第11回ワイン(山のワイン編) グラスとの相性について

イタリアワイン通信講座第4期生のみなさま

第11回は山のワインを2本お送り致します。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

codaのコピー

OPPIDA AMINEASannio DOC Coda di Volpe2015
オッピダ・アミネア|サンニオ コーダ・ディ・ヴォルペ2015

<ボルドー型>
はちみつやドライフルーツ、キンカンなどの香りが華やかにバランス良く感じられる。
心地よい塩味と苦味、とろりとやわらかい口当たりでワインの良さを最大限引き立ててくれる。

<中くらいのバルーン型>
香りのバランスは非常に良い。味わいは苦味、塩味がやや強調される印象があるが、舌触りとしてはとろっとしているので、まろやな味わいに感じる。

<チューリップ型>
カリンやオレンジピールなどの柑橘系の香りがしっかりと感じられる。果実味の凝縮感のある締まった味わい。

<ブルゴーニュ型>
苦味が強調される。余韻は長く感じるが全体的に味わいのボリュームが平たくなってしまう。

 

GIARDINI ARIMEI Ischia Bianco DOC “PIETRA BROX“2015
ジャルディーニ・アリメイ|イスキア・ビアンコ“ピエトラ・ブロックス”2015

<ボルドー型><中くらいのバルーン型>
日向夏、かりんの柑橘系の香りとフェンネル、セージといったハーブの香りがバランス良く感じられる。ボンタンアメを思わせるほろ苦さでとろりとした舌触り。複雑なアロマと余韻が続く。
どちらのグラスも甲乙付けがたく、ワインの良さを引き立てることができる。

<ブルゴーニュ型>
香りは一番感じとり易かった。まろやかさとふわっとした余韻のエレガントさが際立つ。

<チューリップ型>
柑橘系の香りが感じられる。口に含むと凝縮した味わいとなりボリュームを感じる。しっかりした味わいを引き出したいときにはこのグラスがオススメ。