お届けワインとグラスの相性(18期|第8回マルケ/ウンブリア州)

第8回は赤・白2本のワインをお送りいたします。弊社スタッフも4種のグラスで試飲してみました。皆様も各グラスごとに香りや味わいの特徴を掴んでみて下さい。

Lucesole|Verdicchio dei Castelli di Jesi DOC Classico “IPPOCAMPO”
ルーチェソーレ|ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イェージ・クラッシコ “イッポカンポ”

<大きめのボルドー型>
酸とミネラルがダイレクトに伝わり、グレープフルーツの果実味もフレッシュに感じる。余韻も比較的長く続きバランスが良い。

<小さめのチューリップ型>
若干柑橘系の香りを弱く感じる。酸味と凝縮感がありしっかりとまとまった印象。

<中くらいのバルーン型>
果実味を感じやすく厚みがある。アルコール感、苦味も感じる。

<ブルゴーニュ型>
スワリングするとハーブや火打ち石のような香りの複雑性を感じるが、全体的にぼやけた印象。

LE CIMATE|Montefalco Rosso
レ・チマーテ|モンテファルコ・ロッソ

<大きめのボルドー型>
カシスやブラックチェリーの華やかな香りやシナモンやペッパーなど複雑性も感じる。なめらかなタンニン、余韻も続く。

<小さめのチューリップ型>
ベリーやイチゴのニュアンスも感じとれる。ただ酸やアルコールを強く感じる。

<中くらいのバルーン型>
アルコールの揮発した香りを強く感じる。

<ブルゴーニュ型>
若干複雑な香りも感じとれるが、アルコールを強く感じる。

あわせるお料理や、温度、体調、抜栓後の時間経過などによってワインの香りや味わいは変わってきます。その時々のシーンにあったグラスをお選びください。

皆さまのご感想もお待ちしております!

写真と動画で見る(18期|第8回マルケ州/ルーチェソーレ)

イタリアワイン通信講座 受講生のみなさま

イタリアワイン通信講座 第8回で特集するマルケ州の造り手Lucesole(ルーチェソーレ)を、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景とともにをご紹介します。

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健康的なモンテプルチャーノ種。

 

ヒマワリ畑の隣のブドウ畑。
ヒマワリ畑の隣のブドウ畑。

 

アドリア海を臨むカンティーナ。
アドリア海を臨むカンティーナ。

 

アグリツーリズモ(宿泊施設)、トラットリアを併設したワイナリー。
アグリツーリズモ(宿泊施設)、トラットリアを併設したワイナリー。

 

ワインにサクランボを漬け込んだ『ヴィショラ』という甘口のリキュールも造っています。
ワインにサクランボを漬け込んだ『ヴィショラ』という甘口のリキュールも造っています。

 

造り手のマッシミリアーノさん。
造り手のマッシミリアーノさん。

 

栽培・醸造家の兄とシェフの弟
栽培・醸造家の兄とシェフの弟

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アンコーナの港湾に沿ってる城壁。
アンコーナの港湾に沿ってる城壁。

 

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アンコーナの大聖堂。
アンコーナの大聖堂。

 

アンコーナにあるサン・ドメーニコ教会。
アンコーナにあるサン・ドメーニコ教会。

 

アンコーナの観光名所のカルモの噴水。
アンコーナの観光名所のカルモの噴水。

 

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ウルビーノにある植物園。

 

ラファエロ・サンティの銅像。
ウルビーノで生まれたルネサンスの代表的なラファエロ・サンティの銅像。

 

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国際アコーディオン博物館
アンコーナから20キロメートル離れたカステルフィダルドには国際アコーディオン博物館がある。

 

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シローロ
1994年からブルーフラッグビーチとして認証されたシローロ。良い入浴水質と環境保護のスポットとして認識されている。

 

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スフェーラ・グランデ(大きな球)という銅像。
ペーザロにあるアルナルド・ポモドーロの有名なスフェーラ・グランデ(大きな球)という銅像。

 

ジョアキーノ・ロッシーニ
1800年代に活躍していた作曲家のジョアキーノ・ロッシーニはペーザロで生まれた。

 

写真と動画で見る(18期|第8回ウンブリア州/レ・チマーテ)

イタリアワイン通信講座受講生のみなさま

イタリアワイン通信講座 第8回は、ウンブリア州の造り手「レ・チマーテ」について、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景とともにご紹介します。

 

レ・チマーテのカンティーナ
レ・チマーテのカンティーナは入口からロゴが見える。

 

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モンテファルコ・サグランティーノのブドウ畑。
モンテファルコ・サグランティーノのブドウ畑。

