記はワイン単体でのティスティングの感じ方です。

食事をした後の満腹の時には、より濃い味わいが感じられる小さいグラスのほうが向いていると感じられることもあるかと思います。
このように、状況によっても選ぶグラスは変わってきます。
また、温度が高いと酸がだれて感じ、甘さばかりが重く感じるので、6~8度ぐらいに冷やしておくのがポイントです。
皆さまの感想はいかがでしたでしょうか?

写真で見るロンバルディア州|第6回お届けワインについて(リッキ)

イタリアワイン通信講座第5期生のみなさま

事務局の瀬戸でございます。
イタリアワイン通信講座 第6回は、ロンバルディア州の作り手(リッキ)について、
私たちが実際に取材し撮影した現地の風景を写真でご紹介します。

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CANTINA RICCHI(カンティーナ リッキ) ロンバルディア州 ガルダ湖の南側に位置します。
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メルローの畑
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メルローの収穫。2015年の取材日当日9/1が収穫日でした。

 

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メルローの房

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シャルドネ

 

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ブドウの房が重ならないように平らなプラスチックのカゴに丁寧に入れられます。
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清潔に保たれた乾燥室

 

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シャルドネを乾燥させ、アパッシメント効果により凝縮したブドウになります。

 

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アルコール発酵はステンレスタンクで行われます。

 

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ソフトプレス機
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トノーの置かれた熟成庫
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熱い想いを語るエレナさん

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