第7回お届けワイン グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座 第5期生のみなさま

第7回はトスカーナのワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。
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Chianti DOCG “ANTICHE VIE” 2016
キャンティ “アンティーケ・ヴィエ”2016

<中くらいのバルーン型>
香り、味わいと共に非常にバランスがよく、サンジョヴェーゼらしいスミレの香りや、 このワイン特有の小梅のようなニュアンスがきれいに伝わりやすい。

<大きめのボルドー型>
凝縮した香りが印象的。サンジョヴェーゼの品種の特徴が伝わりやすい。
中くらいのバルーン型に比べ、より酸やタンニンを感じられるので、お料理に合わせる時や、しっかり目に味わいたい場合などにはこちらのグラスを使用するとよい。

<小さめのチューリップ型>
梅しそ、ざくろの香りがつまっているように感じられる。酸味が一番際立つ。

<ブルゴーニュ型>
酸味は穏やかに感じられ、柔らかい印象になる。時間が経つと香りや味わいがぼやけてしまいがち。

 

 

IMGP9933

コントゥッチ|ロッソ・ディ・モンテプルチャーノ 2015
Contucci Rosso di Montepulciano DOC 2015

<大きめのボルドー型>
複雑な香りが大変よく広がる。 タンニン、酸、果実味のそれぞれの要素が非常にバランス良く感じられる。

<中くらいのバルーン型>
サンジョヴェーゼらしい赤系ベリー、特にイチゴのような果実の香りが印象的。口当たりは柔らかく、タンニンを滑らかに感じることができる。

<小さめのチューリップ型>
赤系果実のかわいらしい香りがとれるが、タンニンはやや強めに感じられる。

<ブルゴーニュ型>
このワインにとってはリムが大き過ぎるため、やや香りがぼやけてしまう。