 

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オーナーのパオロさん。
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ステンレスタンクは上下二層式になっており、しっかりと温度管理がなされている。

 

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レ・チマーテが用意したアンティパスト。

 

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Spoleto
スポレートの大聖堂が面する広場。

 

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スポレートのポンテ・デッレ・トッリ(塔の橋)。

 

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ペルージャの眺め。

 

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Duomo.Orvieto
1591年に完成されたオルビエートの大聖堂。

 

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プロシュートとサラミとブルスケッタのアンティパスト。

 

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オリーブの木で作られた調理器具。オルビエートでは木製の工芸品はよく見かけられる。

 

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オルヴィエートにはかわいいお土産屋さんが集まる。 「ようこそ」「いらっしゃいませ」と書いてあるベルも販売している。

 

Assisi
アッシジのサンタ・キアラ聖堂。

 

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サン・フランチェスコ聖堂の修道院。

 

お届けワインとグラスの相性(19期|第1回トレンティーノ=アルト・アディジェ州)

第1回でお届けするトレンティーノ=アルト・アディジェ州の2本のワインについてお知らせいたします。

一緒にお送りした3つの形状の違うグラスで1本のワインを実際に飲み比べをしてみて、どのグラスがよりワインの美味しさを引き出せるかを検証するのも、この講座のポイントの一つです。

私たちスタッフも、3つのグラスを用いて、それぞれのワインをより引き立たせるものはどれかを選んでみました。よろしければ参考にしてみてください。

※写真の一番右側(ボトルに近い方)から、スタッフおすすめ順で並べています。

Alto Adige DOC Sauvignon
コルタッチ|アルト・アディジェ ソーヴィニヨン

<ブルゴーニュ型>
フレッシュな柑橘系の香りやジンような香りが広がる。大きめのボルドー型より香りを感じやすく、香り味わい共にバランスが良い。酸味も穏やかになり甘味さえ感じる。

<リースリング型>
味わいもバランスよくまとまっている。柑橘系ワイン特有の酸味をシャープに表現してくれる。香りを楽しむグラスか、酸味を楽しむグラスかは好みになる。

<ボルドー型>
フレッシュな柑橘系の香りやハーブの香りが広がる。このグラスも良いがブルゴーニュ型の方が香りを感じやすい。

“Alto Adige DOC Schiava”SONNTALER”
コルタッチ|アルト・アディジェ スキアーヴァ “ソンタレール”

<ボルドー型>
華やかなバラの香りがグラスから立ちのぼってくる。きれいな酸味に、タンニンが穏やかに感じられる。

<ブルゴーニュ型>
開けたてのワインに対してはグラスが少し大きすぎるため、香りのバランスが若干崩れやすく、香りが地味に感じられる。
抜栓3日目以降からはフローラルな香りが溢れてくるのでブルゴーニュ型もお薦めです。

<リースリング型>
スミレ、イチゴジャム、バラなど様々な香りがつまっているように感じられる。このワインの特徴であるほろ苦さが良く伝わる印象。

写真と動画で見る(19期|第1回トレンティーノ=アルト・アディジェ州)

イタリアワイン通信講座 第1回で特集するトレンティーノ=アルト・アディジェ州についてお届けしたワインの生産者Kurtatsch(コルタッチ)を、私たちが実際に取材し撮影した現地の風景をご紹介します。

そして…空からドローンで撮った動画をご覧ください!

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グリ系品種のゲヴュルツトラミネール。

 

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ソーヴィニヨン・ブラン

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このように色着いていますが、白ワインが造られます。

 

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色づき始めたスキアーヴァ種。

 

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コルタッチのスキアーヴァは棚仕立て。樹齢は約40年。

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6千リットルの大樽。

 

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発酵・熟成に使用されるセメントタンク。

 

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コルタッチは村の協同組合が経営するアルト・アディジェでは比較的規模の大きなワイナリーです。

 

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チロル様式のカンティーナの建屋。

 

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山塊の麓に張り付くブドウ畑。

 

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北のオーストリアに向かうアディジェ峡谷を走る高速道路(A22)。

 

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道路看板はドイツ語とイタリア語の並記。

 

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ここはイタリアですが、いかにもドイツ的な建物。

 

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屋外にも設置される大きなステンレスタンク。

 

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降雪残る、1月のアルト・アディジェ。

 

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日当たりの良い傾斜の畑。

 

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2,000m級の山脈に囲まれた平地。

 

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貯蔵庫内にはバリックが並んでいます。

 

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1年間どうぞよろしくお願いいたします。

動画で見てみよう!(19期/第1回トレンティーノ=アルト・アディジェ州)

第1回vol.1テキスト8〜9ページでは、“なぜイタリアワインは多様なのか”ということを解説しておりますが、その大きな要素の一つである“生産者の多様性”を理解する上で、大変分かりやすい動画がありますのでご紹介させていただきます。

12世紀から現在までのヨーロッパ諸国の支配領土の遷移を動画にしたものです。

イタリア半島のみならず、ヨーロッパの歴史が感覚的に理解できます。

フランス、スペインに比べ、イタリア半島のがいかに他民族の影響を受けてきたのかというところがポイントです。ぜひご覧ください。

 

第1回お届けワインのご紹介

はじめまして、イタリアワイン通信講座事務局の水澤です。

皆さんと一緒に大好きなイタリアをワインと共に楽しく旅していきたいと思います!1年間どうぞよろしくお願いいたします。

第1回はいよいよ来週4月26日(金)より順次お届けとなります。(日時を変更済みの方へは、ご指定の日時にお届けいたします)

初回のテーマ『イタリアワインの世界へようこそ』では、歴史、地理、文化的な視点からイタリアワインの多様性を理解していきます。

まずお届けするのはイタリア北部アルト・アディジェ地方のワイン2本。年間300日もの日照時間と標高差、寒暖差によって、上質なブドウが出来る地域のワインとなります。

お楽しみに!


【第1回白ワイン】

Alto Adige DOC Sauvignon
コルタッチ|アルト・アディジェ ソーヴィニヨン

柑橘系の華やかな香り。味わいには果実味、塩味がしっかりと感じられる。程よいボリュームがあり、余韻には爽やかな酸が伸びる。

【おすすめのアッビナメント】
焼き鳥(塩)、サーモンのマリネ、ゴーヤチャンプルー、菜の花と筍のパスタ、春野菜の天ぷら、アスパラ、ブロッコリー、ロマネスコなどの岩塩炭火焼き

【第1回赤ワイン】

Alto Adige DOC Schiava”SONNTALER”
コルタッチ|アルト・アディジェ スキアーヴァ “ソンタレール”

チャーミングで華やかなベリー類の香り。口に含むとフレッシュな果実味と、樽熟成由来のほのかに感じられるスモーキーさが絶妙なバランスで広がる。


【おすすめのアッビナメント】
スモークタン、炭火焼き鳥、キノコとサルシッチャのパスタ、イタリア風オムレツ(フリッタータ)


その他ご質問やご不明点等がございましたら、カスタマーサポートまでお気軽にご連絡くださいませ。


【お問合せ先】
フリーダイヤル:0120-991-202
営業時間:平日11:00-17:00(定休:土日祝)
FAX:03-5643-5559
E-MAIL:support@vinohayashi.com
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株式会社Vino Hayashi
〒103-0014
東京都中央区日本橋蛎殻町1-2-3-3F
https://store.vinohayashi.com
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ワインを美味しく飲むポイント

この週末でお届けしたワインを飲む方もいらっしゃるかと思いますので、美味しく飲むポイントとテイスティングする方法をご紹介します。

美味しく飲むポイント

最適な温度について
【白ワイン】ソーヴィニヨン
冷蔵庫で冷やしスタートする。
室温で少しずつ温度が上がってくると香りや味わいが変化し、より一層楽しめます。

【赤ワイン】ソンタレール
一般的に赤ワインは“常温で”と言われますが、飲む直前に軽く冷蔵庫に入れていただき、少し冷んやり感じる温度がベターです。
このワインの繊細な酸味を美味しく感じられます。


2種とも、時間経過や温度変化による香りや味わいの変化もお楽しみください。


グラス・テイスティング方法

①グラスにワインを注ぎ、テイスティングのヒント(第1回テキストp.19基本編)を参照しながら、まずは外観、香り、味わいを感じてみましょう。
 
②次にワインをテイスティング。自分の感性でテイスティングしてみましょう。
 
③その結果を、毎月届くテキスト巻末ページにあるテイスティング・ノートに、まずは自分なりの表現で記入してみましょう。

④お次は、「ワインを楽しむ基本ガイド」のテイスティング・ノート評価項目リスト(p.4~7)を参照しながらテイスティング結果を記録してみましょう。併記されたイタリア語での表現も覚えると、なおよしです。
 
⑤記入後は、「テイスティング・ノート結果の参考例」と照らし合わせてみることで、ワインの理解をさらに深めていただけるのではないかと思います。